KONAMIから発売されたRPGシリーズの1作目
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中国で書かれた伝奇小説『水滸伝』をモチーフにした『幻想水滸伝』シリーズの1作目となる本作。なんといっても最大の特徴は108人の仲間が登場すること。最近のスマホゲームでは多くのキャラクターが登場しますが、当時“100人以上”というのはとんでもないインパクトがありました。
全員がバトルに参戦するキャラクターというわけではないものの、発明家や鍛冶屋、僧侶、宿屋の主人など、それぞれ得意なことが異なる人物が一丸になって戦争を戦い抜いていくところこそが本作の魅力とも言えます。主人公が中盤以降で本拠地を手に入れると、仲間が集まってくるようになります。仲間が増えると賑やかになって、施設も発展していくので楽しかったです。
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キャラクターが多いので全員を振り返るのは難しいですが、仲間になるとフィールドでダッシュできるようになるスタリオン、ご飯を奢ると仲間になってくれる虎のマスクをかぶったフー・スー・ルーなど、いろいろいましたね。スタリオンのように続編でも登場するキャラクターは、ふたたび出会えたときにうれしかったです。
とくに、『I』と『II』はシナリオもつながっているため、フリックやビクトールのように両作ともメインストーリーでガッツリ絡むキャラクターというのも少なくなかったですね。
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本作のストーリーは赤月帝国五将軍のひとり、テオ・マクドールの子息である主人公が、親友のテッドから27の真の紋章のひとつ“ソウルイーター”を受け継いだことで、帝国に命を狙われるようになるというもの。帝国軍に反旗を翻すべく結成された解放軍を率いて戦うことになり、すべての仲間を集めるとストーリーの展開が変わるという仕掛けが用意されていました。
バトルに関しては、キャラクターと敵のレベル差によって経験値が上がる仕様のため、ふだん使っていないキャラクターもちょっと戦闘をさせればすぐに1軍のキャラクターに追いつくことが可能。そのため、いろいろなキャラクターを活躍させることができて楽しかったです。
また、大軍どうしが激突する“戦争イベント”と1対1で戦う“一騎打ち”が存在し、特殊なバトルが燃えるシナリオをいっそう盛り上げてくれました。
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この記事を読んで本作を遊んでみたくなった方に朗報! 今年(2025年)リマスター版『幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争』がNintendo Switch 2、Nintendo Switch、プレイステーション5(PS5)、プレイステーション4(PS4)、Xbox Series X|S、Xbox One、PC(Steam)で発売されました。壮大な物語を、ぜひ鮮やかに蘇った世界で堪能してみてください。
30周年というアニバーサリーの流れはこれだけに留まらず、アニメ化や舞台化、さらにはシリーズ最新作『幻想水滸伝 STAR LEAP』(スターリープ)のリリースも決定。舞台は残念ながら京都公演を残すのみでチケットの入手は難しいかもしれませんが、アニメと『幻想水滸伝 STAR LEAP』に関する情報は今後もファンの大いに喜ばせてくれそうです。















