
山口立花子さん(ヤマグチリカコ)
3月30日生まれ。東京都出身。おもな出演作に、『スター・ウォーズ 無法者たち』(ケイ・ヴェス役)、『ドラゴンズドグマ2』(ヴィルヘルミナ役)、ガールフレンド(仮)』(綾小路美麗役)、『ばくおん!!』(三ノ輪聖役)、『ブラッククローバー』(レベッカ・スカーレット役)など。全国蒲鉾水産加工業協同組合連合会公認ちくわPの肩書きも持つ。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/48179/a6226e6e86f628d1691981a5a6f912b8f.jpg?x=767)
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/48179/ad5ff87298e52aafb97d1b1b0ecc8c580.png?x=767)
第一声を発してすぐに運命を感じた莉緒との出会い
『ミリシタ』は8周年を迎えましたが、『ミリシタ』から合流した南早紀ちゃん(白石紬役)、香里有佐ちゃん(桜守歌織役)とのかけがえのない思い出もたくさんできました。ふたりも合わせた、765 MILLION ALLSTARS 全員で『ミリシタ』の10周年も見えてきたので、いまからワクワクしています!
そして、『アイドルマスター』としては20周年ですよね。とてもおめでたいことですし、私たちも先輩たちの背中を追いかけて15周年、20周年……と迎えられるように、再スタートという気持ちでがんばりたいです。
──百瀬莉緒との出会いとなったオーディションのことは覚えていますか?
その後、莉緒ちゃん役をオーダーいただいて演じてみたのですが、第一声を発したときに、自分の中で、「この子だ!」と思ったんです。演じやすさがほかのアイドルよりもまったく違って。それまではセクシーな大人のお姉さんを演じたことがなくて、不安に感じていたのですが、莉緒ちゃんは自然と演じることができました。スタッフさんたちの反応もよかったので、合格するなら莉緒ちゃんだろうなと思いながら帰宅した記憶があります。
──それほど、運命的な出会いだったと。
──そして、莉緒役に選ばれました。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/48179/aa47d66a2ae5a0800f92f8949f5e3016c.jpg?x=767)
同性をも魅了する親しみやすくて大人な一面が莉緒の魅力
当時のディレクションとしては、「お姉さんっぽい声を意識して出すのではなく、かわいらしい声で大丈夫。そこからギャップを出していけたらいいですね」と言われた記憶があります。そのディレクションから、パッと見は高嶺の花のようなオーラがあっても、近所にいる憧れの、ちょっとからかってくるお姉さん。または同僚のような、先輩のような、大人だけど親しみやすい人物像を意識しています。アイドルたちやプロデューサーとの掛け合いを見てみると、ときどき隙のある姿も見ることができるので、そういった一面からもかわいらしさを感じていただけたらと演じています。
──そうして莉緒を演じられて、『ミリシタ』もスタートしました。アイドルの解像度も一層増したと思いますが、演じるうえで変えた部分などはありますか?
ライブなどでも、プロデューサーくんはもちろん、プロデューサーちゃんと呼びかけることも大事にしています。きっかけは『アイドルマスター SideM』の山下次郎先生のプロデューサーちゃん呼びでした。莉緒も、女の子にちゃんづけしますし、女性プロデューサーが相棒なら「プロデューサーちゃん」と呼んでくれそう……なら絶対にライブで呼びかけるはず! と思い、始めました。続けてきた結果、ライブのセリフ台本にも必ず入れてくださるようになりました。
実際、プロデューサーちゃんたちに呼びかけると、たくさんの声を上げてくれるんです! とってもうれしい! ですので、女の子たちにも存分に楽しんでいただけるように大事にしています。私以外には、渡部恵子さん(周防桃子役)も女の子への呼びかけを行っていて、ふたりでよく「大事にしていこうね」と話したりするので、その気持ちをいつまでも忘れずにいたいです。もちろん、プロデューサーくんも大好きですよっ!(笑)
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/48179/a0f5e1aa754b84313f079bf9cd368f75b.jpg?x=767)
楽曲では、ふだんあまり描かれない内面の部分を感じてもらえるように
莉緒ちゃんは、物語の中では比較的ポジティブで前向きな姿が描かれていますが、ふだんはあまり見せない繊細でナイーヴな内面もあるんです。第一印象では感じ取れないそんな部分を、たとえばソロ曲『Be My Boy』を聴いた時に、「こんな一面もあるんだ!」と楽曲から性格も知ってもらえるように表現できていたらいいなと思います。
あとは、歌いかたについて、ソロ曲『Border LINE→→→▽』の収録の際に、「語尾を跳ね上げて歌ってみてほしい」とディレクションを受けました。実践してみると、「より莉緒らしい歌いかたになった気がする!」とお褒めいただいて。そこからは、莉緒らしさのテクニックとして語尾をハネて歌うことを意識しています。
――そうして収録してきた楽曲の中で、とくにお気に入りのものはありますか?
楽曲も、アゲアゲな曲調で失恋しているけどもポジティブな応援ソング、水着衣装と、夏が似合う莉緒ちゃんにピッタリな楽曲でした。莉緒ちゃんはかわいいけどかっこいい、切なさも弾けるような元気さも併せ持つ、とさまざまな一面を持っていますが、それが『真夏のダイヤ☆』に全部入っていて、まさに莉緒の詰め合わせセットでした。莉緒Pのためにも、素敵に歌うぞと、気合たっぷりで収録した覚えがあります。
それと、私自身も『真夏のダイヤ☆』のイベントを走っていて、目指していた結果を勝ち取ることができたので、そうした意味でも思い出深いですね(笑)。
――いちプロデューサーとしても思い出に残っているのですね。そのほか、好きな楽曲や好きなアイドルなども伺えればと思います。
好きな楽曲にも千鶴ちゃんがいます。私はホラーな曲調のものが好みなのですが、とくに『クルリウタ』がお気に入りです。千鶴ちゃんたち歌唱アイドルの声がみんな妖しくて、とてもゾクゾクします。そんな妖しい歌声のハーモニーも素晴らしく、加えて振り付けも大好きです。(野々原)茜ちゃんをセンターにして取り囲み、クルクル回る『かごめかごめ』を連想させるような不気味さがあって、ライブで流れると「うわー、ありがとうございます!」となるくらい、夏に聴きたい曲ナンバーワンです。
――ご自身でも歌ってみたい?
それだけ、4 Luxuryと関わりがあるので、『花ざかりWeekend○』を歌ってみたいですし、莉緒Pからもそういった声を多くいただくので、歌わなきゃとも思っています(笑)。
――ぜひ皆さんのステージを見てみたいです。続けて、演じられてきたコミュなどで印象的だったエピソードはありますか?
──そんな『ミリシタ』では、8周年記念楽曲『蝶々むすび』が登場します。
莉緒ちゃんとしては、これまで積み上げてきたものの重み、お姉さんとしての包容力などを表現しつつ、爽やかに歌うことを心掛けました。とくに2番の歌詞に表れていると思うので、ぜひ注目して聴いてほしいです。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/48179/acc68b6f5744765226ecc11ef36afd2ec.jpg?x=767)
莉緒らしい立ち振る舞いを大事にしてきたライブ。先輩たちとのステージはかけがえのない思い出に
――ライブでもぜひ聴いてみたいです。ここで、ライブなどでステージに立つときに心掛けていることもお聞きできればと思います。
――これまで立たれたステージの中で印象的なものはありますか?
- 『アイマス ミリオンライブ!』6thライブツアー“福岡 Fairy STATION”1日目リポート! ギターの弾き語りやミュージカルなど多彩な演出で魅了
- “Fairy”たちが福岡をクールに彩った『アイマス ミリオンライブ!』6thライブツアー“福岡 Fairy STATION”2日目リポート
- 『アイマス ミリオンライブ!』8thライブ1日目リポート。バレンタインをテーマに、プロデューサーたちへの感謝の想いを込めたステージを届ける
- 『アイマス ミリオンライブ!』10thライブAct-4 2日目リポート。ミリオンスターズ39人がついにひとつのステージに集結。コミカライズ発の楽曲などの初パフォーマンスも!
初めての個人衣装をいただけたことはもちろんうれしいですが、それだけではないところが10年間の重みなんだと実感しました。それらが相まって、ツアーではAct-4がいちばん緊張しました! みんな「絶対成功させるぞ!」と気合が入っていたので、自分が妙に背負い過ぎていた部分もありました。ですが、ライブが進んでいくにつれて、だんだん緊張もほぐれてきて、ライブは仲間やプロデューサーくんプロデューサーちゃんと楽しむものだと思いだすこともでき(笑)、心から楽しめました。改めて、最高の思い出ですね。
――ライブといえば、今年の3月には7年半ぶりの“ハッチポッチフェスティバル”も開催されました。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/48179/a3b25f4c7b47c8fb93f51c0678789fdab.jpg?x=767)
10年間描いてきたアイドルの魅力が表現されたアニメは応援上映にも参加
また、アニメが放送されたことによって、新しく『ミリオンライブ!』を知ってくださった方もいらっしゃると思います。アニメを見るだけで、39人の人となりがわかりますし、そこから気になった子を『ミリシタ』で深堀りしていくこともできます。アニメは全員をプロデュース、ミリシタでは個人をプロデュースというイメージです。ですので、アニメから興味を持っていただけた方には、ぜひ『ミリシタ』を遊んでほしいです。
――とくに、お気に入りのエピソードはありますか?
あと、このエピソードは応援上映でも見たのですが、チュパカブラが出てくるたびにアイドルをひどい目に合わせるので、みなさんがブーイングをしていて(笑)。リアルタイムで感情を共有しながらリアクションして楽しめる、応援上映の醍醐味を私も楽しませていただきました。そのほかにも、原っぱライブに向けてみんなが真剣に意見をぶつけ合っていくシリアスな場面も、いつもとは違うアイドルたちの姿を見ることができるのでお気に入りです。
ちなみに、今日の私の衣装は、アニメの莉緒の私服をイメージしています。特集とともに、改めてアニメも振り返っていただけたらうれしいですね!
プロデューサーとともにやりたいことを実現していきたい
ライブですと、ソロの『週末だけのハーレクイン』を大人数で歌ってみたいです。みんなで歌って踊り明かそうという曲調になっていて、老若男女への応援歌的な側面もあるので、ミリオンスターズだけでなく、先輩たちにもご参加いただいて、何ならブランドの垣根も超えちゃって! みんなで歌いたいですね。夢が広がります。
ほかには、コンセプトを絞った公演もしてみたいです。私はホラー楽曲が好きなので、ホラー楽曲だけを集めた公演とか。莉緒ちゃんだったらセクシーな楽曲だけを集めた公演や、夏での野外公演とかも似合うと思うので、ぜひやってみたいです。予習も範囲が限られてくるはずなので、新米プロデューサーにもオススメしやすいライブになると思います!
──それでは最後に、プロデューサーへメッセージをお願いします。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/48179/a5c995054d5f57571f2a114b4c5e9ac59.jpg?x=767)