『龍の国 ルーンファクトリー』レビュー。異世界でチート? スローライフ? モフモフ? 恋愛? すべて疑似体験できるぜいたく盛り!【レビューコンテスト応募作品】

『龍の国 ルーンファクトリー』レビュー。異世界でチート? スローライフ? モフモフ? 恋愛? すべて疑似体験できるぜいたく盛り!【レビューコンテスト応募作品】
 2025年11月に実施した、ファミ通.com“ゲームレビューコンテスト”。優秀賞の香久乃このみさんによる『龍の国 ルーンファクトリー』のレビューを掲載します。
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『龍の国 ルーンファクトリー』レビュー

 日々の暮らしの中、「こことは違う別の世界に行きたいな」と思うこと、ありますよね。

 ラノベやマンガでも異世界転生や異世界転移ものが多く生み出され、大勢の人に読まれています。きっと、同じ気持ちの人が世の中にはたくさんいるのでしょう。

 そんな気分になったとき、私はゲームで疑似異世界転移を楽しみます。とくに、自由度の高い生活ゲームがいいですね。朝起きてから夜寝るまでの行動を自由に選択できる『
牧場物語』シリーズなんて、別世界で別の人生を歩んでいることを、より実感できて理想的です。

 今回はそんな生活ゲームのひとつ、『牧場物語』の派生作品であり人気シリーズとなった『
ルーンファクトリー』の最新作、2025年6月発売の『龍の国 ルーンファクトリー』をご紹介いたします。
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異世界と言えばチートな無双!

 異世界に行くとなれば、チートな能力で無双したいとお考えの方も多いでしょう。

 さすがに剣のひと振りで周囲の敵がまるごとふっ飛んでいくというのは、それこそ『無双』なゲームでなければ無理ですが。『龍の国』にもそれをかなえる機能があります。
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 それが、モードの選択。デフォルトでは“ノーマル”に設定されていますが、ここは“ストーリー”を選んじゃいましょう。ストーリーに集中できるよう主人公サイドは頑丈に、敵は逆に弱めに変更されます。Yボタン連打(※操作はNintendo Switch版)で武器をぶん回しているだけでもだいたい勝てるので、私のようなアクション性のあるゲームが苦手な人間には大助かりです。「あれっ、なんか勝てちゃったんですけど?」を体験できます。

 なるだけダメージを負いたくない方には弓がおすすめですね。Rスティック押し込みでロックオンができるので、後はどこを向けて射っても敵に当たります。とくに素早く逃げ回る敵には、ロックオン必須ですね。
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 もちろん、こんなに緩くてゲームを楽しんでいると言えるのか!? と思われる方は“ノーマル”を、さらなる手ごたえをご希望の方は“ハード”をご選択ください。

スローライフと冒険の両方が楽しめる

 「戦闘で無双? 『牧場物語』みたいなスローライフがしたいんだけど?」と思われた方、ご安心ください。こちらの『龍の国』は、『牧場物語』からの派生作品である『ルーンファクトリー』シリーズの1本です。ルーンファクトリーはスローライフ+ドラマティックな冒険譚シナリオで構成されておりまして、どちらも楽しめるようになっているのです。

 根幹となるRPGシナリオはありますが、つぎのシナリオへ進むタイミングは自分で選べるうえ、とくに時間制限もないので、心ゆくまでスローライフを楽しむことが可能です。

 いいですよね、スローライフのゲーム。そのへんに生えている薬草を引っこ抜いたり、枯葉を拾ったり、石を砕いて石材にしたり。畑を耕して種をまいて水やりして、数日後には収穫で。ポチポチとボタンを押すだけの単純操作なのに、ちゃんと成果が得られるのがとても心地よい。現実では、勉強や仕事でがんばっても成果につながらないこともあるのに、生活ゲーは何かアクションすれば結果が積みあがっていきますからね。疲れた心に染みわたります。しかも『龍の国』は『ルーンファクトリー』シリーズ初の和の世界観なので、和風なBGMや光景が一層のどかな気持ちにさせてくれます。
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 しかし、最初の場所で延々と農作業をしているだけでは、小さな畑でカブを育てることしかできません。それはそれで癒されるのですが。ストーリーを進めることで新たな種や素材・レシピが手に入り、できることが増えて住み心地もよくなるので、心の準備ができ次第、思い切って外に足を延ばしてみましょう。

のんびり里山づくりのはずが、つい夢中に

 冒険と並行して行うのが里山づくり。『牧場物語』などでおなじみのスローライフパートです。畑を耕し、作物を育て、収穫し、便利な設備を建て……、これらを淡々とくり返しているだけなのに、ビックリするほど現実の時間が溶けていきます。『龍の国』はこのパートだけでゲーム1作ぶん以上のボリュームと満足感がありますね。

 最初は石が転がりいびつな形で道ができていた場所をきれいに整備して畑にすることで、「あぁ、人の住む場所になったんだなあ」と実感できます。また、案山子や荷車などを畑のそばに置くことで農業の効果が上がったりするので、置物の効果を調べながら作成し、いかに見栄えよく配置するかを考えるのも楽しいでしょう。
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 そうこうしているうちに里のレベルが上がっていくと、新たな開拓地が出現します。こうなるとついついやってしまいませんか? 「土地が増えたのだから、畑も作物も増やさなければ!」と。

 私はこれをやりがちなんですよね。最初のうちはのんびりとスローライフを楽しんでいたはずなのに、気が付いたら一日で回り切れないほどの畑を作り作物を植え、終日それだけに追われ、人と交流することもなくなり、「……スローライフって何だっけ?」とすっかり夜になった画面を真顔で見つめることが。そこで望んでいたスローライフでなくなっていることに気付き、ゲームを終えるんですよ。

 似たような経験をされている方も多いのではないでしょうか。ましてや本作はRPGパートがあります。これだけの農作業に追われて、いつ世界を救いに行けというのでしょう。

里人との付き合い

 ご安心ください。『龍の国』ではNPCである里人が農作業だけでなく、林業や漁業まで担ってくれるのです。しかも里レベルが上がるほどに、人は増えていきます。
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畑仕事の人が増えてきました。
 里人は夜明けとともに仕事を始め、収穫物はしっかりと出荷倉庫に収めてくれます。なのでプレイヤーは安心して里の外へ出掛けていくことができます。

 ただし、里人の農業は完璧ではありません。水をやり損ねたり、農作物を枯らしてしまうこともしばしばです。なので彼らに丸投げではなく、我々も毎日畑を見回っておくのが無難でしょう。プレイヤーが関わることで作物レベルも上がりやすくなりますしね。

 里人には特殊な技能を持った人間もいます。林業は“樹を知る者”という特殊能力を持っている人に任せると作業効率が上がるようです。また鍛冶屋や大工、薬屋などは専門の特殊能力を備えていなければ任せることができません。冷静に考えれば当然ですね。専門職なのですから。
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 この特殊能力を持った里人というのは、登場がランダムなのでなかなか思うように来てくれないこともあります。にもかかわらず里の人数が限界に達し、新たに迎え入れられなくなってしまった場合どうするか。

 “お別れ”する人を選びます。

 最初は「ここに住みたくて来た里人を追い出すなんて!」と罪悪感がすごかったんですが、さすがに“大飯食らい”、“怖がり”、“遊び人”のスリーコンボは許容できません。里の食費を大胆に消費するのに、仕事効率を下げる能力持ちの人は無理です!

 そんなわけで、必要な特殊能力を持った里人が現れるまでは、こういった人とは“お別れ”していました。

 先程の“大飯食らい”がどのように影響してくるかというと、じつは里人の食費は全額主人公持ちなんですよね。だから“大飯食らい”がいると、お金がどんどん減っていくんですよ。

 また里人には家を建ててあげなくてはなりません。でないと彼らの幸福度が下がってしまうのです。そりゃそうですよね、働かせておきながら野宿生活を強いたりなんてすれば、不満も出てこようというもの。この辺に、人間を相手にしているような手応えを感じました。

 ちなみにあまりにも環境がひどいと、里人は出て行ってしまうそうです。

物語を進めるメリット

 里山づくりだけでどんどん時間が溶けてしまう本作ですが、RPGパートを進めるメリットは当然大きいです。

 先述の通り、ほかの土地へ足を進めなくては手に入らない種やレシピ、アイテムなどがあります。また、それぞれの里で出会う神様から渡される神器、これが戦闘だけでなく農作業にも大活躍なのです。
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 鼓は作物の成長を促しますし、傘は広範囲への水やりを可能にします。また、剣で作物を刈り取れば高レベルの種を入手しやすくなります。里山での農作業を効率的にすることが可能となるので、神様たちとは積極的に出会って神器を手に入れておくことをおすすめします。

 そういえば、里人に何度もやらかしてしまった失敗がありまして。

 神器を農業に使う際は、使いたいものに持ち替えてから使用するのですが。この神器の持ち替えをうっかり忘れたまま発動させてしまい、炎の吹き出す剣を里人に向けて振り回したことが何度もあります。すみません、鼓を打とうとしただけなんです。これで怒って里人が出て行ったりすることはないのですが、やらかした瞬間は里人が動きを止めるので、ドン引きしている感じが伝わってきました。違うんです、わざとじゃないんです。
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作りこまれた世界を歩くのが楽しい

 神器を求めて旅立つと、マップが作りこまれていることに驚きます。道なりに進むだけでなく、「こんなところに隙間が! えっ、通れる!?」、「岩壁に向かってジャンプしてみたら、手の掛けられる場所! ここ登れるの!?」なんてしょっちゅうです。魔物を倒しながらも「このマップはどこまで行けるのか」と、いろいろ挑戦してみたくなりました。
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 リアルに細かく作りこまれているため、手すりのないボロボロの橋を渡る際にうっかり端っこから川に落ちたこともありました。私がこれまでプレイしてきたゲームだと、こういう場所はグラフィックで空間が続いているように見せていても実際は通れないようになっているものが多いので、驚きました。
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私の天敵、それはカラクリ屋敷

 マップ上を走り回るのは楽しいのですが、ひとつめちゃくちゃ苦戦したエリアがありました。それが“カラクリ迷宮”などのカラクリ屋敷。私はアクション性のあるゲームがからっきしダメなので、ここは本気で泣かされました。たぶん、クリアーするのにほかのエリアの3倍くらいの時間が掛かっています。
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 どれくらいアクション性のある操作が苦手かと言うと、たとえば歯車で埋め尽くされた床です。ぐるぐる回る歯車の上をジャンプで移動しながら目的地へ向かうのですが、ここで何度落下したことか、わからないくらい。

 じつのところ歯車は足場として十分な広さがあり、隙間なんて床面積の2割程度なんです。けれどジャンプで移動していると、私の操作する主人公は狙いすましたかのように、その隙間へ吸い込まれていってしまうのです。むしろ器用なんじゃないか? とさえ思ってしまいました。

 動く床関連はとにかく全部落下しましたね。落下して、スタート地点までよじ登って戻って、また落っこちて……。
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落ちていく私。
 せっかくギリギリで飛び移ることができた先で敵から矢を射かけられ、衝撃で後ろに下がると同時に落ちていく分身を見たときは、わりと本気で魔物に殺意が湧きましたね。

 「あの! 私、こういうのが苦手で“ストーリー”選んでるんです! ほかに楽に行けるルートってありませんかね? 貴重なアイテム拾い損ねててもいいんで、とにかく目的地点まで行かせてくれませんかね?」と、半泣きでゲーム機に念を送ることが何度もありました。

 私と同じくらいアクション操作が苦手な方、ギミックがたいへんですががんばって乗り越えてください。

異世界と言えばモフモフでしょう

 そういえば最近は、異世界でモフモフするというジャンルも流行っていますね。じつは『龍の国』、これもできるんです! 里に牧場を設置して、いざフィールドへ! 仲間にしたい魔物を見つけたら梅の小枝を装備し舞って見せ、一旦倒した後に魔物が気に入りそうなものを与えると、仲間になって牧場に入ってくれます。
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 里に戻って牧場を覗けば、そこには手に入れたモフモフが!

 牧場に入った魔物は襲ってこないので、至近距離でいろんな角度から観察し放題です。これがあまりにも楽しくて、全魔物コンプリート目指し里に牧場を建てまくりました。移動するときの足音や鳴き声も最高です。里人の皆さんからすると、魔物を山ほど連れて帰ってくる困った主人公でしょうね。せめてもの気遣いとして、里人の皆さんの住む家と牧場は離して設置しておきました。
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 あっ、でも魔物たちは副産物を日々生み出してくれるんですよ。たとえば牛タイプのバッファモーはミルクを、鶏タイプのコケホッホーは卵をというように。里の生活は間違いなく潤うので、きっと里人たちも許してくれていますよね。

 また、仲間になった魔物はパーティーに組み込むことも可能です。以前は敵だったモフモフたちが、私のために戦ってくれる姿は……いいですよ。異世界ではモフモフを使役したいとお考えの方、体験してみませんか?

コンプ魂のくすぐられるアズマクエスト

 冒険と里山づくりがこの作品の二大柱でしょうが、ほかにもついついコンプリートしたくなるミッションが、『龍の国』にはたくさんあります。

 まずはカエル石探し。この世界にはカエルの形をした石があちこちにあります。それを見つけ出して調べればレシピが手に入るのでありがたいです。登場人物と仲よくなるには好物を贈るのが効果的なので、レシピはいくらあっても困ることがありません。
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 ほかにも魚を釣って魚図鑑を埋めたり、お地蔵様の前を掃除したり、ミッションは全部で7種類あります。

 すべてに何らかの報酬があるので、やり甲斐がありますよ!

料理を作ろう!

 また、アズマクエストではありませんが、料理作りも手応えがあります。

 料理は好物としてプレゼントして好感度を上げられるだけでなく、魔物と戦って傷ついたときの回復薬として大活躍してくれます。チーズリゾットなんて、材料の入手が比較的簡単なのに、回復量がすごい! ボス戦前には山ほど作って持っていきましたね。もちろんHPが危なくなった仲間にガンガンと食べさせるためです。戦闘中にチーズリゾットすすりまくる一行を見て、敵はいったい何を思ったことでしょう。
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“お米とソースのハーモニーが噂のとろみのある料理”。
 料理の中には特定の登場人物といっしょでなければ作れないオリジナル料理もあります。このメニューを作る際は、相手が隣でそのキャラらしいリアクションを取ってくれるのが楽しいです。

 とくに里の“あいどる”すずちゃんは、作っているあいだずっと歌って踊っていてくれるので、見ていてとにかく愛らしいです。この踊りが見たいがために、“光る抹茶アイス”を何度作ったかしれません。
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ルンファクといえば結婚!

 お待たせしました。『牧場物語』、そして『ルーンファクトリー』といえば“結婚”ですね。

 『龍の国』にも素敵な結婚候補が男女それぞれ8人ずつ(内2人はダウンロードコンテンツ)登場します。本作は性別の隔たりなく結婚できるので、お相手は16人ということになります。ストイック筋肉タイプから傍若無人俺様タイプ、ゲームオタク軍師タイプやワンコタイプなど、それぞれ違ったかっこよさがあります。
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 女性陣だと幼なじみタイプ、パワフル元気娘、ゆるふわでむちぷりの女神さまがいますね。むちぷりの意味は、ゲームをプレイして察してください。
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 狙う相手はパーティーに入れてつねに行動を共にし、毎日話しかけ、梅の小枝で舞って見せ、そしてプレゼントをわたす。これを繰り返していけば、イベントが起きて恋愛が進行していきます。中には、メインシナリオの何章をクリアー後にイベント発生という条件のキャラクターもいるので、やはりここでもメインストーリーを進めておく必要性が出てきます。

 結婚候補はみんな魅力的で、恋愛イベントを進めていくごとに目移りしてしまいます。最初に心に決めたあの人に初志貫徹すべきか、イベントの中で好きになったあの人の手を取るべきか……。

 そんな移り気な私の心を見透かすかのように、今作は神システムが実装されています。

 その名も“世界渡ノ法”。

 なんと、結婚後10日を過ぎると、別のキャラクターとの“もしも”が見られる別ルートが解放されるのです。

パラレル世界の伴侶たち

 私は恋愛要素のあるゲームは、攻略キャラクター全員のルートを見るまでは終わらないことにしています。当然『龍の国』でもそれを目標にしました。

 これまで『牧場物語』、『ルーンファクトリー』シリーズをプレイする際には、結婚候補者すべての好感度やフラグを“あとは告白すれば恋人になれる”状態にしておいてセーブデータを作り、そこからロードを駆使して彼らそれぞれとの結婚までを見守ってきました。

 ですがこれをやると、告白してから恋人になり結婚するまでの数日間を何度もくり返すことになります。この期間中に手に入れたものは、セーブ地点に戻るたびに当然ながら消えてしまい、収穫や採集などを何度もやり直す羽目になりました。最初から全部やり直すよりはずっと楽ですが、それでもけっこうな手間に思えましたね。

 ところがこの“世界渡ノ法”は、里山やその他世界の状態を保ったまま、人間関係だけをスイッチさせることが可能なのです。不思議な状態ではありますが、コンプリート勢にはとてもありがたいシステムだと感じました。これを駆使し、ぜひともいろいろな相手との結婚生活を楽しみましょう。
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 昔、友人が「私のお金で買ったゲームなのだから、すべてのキャラのすべてのルートをしゃぶりつくす権利がある」と言っていましたが、そのプレイスタイルをサポートしてくれる良システムだと思います。

 これを浮気のように後ろめたく感じてしまうプレイヤーもいらっしゃるようですが、その場合はこのシステムを使わなければいいだけですね。プレイスタイルはそれぞれです。

 それにしても『龍の国』、結婚候補者じゃないのに攻略したくなる魅力的なキャラが多すぎませんか? 声優さんも乙女ゲーでおなじみの方々で、驚きました。

最後に

 結婚候補者の中には、メインストーリーを進めなくて攻略できない相手もいると前述しましたが、なんと中にはクリアー後でないと恋愛できない相手もいます。

 クリアーしたらゲームは終わってしまうのでは? と驚きましたが、『龍の国』はメインストーリークリアー後も好きなだけアズマの国の生活を続けられます。しかもそこは、自分が仲間とともに戦って救い、平和になった世界なんです。

 心ゆくまで、自分の手で守った平和な世界を楽しみましょう。
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 ちなみにこちら、Nintendo Switch版とNintendo Switch 2版がリリースされていますが、Switch版を買った方も、1000円のアップグレードパスでSwitch2版として遊べる仕様となっております。もしまだSwitch2を手に入れていない人でも、後々手に入れたときにもこの続きがプレイできるのはありがたいですね。

      担当者プロフィール

      • 香久乃このみ

        香久乃このみ

        成人後、生まれて初めて遊んだゲームのおもしろさに夢中になり、気付けばゲームの仕事をしていたライター。ゲーム世界はもうひとつの人生。スローライフ、乙女ゲーム、読み進めるタイプのホラーが好きです。

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