ゲームアーツが贈る、ロマン溢れるRPG
『グランディア』はセガサターンで発売されたオリジナルRPG。名作『LUNAR』(ルナ)シリーズなどを手掛けたゲームアーツの新作RPGということで、発売前からコアなゲームファンの注目を集めていました。当時のセガサターンは格闘ゲームがメインに展開されていたこともあり、じっくり腰を据えてゲームを遊びたいというユーザーも本作を楽しみにしていたのではないかと思います。
当時は3Dゲーム全盛期。そんな時代の中で本作は背景こそポリゴンで作られていたものの、キャラクターは昔ながらの2Dで描かれていたのが特徴的。また、ゲームはフルボイスではありませんでしたが、ストーリーの重要なポイントではボイスが挿入されて雰囲気を盛り上げてくれました。戦闘でもボイスが流れたので迫力がありましたね。
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冒険者の血を引く主人公のジャスティンが超古代文明の“エンジュール”の謎を解き明かしていくというストーリーは、夢とロマンが詰まった心躍る内容でした。とくに越えた者がいないという高い壁“世界の果て”を登り切り、その頂上から見た景色は忘れられません。多種多様な罠が仕掛けられたダンジョンをクリアーするのがたいへんだったこともあり、このイベントに感動した人は多いはず。
また、忘れられないのは幼なじみであるスーとの別れ。8歳でありながら小さい体で冒険についてきた彼女ですが、途中で無理がたたって冒険の続行が難しくなり、一度しか使えない“転送の玉”で故郷に戻ることに。“自分との冒険が楽しいものであった”と思ってほしいと、最後は笑顔でお別れするスーには泣かされました……。
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バトルはIP(イニシアチブ・ポイント)ゲージが溜まると攻撃できるシステムを採用。攻撃には敵のHPにダメージを与える“コンボ”とIPにダメージを与える“クリティカル”があり、このふたつを使い分ける戦略性もありました。クリアーするだけならそこまで意識しなくていいものの、敵にまったく攻撃させずに倒すことも可能なので、やり込みがいがありましたね。
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※画面には一部HDリマスター版が含まれています。














