2025年11月9日に開催された同人・インディーゲーム展示即売会“デジゲー博2025”。さまざまなゲームが出展されているイベント会場に、ひときわ試遊したお客さんたちの笑い声が絶えないゲームがありました。
それが、福岡を拠点とする社会人ゲーム制作サークル・Mihanada(ミハナダ)のブースでプレイできた“5人協力”アクションゲーム『連隊責任ゴニンバオリン』。
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ミハナダのブースでは『連隊責任ゴニンバオリン』と侵攻型対戦カードゲーム『ARCANDUCTORアルカンダクタ』の2作品を出展。ともにBoothにてダウンロード販売されています。
本作最大の特徴は、5つのパーツに分かれているロボットの操作が、パーツごとにひとりのプレイヤーに割り当てられていること。
戦隊ヒーローが番組終盤で巨大化した敵に対処するため、5人がそれぞれ所持するロボットを合体させて出来た巨大ロボで立ち向かう場面を見たことがある人は多いはず。「5人でコックピットに並んでいるけど、どうやって操作しているんだろう?」と疑問に思った人もいるかもしれませんが、このゲームをプレイすれば、その謎が明らかになります!(本当か?)
ぜひプレイしている様子を撮影したいとお願いし、いっしょに取材に来ていたライターのトニオ國崎と、ブースにいたサークルメンバーの皆さんが協力して操作。筆者は撮影にまわることに。
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今回は5つのキーボードをひとりひとりが別々に使って操作。操作マニュアルによるとひとつのキーボードに割り当てられた操作で5人全員が遊ぶことも出来るが、基本的にはオンラインプレイ推奨とのこと(画像はミハナダ公式Xより引用)。
実際に操作している様子を見ると、これがとにかく大変であることが分かります。ただ敵にパンチするだけでも、腕を担当しているプレイヤーの操作だけではしっかり重心の乗った攻撃にはなりません。胴体(シレイトウ)を担当しているプレイヤーが、タイミングを合わせて“腰をひねる”操作をする必要があるのです。
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見事にパンチをクリーンヒットさせるも、敵が動いた反動で思いっ切りバランスを崩してしまうゴニンバオリン。
おまけに一度バランスを崩して転倒すれば、起き上がるのもひと苦労。重心のバランスを踏まえて両手両足に搭載されたジェットを吹かすのが有効なのですが、今回は勢い余って縦方向に回転してから、再び転倒してしまいました。
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そうこうしている間にも敵の“ムジンバオリン”に足蹴にされ続け、無念にもゴニンバオリンは地面に突っ伏したまま体力が尽きて完全敗北。
チームワークが上手く行ったときは歓声が上がりますが、上手く行かずになにもかもグダグダになって醜態を晒している姿にも、つい思わず笑ってしまう愉快さがありました。笑いが絶えないゲームです。
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戦隊ヒーロー番組を視聴していると、リーダーが「みんなの心をひとつに!」といった決め台詞を口にすることがあります。もしも番組に出てくるロボが『連隊責任ゴニンバオリン』と同じような操縦体系だったなら、この台詞は我々が思っていた以上に切実なものだったのかもしれません。
ちゃんと「心をひとつ」にしないと、まともに操縦できないですからね……(笑)。
ちなみに、チームワークが完璧なら“サマーソルトキック”などの大技もくり出せるとのこと。5人で協力プレイできる環境を用意できる人は、みんなで笑えるこのゲームにぜひとも挑戦してみてほしいです。
ただし、操作の失敗を誰かのせいにしたりしてはいけません。喜びはもちろん、悔しさも5人で分かち合える広い心がこのゲームを楽しむうえではきっと重要なのでしょう。だってゴニンバオリンは、“連隊責任”なのですから。
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ブースに飾られていた“ゴニンバオリン”のフィギュア。カッコいい。
※主催者が“製品版”を購入すれば、残りの4人は無料の“ゲスト版”をダウンロードすればプレイ可能。