『ドラゴンクエスト』シリーズは今年で40周年。日本にRPGブームを巻き起こした原点ともなる作品
主人公である勇者になりきり、城や町などにいる人たちからさまざまな情報を聞き、それをもとにつぎに進むべき場所をみつけたり謎解きをしていく。こうした“RPG体験”を本作で初めて味わったゲームファンの多くが衝撃を受けた。主人公は最初から強いわけではなく、弱いモンスターにすら苦戦する。しかしレベルが上がるとより強いモンスターを倒せるようになる。こうした成長の楽しさを味わうのも、多くのプレイヤーにとって初めてだった。


RPGを知らなかった子どもたちもその楽しさを知り、瞬く間に日本中でブームになった。当時はインターネットで情報を得るなんてできなかった時代。そう考えると一大ムーブメントを巻き起こしたのはすさまじいのひと言だ。そして続編となる『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』、『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』が発売されたのだが、『DQ』は“作品どうしの世界がつながっている”という奥深さもあった。
少しだけネタバレになってしまうが、『DQII』は『DQI』でエンディングから100年後の世界が舞台。『DQIII』は、『DQI』の数百年前の世界が舞台となっている。当時『DQIII』が発売されるまでは前作とのつながりが伏せられており、プレイヤーが物語を進めていくことで『DQI』とのつながりを知る仕掛けだった。
この『DQI』~『DQIII』はのちに“ロト三部作”と呼ばれており、『DQ』シリーズの中でも屈指の人気を誇る作品群。近年ではHD-2D版『DQIII』と『DQI&II』が発売され、盛り上がりを見せた。


あの時代にこれだけの重厚なストーリーや続編へのつながりや仕掛け、RPGの楽しさを詰め込んだゲームは珍しかった。そして『DQ』が爆発的にヒットすると、どのメーカーも競うようにRPGというジャンルでゲームを発売するようになった。
ちなみに、ある超有名RPGも、じつは『DQ』に負けないRPGを作りたい、というところから開発がスタートしたのはご存じだろうか。筆者が考えるに、ファミコン版の『DQ』が存在しなかったらその超有名RPGも誕生していないかもしれないし、現在の数多くのRPGも存在していない、またはまったく違った形のゲームになっていたかもしれない。そう考えると『DQ』が日本のRPG界にもたらした功績は計り知れないだろう。
また、ゲーム業界だけでなくマンガ、小説などにおけるファンタジー作品にも『DQ』は多大な影響を与えていると思う。魔王やドラゴン、そしてそれらを倒して世界を救う“勇者”という存在など、当たり前のように受け入れられているが、間違いなく『DQ』の影響は大きいと思う。
よく聞く“戦士、僧侶、魔法使い”という王道の組み合わせも『DQIII』のルイーダの酒場にいるNPCから聞けるおすすめのパーティ構成だし、酒場で仲間を探すなんてシチュエーションも、まさにルイーダの酒場そのものだ。ほかにもかわいい見た目のスライムや世界を巡る冒険、傷ついたら宿屋で回復などなど……。すべてが『DQ』発祥というわけではないだろうが、いろいろなクリエイターが影響を受けているのは間違いない。


『DQ』は、ファミコンという日本中にブームを巻き起こしたゲーム機で発売したことにより、数多くのプレイヤーに多大な影響を与えた。もちろん、ハードがスーパーファミコンなどに移り変わっても『DQ』シリーズは多くのプレイヤーを魅了し続けており、いまではお約束になっているようなRPGの設定などを浸透させたと筆者は考える。
と言うわけで、日本のRPG界の原点にもなった『DQ』シリーズのロト三部作を、この機会にプレイしてみてはいかがだろうか? HD-2D版の『DQIII』、『DQI&II』もイチ押しだが、いまは40周年を記念してアプリ版『DQ』シリーズがセール中。こちらでロト三部作を経験するのもアリだろう。アプリ版のロト三部作は原作が40年ほど前のものなので、正直に言えば少し古臭さは感じでしまうかもしれないが、サクッとクリアーできるという点では“お試しプレイ”としては非常におすすめ。筆者が実際にプレイしたときのデータだが、『DQI』は6時間ほど、『DQII』は11時間ほど、『DQIII』は20時間ほどあればクリアー可能。続いては、『DQI』~『DQIII』の特徴を簡単に紹介していく。
『ドラゴンクエスト』
アレフガルドと呼ばれる世界を冒険しながらレベルアップして、強力な装備を手に入れて強い敵に挑む楽しさを味わえる。謎解きなどもほどよい塩梅で、初めてRPGに触れる人でも詰まることなくエンディングを迎えられるだろう。


『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』
『DQI』に比べ冒険する世界は非常に広大となり、船も登場。さまざまな大陸を冒険する楽しさが味わえる。ちなみに『DQII』はシリーズの中でも屈指の鬼畜難度と言われている作品だが、それはファミコン版の話。アプリ版はある程度難度調整されているのでご安心を。


『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』
また転職も可能で、たとえば魔法使い→僧侶→戦士と転職すると、魔法使いと僧侶の呪文が使える最強の戦士を育てられるなど、プレイヤー好みの仲間を育成できるのも魅力のひとつ。物語をクリアーしても、最強のパーティ育成のためにひたすらやり込めるゲーム性になっている。


アプリ版『DQI』~『DQIII』のダウンロード方法

アプリ版『DQ』セール情報
そして2026年5月27日~6月10日の期間、“スクエニ トクトク!カーニバル”セールが開催中! シリーズ40周年を記念して、スマートフォンアプリ版『DQ』シリーズが40%(『DQI』は41%)引きとなっている。
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