絶望のサイレンがふたたび鳴り響く
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日本の土着の文化が育んだ特有の恐怖を題材にした3Dアクションゲーム『SIREN』。その続編となる本作は、前作から2年後、日本近海の孤島“夜見島(やみじま)”が舞台となっています。
独自の因習を守る閉鎖的な島だったものの、時代の変化とともに建造物や移住者の増加など、急速な発展を遂げていった夜見島。そんな島である日、原因不明の海底ケーブル切断による大停電が発生し、全島民が失踪するという不可解な事件が起こります。本作の舞台となるのは、その29年後。島に伝わる因習を調べに来た雑誌編集者やエンジントラブルで島に不時着した自衛隊員などが夜見島に集うところから幕を開けます。
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『SIREN』と同様にさまざまな人物の視点で物語が描かれる本作。どのキャラクターも印象的ですが、筆者がいちばん好きなのはピエール瀧さんが演じている陸上自衛官の三沢岳明。怪異の中でも動じることなく対処する彼は、じつは2年前の羽生蛇村での災害救助作業中に異界の念に触れてしまい、幻覚や悪夢に悩まされていたのです。服用している薬の作用や極限状態の興奮から、どんどん狂気を帯びていく姿は鬼気迫るものがありました。
「頭に弾丸ぶちこんでみるか?」、「夢なら暖かい布団で目が覚める もし夢じゃなかったら…それでおわり」と虚ろに語るシーンは、苦しい胸の内を誰にも相談できずにひとりで抱える彼の心情が表れていました。
その後、“闇人”となってキャラクターたちの前に姿を現すことになる三沢ですが、部下の永井頼人との決戦は本当に名シーンで、永井が「健康優良日本男児をなめんなよ… 神風見せてやるよ!」と立ち向かっていく姿はカッコよすぎて震えました。そんな永井のエンディングはとても衝撃的。どうしてそうなったのか、ゲーム内の“アーカイブ”を集めて考察していくとおもしろいのですが、最初はその映像のインパクトに、ただ、ただ、驚きました。
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敵も前作からバリエーションが豊かになり、人間の死体に屍霊が憑依した“屍人”や、闇霊が乗り移った“闇人”が登場。闇人は“闇人零式”のほかに、下半身が巨大な顔に変化した“闇人甲式”、四つん這いで移動する“闇人乙式”も。前述の三沢を含め、闇人となったキャラクターたちとの再会はトラウマものです……。
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永井や三沢のほかにもいろいろなキャラクターが登場する『SIREN2』。ファンがうれしかったのはSDKの登場でしょう。SDKとは『SIREN』の主人公であり、本作の隠しシナリオに登場する須田恭也が使うハンドルネーム。『SIREN2』のクレジットには須田恭也ではなくSDKと表記されている点が、またいいですね。前作で不死身となった彼を操作して、つぎつぎと敵をなぎ倒していくモードで流れるハードなヘビメタ『The Buster!』も最高でした。
2024年10月には、前作『SIREN』にアップレンダリングやクイックセーブなどの機能を追加したバージョンがPS5、PS4向けにPlayStation Storeで販売開始されました。PlayStation Plusのクラシックカタログの対象でもあるので、プレミアムプランに加入している人は追加料金なしで楽しむことが可能です。『SIREN2』もぜひ配信してほしいですね。


















