スライド式のギミックもかっこよかった
PSP goは、ソニー・インタラクティブエンタテインメントから発売されたプレイステーション・ポータブルの派生バージョンのひとつ。最大の特徴は、UMDドライブが搭載されていないこと(UMDとはユニバーサル・メディア・ディスクと呼ばれるPSP専用のメディア)。プレイステーション5でもディスクドライブ非搭載モデルの“PS5 デジタル・エディション”が発売されたが、それと同様の試みだったと思っていただいて差し支えないだろう。
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UMDドライブがないぶん、大幅な小型化・軽量化が実現。それなりの大きさだった初期型のPSPと比較すると半分近く小さく・軽くなっている。それに加えて、十字キーやボタン類が並ぶ操作パネルの部分がスライド式になっており、使用しないときは画面下にすっぽりと収められるギミックがある。当時、スライド式ガラケーが流行していたが、それと同様に携帯時はかなりコンパクトになるので、ポケットに突っ込んで持ち運びしやすいのがありがたかった。
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上記のようにPSP goはかなり革新的なマシンだったのだが、既存モデルのPSPが値下げされ自身のライバルになってしまったうえに、当時はいまほどダウンロード販売が浸透しておらず、ユーザーの意識的なハードルが高かったためか、あまり流行ることなく出荷終了となってしまった。そもそも現代のようにすべてのゲームがダウンロードで買えたわけではない点が大きく影響したかもしれない。本機はちょっと時代を先取りし過ぎてしまった感が強い。
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