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『オクトパストラベラー0』プレビュー。メインストーリーがフルボイスになり臨場感がアップ! 新規要素も満載で『オクトラ 大陸の覇者』経験者も満足できる“マーヴェラス”な内容に期待大

byジャイアント黒田

『オクトパストラベラー0』プレビュー。メインストーリーがフルボイスになり臨場感がアップ! 新規要素も満載で『オクトラ 大陸の覇者』経験者も満足できる“マーヴェラス”な内容に期待大
 2025年12月4日発売予定のシリーズ最新作『オクトパストラベラー0』(※)は、スマートフォン向けに展開中の『オクトパストラベラー 大陸の覇者』(以下、『オクトラ』)をベースに、新たな解釈を加えて家庭用ゲーム機向けに再構築したタイトル。
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 『オクトラ 大陸の覇者』のメインストーリーに加えて、主人公の故郷の町ウィッシュベールが滅びた経緯が明かされるプロローグや、仲間とともに町を再興する姿を描いた“聖火を灯す者”の物語と、“タウンビルド”などの新しい遊びが堪能できる。
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 今回は、プロローグと
  • “聖火を灯す者”
  • “富を極めし者”
  • “権力を極めし者”
  • “名声を極めし者”
 のそれぞれ第1章の終わりまで体験したプレビューをお届け。タウンビルドや8人編成のバトルの所感に関しては、先行プレイのレビューで解説しているので、そちらをチェックしてほしい。
※先行プレイレビューはファミ通.com関連記事をチェック!
 ちなみに、筆者は『オクトラ 大陸の覇者』も含めて『オクトパストラベラー』シリーズを経験済みで、今回はプレイステーション5版で旅を進めている。記事をまとめるにあたってストーリーの重大なネタバレには配慮しているが、新鮮な気持ちで旅立ちたいという方はご注意を。

キャラメイクが新鮮! 選択に悩む要素もあっていい意味で時間泥棒に

 ゲームを始めると、プレイヤーの分身である主人公をキャラメイクできる。『オクトラ』シリーズは、トラベラー(仲間になる旅人のキャラクター)たち全員が主人公となっているので、分身となるキャラクターを自由に生み出せるのは新鮮だった。カスタマイズで選べるのは下記の6項目。

1.体格

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2.顔・目の色

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3.髪型・髪色

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4.肌の色

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5.仕草

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6.声

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完成した主人公がこちら。某RPGのメインキャラクターっぽい雰囲気がお気に入り。
 本作では外見に加えて、教わった技や好きな料理、持ち物まで設定できるのがユニーク。技は3種類、料理は8種類の中から選択でき、料理は名前も命名できた。
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技は攻撃技、回復技、弱体技から選択可能。筆者は剣士をイメージしていたので、迷わず攻撃技をチョイス。
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料理は、使用したときの効果に若干の違いがある。効果が継続するターン数や最大HP/最大SP+10%の効果は共通で、ほかに上昇する能力が変化した。筆者は物攻+5%に惹かれて“牛肉を焼いた料理”に。名前はズバリ“ステーキ”(安直)。
 最後は、キャラメイクでいちばん時間を要した選べる持ち物だ。下記の8つのアイテムの中から3つ選べるのだが、効果がわからないものもあり、どれにするか非常に悩ましい……。

  • 約束の紐飾り:属攻+10%のアクセサリー
  • 気合のリストバンド:物攻10%のアクセサリー
  • 聖火のお守り:物防+10%、属防+10%のアクセサリー
  • 封紋の鍵:短剣の紋章が刻まれた鍵の貴重品
  • 手紙の破片:何かの手紙の切れ端。内容はわからない。貴重品
  • ラタトゥイユ:15ターンの間、属防や物防、属性の耐性を強化できる料理
  • HP増強のナッツ(大):最大HPの能力値を大増加するアイテム
  • エンバー茸の菌床:キノコの菌床。畑で育てるとそのうち収穫できる。貴重品
 いや、貴重品多くない!? 3つと言わずに、8つ全部選ばせてくださいよと思ったのは、筆者だけではないはず。だが、選ばないと旅は始まらない。主人公を物理アタッカーに育てたいから、気合のリストバンドやHP増強のナッツ(大)はほしい。でも、3つの貴重品(封紋の鍵、手紙の破片、エンバー茸の菌床も捨てがたい……。悩みに悩んだ結果、筆者が選んだ持ち物がこちら。
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気合のリストバンド、封紋の鍵、手紙の破片に決定。
 選んだ技や料理、持ち物がこれから始まる旅路にどのような影響を与えるのか。期待に胸が高鳴るキャラメイクとなっていた。

町の復興を描いた新ストーリー“聖火を灯す者”

 キャラメイクが終わるとプロローグがスタート。プロローグでは、両親や幼なじみのスティア、頼れる兄貴分のフェン、助祭のローラナたちに囲まれ、ウィッシュベールで平穏に暮らす主人公の日常が描かれていた。

 だが、そんな生活は突如終わりを迎える。年に一度の聖火祭が催され、町人たちが平和を守る蒼い炎を灯そうとした瞬間、町は襲われ、赤い炎に包まれてしまう。
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 家族や町人たちと離れ離れになりながらもスティアとともに生き残った主人公は、ふたりでウィッシュベールの復興を決意する……というのが序盤の展開。プロローグが終わると、“聖火を灯す者”、“富を極めし者”、“権力を極めし者”、“名声を極めし者”の第1章を任意で選んで進められる。

 なお、新たな旅を始める前に、主人公のジョブや“修行で得たもの(極意)”を選択可能。ジョブは剣士、商人、盗賊、薬師、狩人、神官、学者、踊子の中から選択でき、育成が進むとジョブチェンジも行える。ジョブごとに装備できる武器やパラメーターが異なるほか、習得できるアビリティも変化するので、プレイスタイルにあった編成を考えるのも『オクトラ』シリーズの醍醐味だ。
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筆者は剣士を選択。ちなみに、薬師が斧と本、神官が杖と扇のように、これまでのタイトルから使用可能武器が調整されているジョブもあった。習得できるアビリティも本作独自の構成になっている。
 また、“修行でえたもの”は攻撃系、回復系、補助系の3種類が用意されており、下記のような効果がある。

  • 攻撃系/反撃の極意:物攻撃を受けたとき50%の確率で攻撃する
  • 回復系/快癒の極意:装備者のHPとSPに対する回復の技の回復量が増加する
  • 補助系/逆境の極意:装備者は瀕死状態になったときBPを2回復する
 どれも役立ちそうだが、筆者が目指す物理アタッカーといちばん相性がよさそうなのは、“反撃の極意”と判断。発動確率50%はかなり優秀で、期待以上につぎつぎと反撃を決めてくれるので気分爽快だった。
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本作では敵の弱点を突くことでシールドポイントを削り、ゼロにすることで攻撃チャンスを生み出せる。反撃は、仲間が少なくてシールドポイントを減らしにくいときに、とくに重宝した。
 ジョブと極意の選択が終わり、メインストーリーは新たに制作された“聖火を灯す者”から始めることに。第1章では、自警団の一員として町人を救えなかった自責の念に駆られるフェンのもとへ。最初は断られるも、とあるイベントを経て主人公とスティアはフェンの説得に成功。町に戻ったフェンの協力を得て、料理が作れる酒場が復興する。
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 どうやら“聖火を灯す者”のストーリーでは、散り散りになった町人たちを呼び戻しながら、町を徐々に復興させていく様子が描かれるようだ。凄惨な襲撃の事件から誰が生き残ったのか。いま何をしているのか。町に復帰するにあたって、どのようなエピソードが描かれるのか。復帰した暁には、町がどのように発展するのか。

 いろいろ興味は尽きないが、町がかつての賑わいを取り戻しながら便利な施設が増えていくので喜びもひとしお。「早く町を復興させたい!」という思いが強くなり、“聖火を灯す者”のストーリーを進める原動力になっていると感じた。

『オクトラ 大陸の覇者』に収録済みのメインストーリーがパワーアップ

 “富を極めし者”、“権力を極めし者”、“名声を極めし者”は、『オクトラ 大陸の覇者』にも収録されていたが、本作では主人公が設定され、旅のテーマが町の復興と復讐になっていることから、ストーリーが少しだけ変化しているシーンも。
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富、権力、名声のカードを選び、進めるメインストーリーを選べるが、進めている途中に別のメインストーリーやサイドストーリーに変えることも可能。プレイヤーが思い思いに自分だけの旅路を歩める。
 また、“富を極めし者”、“権力を極めし者”、“名声を極めし者”はメインストーリーがフルボイスになっているのもポイント。カメラワークが少しだけ変化するなど、演出が強化されているシーンもあり、一度プレイしていても新鮮な気持ちで堪能できた。
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カメラワークが変化するシーンの一例。ドット絵のキャラクターと3DCGを組み合わせたHD-2Dの世界がよりダイナミックに表現され、ますます印象的に。
 フルボイスになったことで、登場人物たちの魅力もさらにアップ。とくに強欲の魔女ヘルミニア(声:田中敦子)、英雄タイタス(声:小山力也)、劇作家アーギュスト(声:浪川大輔)は、オリジナル版でも個性と存在感が際立っていたが、本作ではますます強烈に。声優陣の巧みな演技を堪能できるのも、本作ならではのセールスポイントだ。
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ヘルミニアを演じた田中敦子さんは、残念ながら2024年に亡くなられているが、本作でも声を担当されているのでご安心を。印象的な一連のシーンもフルボイスになったことで、ヘルミニアの残虐性が格段に増している。
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筆者はもちろん、『オクトラ 大陸の覇者』プレイヤーはみんな大好き(?)なアーギュストの口癖「マーヴェラス!」も新録。シーンに合わせていろいろな「マーヴェラス!」を楽しめるので、こちらも乞うご期待。
 ちなみに、筆者は“富を極めし者”に登場するバルジェロ一味の“クール”で軽妙なやり取りも好み。こちらもフルボイスで楽しめるようになっていて感無量だった。『オクトラ 大陸の覇者』でお気に入りのキャラクターやシーンがある方は、本作でどのようにパワーアップしているのかチェックしてみるのも一興だ。
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個人的に印象的なシーンの多いバルジェロ一味のやり取り。思わず顔がほころんでしまう。

新たなトラベラーたちとの出会いも注目!

 本作から登場する新たなトラベラー(旅人)たちとの出会いも魅力的だった。今回体験できた範囲では、ウィッシュベールの住人であるスティアやフェン、ローラナのほかに、ヴァローレで用心棒を行っている盗賊のケルザス、エンバーグロウを訪れていた薬師のメイシィ、シアトポリスで古代魔法文明を研究する学者のアレクシアを仲間にできた。
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新たな旅人たちはサイドストーリーを進めると仲間にできる。仲間になったキャラクターは、町の住人として移住させることも可能。
 主人公が新たな仲間たちとどのような旅路を歩むのか、こちらも非常に楽しみだ。プレイできたのはほんの序盤だが、『オクトラ』シリーズや『オクトラ 大陸の覇者』の未経験者はもちろん、ファンも新鮮な気持ちで楽しめる内容に仕上がっていると感じられた。12月4日の旅立ちの日を心待ちにしてほしい。
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仲間たちの交流を描いたパーティチャットは本作にも健在。キャラクターの新たな魅力や関係性が楽しめる。

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