
SCE(当時)初の携帯ゲーム機
プレイステーション・ポータブルは、ソニー・コンピュータエンタテインメント(現ソニー・インタラクティブエンタテインメント。以下、SCE)が初めて発売した携帯型ゲーム機。“PSP(ピーエスピー)”という略称および愛称でおなじみのマシンだ。携帯型ゲーム機でありながら、メディアはUMD(ユニバーサル・メディア・ディスク)と呼ばれる直径6センチほどの独自の光ディスクを採用。
データ読み込み部分以外は半円形の専用ケースで覆われているというユニークな形状をしていたので、覚えている人も多いんじゃないかな。SCEは本体の発売日になかなかのこだわりを見せるハードメーカーで、本機もゾロ目となる12月12日という日に発売された。
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UMDに映画やアニメを収録した映像ソフトなんかも当時は発売されていた。また、インターネットブラウザも使用可能だったため、PCを持っていない人はブラウジングにも重宝したはずだ。筆者はtorneが発売された時分からそういった使いかたを始めたので、「もっと早くから利用すればよかった……」としょんぼりした覚えがある。
PSPが大ブレイクしたのは、やはり『モンスターハンターポータブル』シリーズの影響が大きい。とくに『モンスターハンターポータブル 2nd G』のときは、誰もがPSPを持ち歩いていてどこででもひと狩り始めそうな勢いだった。週刊ファミ通編集部でも当然大流行。筆者は週末になると居残り、会議室を使ってみんなで朝まで遊んでいたのもいい思い出だ。携帯型ゲーム機といいながら全員が電源ケーブル持参ではあったが(笑)。
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