ロゴジャック広告

『BLOKES on BLOCKS!』は“おじさんバトルロワイヤル”。おじさんがおじさんをぶっ飛ばして、最後に残ったおじさんが優勝するパーティーゲーム【TGS2025】

byオクドス熊田

『BLOKES on BLOCKS!』は“おじさんバトルロワイヤル”。おじさんがおじさんをぶっ飛ばして、最後に残ったおじさんが優勝するパーティーゲーム【TGS2025】
おじさんたちがぶつかりあうパーティーゲームがあった。

 ゲームの祭典、“東京ゲームショウ2025”(以下、“TGS2025”)に。
広告
“東京ゲームショウ2025最新情報まとめ”はこちら(ファミ通.com)
[IMAGE]

 このゲームは『
BLOKES on BLOCKS!』(ブロークス オン ブロックス!)というタイトル。2025年9月25日~28日に開催されているTGS2025のホール11のC61、CRAFTS&MEISTER(クラフト&マイスター)ブースにて試遊を展示している一作だ(Nintendo Switch、Steamで2025年冬発売予定)。

 やることはとにかく
おじさんを操作して、ほかのおじさんをぶっ飛ばすだけ。最後のおじさんになれば勝利である。最大6人対戦が可能で、そうなると画面はおじさんとおじさんとおじさんとおじさんとおじさんとおじさんで埋め尽くされることになる。

 もはや何がなんだかわからない。でもとりあえず、楽しいことは確かだった。
[IMAGE]
ブースにはパネルのおじさんや。
[IMAGE]
立体のおじさんなどがいた。ちなみにこの記事にはあと32回、おじさんという単語が登場する。

方向キーだけのシンプル操作! 誰でも遊べてワイワイできる、おじさんたちの“落とし合い”パーティーゲーム

 当然ながらプレイアブルキャラクターは全員おじさんである。ブースにいたデザイナーの方にお話を伺ったところ、「社長にはかわいい女の子を出せと言われたんですが、ひたすらおじさんを描き続けました」とのこと。社長命令って無視していいんだ。
[IMAGE]

 とはいえおじさんたちはかわいいし、見た目の年齢に反してとても軽快に動く。
操作も方向キーとボタンひとつだけで完結する非常にシンプルなものになっていて、とても手触りはいい。

 ゲームの内容もわかりやすい。
方向キーを操作して、相手のおじさんにぶつかって場外へとぶっ飛ばすだけ。最後まで生き残れば勝者となる。
[IMAGE]
こういうマップで、複数人のおじさんたちが戦う。おじさんバトルロワイヤル。
 おじさんがぶつかると、相手のおじさんはしりもちをつく(ダウンする)。その隙にもういっかい衝突すれば、こんどはドッカーン! と、相手がぶっ飛ぶ。そうやって相手を場外まで持っていくわけだ。複雑な操作を要求されないので、誰でも遊べるのがいちばんの魅力。軽くではあるがかけひきの要素もあるため、何度かプレイしていくうちに上達を感じられるような瞬間もあった。
[IMAGE]
おじさんが入り乱れる戦場。背後に気を付けながらほかのおじさんを襲う。
[IMAGE][IMAGE]
より状況を複雑に刺せる“アイテム”も。遠くからおじさんをダウンさせられたりするので、油断は禁物。
 おじさんたちには残機が3つあるので、2回までは場外に落ちても大丈夫。もしスピーディーに敗退してしまったとしても、マップ上の好きな場所にブロックを落として、まだ戦っているおじさんたちにちょっかいをかけることもできる。いわゆる“みそボン”的な要素だ。
[IMAGE]
このオレンジ色のブロックが、敗退したプレイヤーが設置できるもの。通路を封鎖して邪魔しちゃおう。
[IMAGE]
残機を失ったあと、マップへと復帰する時に相手を攻撃できる。大きな衝撃波でダウンさせることもできるので、どこに復帰するかが重要となる。
 試合後のリザルト画面でも操作が可能で、試合内容が気に入らなければ無理やりおじさんをぶっ飛ばして王座を奪うこともできる。試合中はもちろんのこと、残機がなくなってからも、試合後も……とにかく「このゲームに触っている最中は何かしら楽しいことができるようにする」という開発陣の気概を感じた。
[IMAGE]
勝利後のリザルト画面で、気分よくポーズを決めるおじさん。しかし……。
[IMAGE]
2位にいたおじさんが横から蹴り落とし王座を奪取! 意気揚々とポーズを決める。リザルト画面なのに楽しすぎる。
 マップにも種類があり、今回の試遊版では2種類が体験できた。うち片方のマップは場外判定がないとのこと。ではどうやって勝敗を決めるのかを聞いたところ、「相手から吹っ飛ばされるとダメージが蓄積するんです。で、一定以上までダメージが溜まるとぶっ飛んで場外まで行きます」との回答が。

 実際にプレイしてみると、場外で一発アウトにならないぶん、長く楽しめるし駆け引きもより複雑に。ちょっとゲームに慣れてから触ると、より楽しさが味わえそうだと感じた。
[IMAGE]
ダメージを受けているおじさんはどんどんたんこぶが増えていく。
[IMAGE]
ダメージの蓄積によりぶっ飛ばされたおじさんは、白煙とともに空へ舞う(場外アウト)。おじさーん!
[IMAGE]
ちなみにマップの名称はヒゲの名前から取っているらしい。今回は“フルビアード倉庫”と“マトンチョップール”が選べた。
 開発陣いわく、「バランス的には4人でのプレイがちょうどいい」とのこと。CPUを交えれば6人までの対戦が可能だが、戦況がかなりカオスになってしまうとのことだった。しかしそういわれると気になるのが、ゲームをプレイするものとしての習性。せっかくなので、ブースにいたほかのスタッフの方とCPUを交えての6人プレイもやってみることに。
[IMAGE][IMAGE]
おじさん6人、戦場へ立つ。
 これが非常におもしろかった。たしかにかなりカオスで、戦略性も何もないものになってしまってはいたのだが、それ以上にプレイ中の“わちゃわちゃ感”が楽しい。目の前のおじさんを蹴ろうと意気込んでいたら横から別のおじさんにぶつかられて、と思ったら上からおじさんが降ってきて……なんてハプニングがずっと起きる。「わー!」とか「きゃー!」とか、言葉にならない叫び声が溢れる戦場に。

 戦略的なバランスがいいのはたしかに4人。しかし
パーティーゲーム的な手触りを存分に味わうなら、大人数のほうがより楽しいと感じた。
[IMAGE]
ずーっと何かが起きている。ちなみに筆者はCPUよりも早く敗退した。悔しい!
[IMAGE]
リザルト後の乱闘もより派手に。いやー、いいわちゃわちゃ感だった。
 おじさんのおじさんによるおじさんだけのパーティーゲーム。実際にブースで触って3試合ほどやらせてもらったが、プレイしていた最中は、取材も忘れて楽しんでしまった。自分が操作していたおじさんたちにも妙に愛着が湧く。プレイ自体もシンプルで、キャラクターも親しみやすい。年齢差があっても楽しめるようなデザインになっているため、実家でいろいろな人と遊ぶときなんかには、とくにいいゲームになるだろう。
[IMAGE]
 今後はおじさんの着せ替えなど、さらなる要素を拡大予定とのこと。わちゃわちゃな『BLOKES on BLOCKS!』はNintendo Switch及びSteamにて、2025年冬に発売予定。TGS2025終了後も、10月4日、5日に開催予定となる“OSAKA INDIE GAMES SUMMIT 2025 (OIGS 2025)”に出展予定とのことなので、気になる方はぜひそちらにも足を運んでみてほしい。
“東京ゲームショウ2025最新情報まとめ”はこちら(ファミ通.com)
この記事を共有

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

週刊ファミ通最新刊
週刊ファミ通表紙
購入する
ebtenamazon
電子版を購入
bookWalker

集計期間: 2025年09月28日14時〜2025年09月28日15時

特設・企画