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『ディシディア デュエルム FF』ブレイブ攻撃なしの新バトル。ベヒーモスやイフリートなど巨大ボスに叩き込む一撃"ブレイブバースト"にドーパミンが止まらない【CBT直前レビュー】

by松葉

『ディシディア デュエルム FF』ブレイブ攻撃なしの新バトル。ベヒーモスやイフリートなど巨大ボスに叩き込む一撃"ブレイブバースト"にドーパミンが止まらない【CBT直前レビュー】
 スクウェア・エニックスより2026年配信予定の新作スマートフォン向けゲーム『ディシディア デュエルム ファイナルファンタジー』(以下『ディシディア デュエルム FF』)。2025年11月7日~11月14日の期間、クローズドベータテストも開催されている。

 本作では相手チームより早く巨大ボスの討伐を目指す、PvPvEのボス討伐型チームバトルを採用。開発は
『#コンパス』などを手掛けるNHN PlayArtが担当しており、片手でも操作できるカジュアルさで、本格的なチームバトルを楽しむことができる。
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 また、現代の東京が舞台となり、参戦する歴代『FF』シリーズの戦士たちに現代風の衣装が用意されているのも特徴のひとつ。歴代のキャラクターが一堂に会し、ここでしか見られないやり取りをくり広げる。
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 本稿では、CBTの開催に先駆けてプレイする機会を得たので、その魅力をお届け。巨大ボスへの一撃が爽快で、セルルックで表現された戦士たちもカッコよくてかわいい!
[IMAGE]※掲載されている情報はCBTに先駆け実施されたテストプレイ会時点の内容となり、今後変更となる場合があります。

操作は簡単だが戦略性高め

 本作は過去の『ディシディア』をまったく知らなくても問題がない作品となっている。いままでの作品と共通する用語はあるがゲーム性は完全に異なるため、シリーズ経験者と大きく差が出るということもない。

 そのため、『ディシディア』はざっくりと『FF』シリーズのクロスオーバー作品群だと認識してもらえばオーケーだ。

 ここで過去作のプレイヤーに前もって伝えておくと、本作のバトルに“ブレイブ攻撃”、“HP攻撃”といった種別はない。

 また、アーケードで展開していた
『ディシディアFF』やその家庭用版『ディシディアFF NT』と同じく3対3のチームバトルだが、相手プレイヤーを直接倒すのが目的でなく、マップに登場する巨大ボスを先に倒すことをゴールとしている。
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 本作の操作はキャラクターの移動に合わせてカメラが追従する設定にしておけば片手でもプレイ可能な、お手軽設計(もちろん両手でプレイする設定にもカスタマイズできる)。

 スワイプで移動し、モンスターや相手プレイヤーに接近するとキャラクターの足元に攻撃範囲を示す円が表示される。この範囲にモンスターや敵プレイヤーが入った状態で移動をやめると
自動で攻撃を開始する仕組みとなっている。
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 攻撃中は連続で画面をタップすることで“ラッシュ”を発動し、より効率的にダメージを与えられる。

 また、画面を長押しすることで固有のキャラクターアクションをくり出せる。ウォーリア オブ ライトであれば、味方全員の被ダメージを15%減らす“シールド オブ ライト”、クラウドであれば高速で突進し敵を打ち上げる連続攻撃“クライムハザード”などさまざまだ。
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 キャラクターにはそれぞれロール(役割)が決まっており、フロント、ロングレンジ、スピード、サポートの4種類がある。

  • フロント:カイン、クラウド、ガイア
  • ロングレンジ:ティナ、リノア、プロンプト
  • スピード:ジタン、ライトニング
  • サポート:ウォーリア オブ ライト、クルル

 フロント(近接)とロングレンジ(遠隔)はメインアタッカー的な存在として、巨大ボスやモンスター、敵プレイヤーに大ダメージを出しやすい性能。スピードはマップを素早く移動することができ、敵の妨害や先制に長けている。サポートは回復や強化など、チームメイトを支える攻守において重要な役目を担う。このため、チームメンバーのロールがばらけるように構成するのがセオリーとなるだろう。

 そして、各キャラクターは試合中に使用できるメインアビリティを5つ装備可能。立ち回りに合わせて、汎用アビリティと専用アビリティを組み合わせていく。それぞれ単体に大ダメージをあたえるもの、広範囲を一掃するもの、自己回復、受けるダメージを減少させるもの……その内容は多岐にわたり、どのようなバランスで構成するかが悩みどころとなりそうだ。
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試合中、アビリティは画面下部に表示されている(使用後はリチャージ時間が表示される)。
 同じロールでもかなり個性がハッキリしているため、その組み合わせはおそらく無限大。

 たとえば、クラウドは“ボスに与えるダメージ量がアップ”するパッシブ効果を持ったフロント。専用アビリティには“凶斬り”(前方の敵に中ダメージ+スタン5秒付与)や“超究武神覇斬”(前方の的に極大ダメージ)など強力な攻撃技が揃っており、ボスだけでなく敵プレイヤーを仕留める性能もピカイチ。味方の支援を受けることを前提に、攻撃アビリティを主体に構成するのがもっとも力を発揮できそうだった。
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 一方で、同じくフロントのカインは、中距離から一気に距離を詰めるキャラクターアクション“ジャンプ”が特徴のアタッカー。専用アビリティのひとつ“プライドオブドラグーン”は、指定したクリスタルに飛翔し広範囲に大ダメージを与える効果(後述する“ブレイブバースト”中はボスを直接狙ってくれる)。そのほかにも跳躍で戦線を自在に行き来できるアビリティが揃っているため、より小回りの効く単騎で完結した性能となっていた。
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試合の流れ

 マップ上でモンスターや敵プレイヤーと戦って“ブレイブ”を集め、MAXの9999に達したときに“ブレイブバースト”を発動し、巨大ボスに攻撃して体力を削っていく。
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モンスターを一掃してクリスタルを浄化するとブレイブをゲット。
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ブレイブが9999でMAXに!
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ブレイブバーストから最大火力を巨大ボスに叩き込む!
 これをくり返して先に巨大ボスの体力をゼロにした方の勝利となる。なお、時間制限以内にどちらもトドメを差せなかった場合、両チームの敗北となる。

 “ブレイブ”はマップに複数設置されたクリスタルを浄化することで多く得られる。クリスタル周辺のモンスターを一掃すると自動的に浄化アクションが発生し、チーム全員がブレイブを獲得可能だ。

 また、相手チームのプレイヤーを撃破すると、所持しているブレイブを奪うことができる。ブレイブの状況を確認しながら互いに妨害しあい、先にボスを討伐できるよう連携して立ち回っていくことが重要となる。
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敵プレイヤーに倒されると所持していたブレイブを奪われてしまう。
 巨大ボスはバトル開始から少し時間が経過すると現れ、非常に厄介なオブジェクトとしてマップに居座る。プレイヤーの“ブレイブバースト”中以外は攻撃を受け付けない。

 とても手強い一方で、“ブレイブバースト”からアビリティを使用して畳み掛け、大ダメージを与えたときの爽快感はバツグン。チームメイトと同時に攻撃した場合は“バーストチェイン”も発動し、より高い効率でボスの体力を減らすことができる。
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 実際にプレイしてみて、本作には激しいアクションはなくカジュアルに遊べるが、アビリティやブレイブバーストのタイミングなど戦略性は高く、仲間との連携や状況判断が勝利に結びつく奥深さのあるタイトルだと感じた。

 試合を通して、“ブレイブ”が溜まってきた敵プレイヤーを攻撃して妨害したり、チームメイトのピンチに駆けつけて支援したり、足並みを揃えて巨大ボスに攻撃したりと、考えるべきことはかなり多く、奥深い。
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オンラインで組んだ味方とはスタンプで意思疎通をはかることができるので、上手く駆使して息を合わせたい。
 慣れないうちは敵味方や巨大ボスの位置、クリスタルの場所を把握するのが難しくアタフタするが、ブレイブを溜めてボスに攻撃する一連の流れが上手くハマると、技の演出の良さも相まってドーパミンがドバドバに。

 そのほか、プレイ中は一定時間被ダメージを大幅にカットするバリア技“セルフィ/ウォール”(最高レアリティのURアビリティ)が汎用性もあり猛威を振るったが、それに対して“アースブレイク”(SR)がバリアを破壊する性能を持っていたりと、強力な効果に対するメタも用意されていた印象。アビリティはガチャから入手できる要素だが、レアリティが高い=最強とはならない塩梅にも期待できそうだ。
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 たくさんのアビリティからコンビネーションを考えるのも楽しく、妄想が広がる。汎用アビリティのひとつである“ミンウ/テレポ”(指定したクリスタルにワープする)と、先述したカインの専用アビリティ“プライドオブドラグーン”を組み合わせれば、試合開始直後に敵チームに近いクリスタルを無理やり奪い、安全にほかのクリスタルに移動することも可能なのでは!? など、(強いかどうかはさておき)戦略を練るのがとても楽しい。
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“ミンウ/テレポ”は天野喜孝氏がイラストを担当。アビリティのイラストには著名なイラストレーターが多数参加している。

現代に降り立った戦士たち

 アビリティ同様、キャラクターはガチャから入手可能。アビリティは通貨“モグPay”、キャラクターは“キャラチケット”を消費。両アイテムはミッションやログインボーナス、期間の定まったパスの報酬などから入手できる。

 現代の東京が舞台になっているとあって、召喚されたFF戦士たちは原作準拠のコスチュームのほか、モダンなファッションに身を包んだバージョンが用意。同じ衣装のキャラクターが被った際には育成要素となる“ジョブメダル”が一定数配布される。
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 なお、キャラクターのスタイル(コスチューム)は性能に影響がない。いわゆるパラメータをアップするRPG的な装備品の概念はなく、先述したアビリティのセットと強化がステータスに反映される仕様。そのため、スタイルは見た目の好みで選択して問題なさそうだ。
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バトル中に使う“メインアビリティ”と、ステータスを上昇させる“サブアビリティ”の存在が確認できた。
 作中では東京に降り立った戦士たちの掛け合いがフルボイスのメインストーリーやゲーム内メッセージアプリ“FINE”などを通じて楽しめる。
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まったく新しい『ディシディア』

 これまでの『ディシディア』とはまた一味違った対戦が楽しめる一作。フルボイスのストーリーやキャラクターエピソードなど、歴代キャラクターが集結したお祭り作品としても期待でき、さらには自分と気が合う『FF』ファンを見つけ出せるコミュニケーション要素も完備。

 プロフィールには好きなキャラを設定できるほか、タグで好きなシリーズを表明することも可能。趣味嗜好が近いプレイヤーを見つける機能もあり、フォローしたりコミュニティーをつくったりして、ファンどうしでつながれるような仕組みになっているようだ。
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 ゲーム内報酬などで受け取れる“プレゼントチケット”は他のプレイヤーに贈ることで、贈られたプレイヤーがガチャチケットを入手できる仕組み。プレイヤー間で交流し、お互いに贈り合うとオトクに遊べそうだ。

 『FF』シリーズファンの筆者としては、本作のサウンドにも大注目している。それぞれのキャラクターは出典元の作品からテーマ曲が用意されているのだが、原作の複数曲をアレンジしてマッシュアップしたような、アガる仕上がりとなっていた。

 『ディシディア デュエルム FF』は2026年の配信を予定。まったく新しい『ディシディア』として、シリーズ初心者にもこの機会に遊んでみることをオススメしたい。

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