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北の独裁国家で潜入調査をする謎解きホラー『Hermit Computer』はスリルが半端ない。騒音を気にしながらPCで機密情報を集める独特の緊張感【BitSummit2026】

北の独裁国家で潜入調査をする謎解きホラー『Hermit Computer』はスリルが半端ない。騒音を気にしながらPCで機密情報を集める独特の緊張感【BitSummit2026】
 2026年5月22日から5月24日にかけて京都・みやこめっせで開催される“BitSummit PUNCH”。本イベントで出展されている『Hermit Computer』を試遊してきたので、その感想をお届けする。
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 本作は、北の独裁国家“Hermit Kingdom”にアメリカの工作員として潜入し、国家機密情報を集める謎解きホラーゲーム。巡回する警備員の監視の目を逃れながら、国が管理する制限付きのPCで情報を集め、アメリカ大使館に連絡するのが目標だ。うーん、攻めてる……!

 そんな挑戦的なコンセプトが特徴の本作は、今回の
BitSummitアワードでも革新的反骨心賞にノミネートされている。

音に気を付けながらPCのファイルやソフトから機密情報にたどり着け

 本作の主人公は、謎多き国家“Hermit Kingdom”の情報を集める極秘任務を受けたアメリカの工作員・ジェームズ。しかし、彼はゲームスタート時点ですでに捕らえられており、厳重に警備された謎の施設に監禁されている。

 施設にあるのは、国が管理する機能が制限されたPCのみ。ときどき見回りにやってくる警備員にバレないように、PCの中に隠されたファイルやソフトから国家機密につながる情報を探すというのが本作の基本ルールだ。
北の独裁国家に工作員として潜入する謎解きホラー『Hermit Computer』をレビュー。騒音を気にしながらPCで機密情報を集める緊張感が見事【BitSummit PUNCH】
機密情報は写真に収める必要がある。
 ただし、PCを操作していると騒音が発生する。長時間動画など再生しようものなら、間違いなく警備員が警備員が見回りにやってきてしまう。警備員に姿を見られると銃で撃たれてゲームオーバーとなるので、警備員の気配を感じたらすぐにPCの電源を落として机の下に隠れなければならない。
北の独裁国家に工作員として潜入する謎解きホラー『Hermit Computer』をレビュー。騒音を気にしながらPCで機密情報を集める緊張感が見事【BitSummit PUNCH】
騒音の大きさは右上のメーターで表示される。
 PCには最初、インターネットブラウザと「読んでください」と書かれたフォルダしか存在しない。しかし、これらのファイルを読みとくことで、新たなソフトやファイルがどこからかデスクトップに追加されていく。

 プレイを進めて謎を解いていたら、突然、あの有名なイルカのアシスタントのような雰囲気の星形のキャラクターが画面上に現れて、「あなたはこのPCのオーナーですか?」と聞いてきた。

 しかも、キャラクターが出ているあいだは韓国語の音声が再生され続けるので、警備員がやってくる。さらにタチの悪いことに、PCの電源を落としても毎回起動と同時に立ち上がる。「お前を消す方法」と調べようにもインターネット回線はつながっていないので、自分で謎を解くしかない……。

 上記の例のように、騒音ゲージというシステムはプレイヤーの緊張感や焦りを引き立てる役割として有効に機能している。一方で、ゲームオーバーになってもペナルティーがほとんどないので、せっかくの緊張感がもったいないようにも感じた。

 とはいえ、もっとも重要な部分である“謎を解く楽しさ”はしっかりと味わえる。答えのバリエーションも豊かで、ファイルの中に書かれた情報を整理したり、ときにはPCから目を離して周囲を見回してみたりと、謎を解くにはさまざまなアプローチが必要になった。
北の独裁国家に工作員として潜入する謎解きホラー『Hermit Computer』をレビュー。騒音を気にしながらPCで機密情報を集める緊張感が見事【BitSummit PUNCH】
 今回出展されていたビルドでは日本語と韓国語、英語が入り混じっていたため、すべての内容を完全に理解できたわけではないのだが、謎を解いていくと、協力者と思しき謎の人物がPCに有益なフォルダを残す形で登場。読み物も多かったので、物語性にも期待できそうだ。なお、2026年12月にリリース予定の製品版では日本語完全対応予定とのこと。

 総評すると、粗削りな部分はあるものの、謎解きアドベンチャーゲームとしては現時点で十分に楽しく、なによりコンセプトがユニーク。警備員にビクビクして騒音を気にしながら頭を悩ませる体験は本作ならではのおもしろさだ。

 謎の難易度も、詰まることはなかったが悩むところではしっかり悩むちょうどいい塩梅だったので、気になる人はいまのうちにウィッシュリストに登録しておいてはいかがだろうか。

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