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『A Tiny Wander』は優しく温かな“知識アンロック系”謎解きアドベンチャー。かわいくて間口も広い、“多くの人が結末を見届けられる”ゲームを目指す【BitSummit2026】

『A Tiny Wander』は優しく温かな“知識アンロック系”謎解きアドベンチャー。かわいくて間口も広い、“多くの人が結末を見届けられる”ゲームを目指す【BitSummit2026】
 インディーゲームファンのあいだで広まってきている“知識アンロック”という言葉。
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 これは「ゲームプレイを通してプレイヤーの知識が増えることで、隠されていたゲームシステムや世界の法則性が明らかになり、遊びの幅が広がっていく」といった特徴を有するゲームを指します。

 新たなアイテムの取得などではなく、あくまで“自身が得た知識”によってゲームプレイの幅が広がることによる驚きや感動は非常に大きく、一度こうした衝撃を味わうと激しく同種のゲームを求め始める人も少なくありません。有名なタイトルは『
Outer Wilds』や『The Witness』、『Tunic』などでしょうか。

 そういったゲームは
“気付きを得たときの感動は大きなものがある一方で、そこを乗り越えるのは容易ではない”といった、楽しむためのハードルが高いものになりがちです。

 BitSummit PUNCHに出展中の『
A Tiny Wander』はそんな“知識アンロック系”のタイトルでありながら、“幅広いプレイヤーが結末を見届けられる”ゲームを目指して開発されています。
 本作でプレイヤーは、配達人のぶた・ぶぅを操作。ぶぅはいつものように依頼を受けて荷物を森の集落に運びます。デモ版では、この依頼を受けに行くところからスタート。目的地がある森に入ることになるのです。
『A Tiny Wander』は優しく温かな“知識アンロック系”謎解きアドベンチャー。かわいくて間口も広い、“多くの人が結末を見届けられる”ゲームを目指す【BitSummit2026】『A Tiny Wander』は優しく温かな“知識アンロック系”謎解きアドベンチャー。かわいくて間口も広い、“多くの人が結末を見届けられる”ゲームを目指す【BitSummit2026】
 しかし、森を行けども行けども目的地にたどり着けません。どうやらぶぅは森に居る“謎の存在”による妨害に遭ったようなのです。

 本作の特徴のひとつがぶぅの“記憶”がメモされていくシステム。“森の奥地”、“お届け物”、“森に住む生き物”などがカテゴリー分けされ、それぞれの情報をどの程度得られたかがパーセンテージで表示されます。進行に詰まったとき、ここに記された情報をしっかり振り返ることで解決策が見つかる局面もありそうです。
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 森に拒絶されたぶぅ。さらに大切な荷物も落っことし、愛用していた背負いばしごも破損、夜道をスムーズに進むためのランタンの燃料も切れてしまうなど、簡単だったはずのぶぅの配達仕事は、踏んだり蹴ったりの様相を呈します。
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 そんなぶぅが日暮れ後、キャンプを始めようと準備をしていると、ほかのキャンパーの困っている声が聞こえてきました。

 彼ことトチマルを助けると、自分のキャンプに招くことに。ぶぅに助けられたトチマルは、お礼にアイテムを見てくれると言います。現状で困っていることを伝えてみましょう。
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 今度はぶぅがトチマルに、コーヒーを振る舞うことに。トチマルが持っていた牛乳を入れてカフェオレにすることをリクエストされたので、コーヒー作りの工程に取り入れてみます。ふたりで温かいカフェオレを飲みながら交わす言葉が心に染みます。

 登場人物たちとのやりとりではぶぅがニッコリ微笑んだり、相手を安心させるべく身振りを使ったりと、彼らの“温かみ”を感じられる演出も丁寧で癒やされました。
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 さて、装備が整ったことだし、落とした荷物をどうやって手に入れよう? と考えていたところで、デモ版は終了。“記憶”のシステムなどから知識アンロック系としての手応えも垣間見えつつ、それ以外の要素もコージーな(心地よい、ほっとする)アドベンチャーゲームとしてのこだわりが詰め込まれている印象を受けました。

 開発の進捗は「2027年前半くらいにはリリースしたい」くらいであるとのこと。“知識アンロック系”ゲームの謎解きの難しさに挫折した経験がある方も、ぜひリリースを楽しみにお待ちください。

担当者プロフィール

  • 小林白菜

    小林白菜

    ひとり用ゲームと女児アニメを愛するライター。旅行も好き。ユニークな体験が味わえるものなら大作もインディーゲームもなんでも遊ぶ。好きなゲームはたくさんあるが、リマスター版を出してほしいゲームなら『ブレス オブ ファイアV ドラゴンクォーター』。ゲームに関する記事は読むのも書くのも大好き。ファミ通で書いた代表的な記事は「『アイカツ!』視聴徹底ガイド」「『ウーマンコミュニケーション』ゲームデザイン考」など。世界中の誰もが自由にゲームができる世界を望んでいるので、あらゆる戦争と差別に反対です。

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