
このキャッチコピーだけでは半信半疑だったが、プレイした瞬間に確信に変わった。
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実際にプレイしたところ、地面や壁を破壊する爽快感は想像以上! あまりにも夢中になりすぎて、数分もあれば終わるはずのチュートリアルのステージで、30分くらい破壊活動を続けてしまった。
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本稿では、『ドンキーコング バナンザ』にドハマリしたライター・ジャイアント黒田によるプレイレビューをお届け。ストーリーや未公開のアクションのネタバレには十分配慮しているので、安心して読み進めてほしい。
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- 殴ってつかんでブン回す! 破壊のアクションがシンプルで快感
- 破壊や探索を盛り上げるドンキーコングの新たな力“バナンザ変身
- 広大な地下世界にはやり込み要素も充実!
- 夏休みにひとりでじっくり遊ぶも、家族そろって盛り上がるもよし
殴ってつかんでブン回す! 破壊のアクションがシンプルで快感
そのパンチで、敵キャラクターはもちろんのこと、壁や天井、地面といったあらゆる物を破壊できる。ドンキーコングの採掘能力はまるでパワーシャベルのよう。パンチを放つだけでサクサクと岩を掘り進めるので、そこら中に夢中で穴を掘り地中で迷子になった。
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そこら中にゲーム内通貨のゴールドや、体力回復アイテムのリンゴが埋まっている。ゴールドを稼ぎたかったら壁を殴る。回復したくなったら地面を殴る。それでなんとかなる。
しかも運がよければ大量のゴールドや地図が入った宝箱や、アイテムと交換できる“化石”、ドンキーコングの大好物・バナモンドが見つかることも。何かしら出てくるから貴重品は隠されていないかなと、つい採掘に没頭してしまう。
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採掘を飽きさせない工夫が用意されているのもお見事。地下世界を奥に進むと地面がカタくなって破壊しにくくなるのだが、ドンキーコングの拳のカタさを鍛えると、地形のカタい場所でも破壊に必要なパンチの回数を減らすことができる。ほかにも、爆発する岩を投げてカタい地形を吹き飛ばせるのも気分爽快だった。
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ハンドスラップでアイテムを集める → 光った → 採掘 → 集める → また光った → 採掘……といったように、うれしい採掘のループにハマり、ストーリーを進めるのを忘れて周囲を穴だらけにしたことも。子どものころに買っていた柴犬(名前はコロ)は穴を掘るのが好きだったが、初めてコロの気持ちがわかった気がした。掘るだけでも楽しいもんね。
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最初は、「殴るとどうなっちゃうの!?」という純粋な興味からおそるおそる攻撃していたが、次第に気になるものを見つけ次第、瞬時に破壊するように。いつの間にか破壊の化身と化していた。慣れってこわい。ちなみに、ワレルヤの民を破壊しても住人は元の体に戻る。また、ステージを壊しまくっていても、壊した地形をリセットする機能もあるのでご安心を。ふだん隠している破壊衝動をドンキーに託して心ゆくまで満たしてほしい。
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破壊や探索を盛り上げるドンキーコングの新たな力“バナンザ変身
新たな力の名前は“バナンザ変身”。ドンキーコングは、巨大な長老たちからバナンザの力を受け継いだ相棒ポリーンの歌声で大変身し、効果が切れるまで大暴れできる。
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1.力自慢のコングバナンザ
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変身というかパワーアップ。もともとムキムキなドンキーコングがさらに大きく筋肉モリモリのマッチョコングになることでパンチがますます強力に。ふだんはカタくて壊せないコンクリートも破壊できる圧倒的な火力が魅力。タフな敵やカタい地形もたやすく粉砕できる。
2.俊足のシマウマバナンザ
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本作のドンキーはシマウマになる。シマウマに見えない? いやシマウマでしょう! 水の上や崩れ落ちる足場を疾走できるアクションが楽しい。シマウマというわりには2足歩行のままだけど問題ないッ!
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3.ダチョウバナンザ
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ドンキーがまるでエクスプレッソ(過去作に登場したダチョウのアニマルフレンド)に!? 広げた翼で大空を滑空でき、気流に乗れば高い場所にも飛んでいける。
If I were a bird.もしも鳥になれたらなあ……そんな願いも叶えてくれるバナンザ変身だ。でもドンキーはもともと動物なのに、さらにほかの動物に変身するのはなんだか不思議な感じもある。
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とまあ、だいたいこんな感じ。“コングバナンザ”はドンキーコングがそのままパワーアップしていてわかりやすかったのに対して、シマウマバナンザとダチョウバナンザは驚きのほうが大きかったものの、変身するうちにすぐに虜となった。
いちばんハマったのはダチョウバナンザで、広大な世界の上空を優雅に飛行できるのはじつに気持ちいい(上昇気流があるステージ限定)。ダチョウが空を飛んだっていいじゃない。飛べないダチョウはふつうのダチョウ。
広大な地下世界にはやり込み要素も充実!
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アニマルフレンズとして活躍したランビに乗れるだけでも感無量だが、まさか最新作でもディディーコング&ディクシーコングのコンビに会えるとは。どのようなイベントが用意されているのか、プレイできるのが待ち遠しい。
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夏休みにひとりでじっくり遊ぶも、家族そろって盛り上がるもよし
かくいう筆者もそのひとり。今年発売されたリメイク作の『ドンキーコング リターンズ HD』をプレイしたので、懐かしさはそれほど感じなかったものの、それでもドンキーコングを操作し、3Dの世界を自由に探索できるのは新鮮だったし、何よりもいたるところを自由に破壊できるのは爽快だった
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ひとりでじっくりと堪能できるタイトルだが、Joy-Con 2をおすそわけすれば、ドンキーコングとポリーンに分かれてふたり協力プレイも楽しめる。さらにおすそわけ通信にも対応。ソフトが1本あれば、近くの人とも、ゲームチャットに参加している離れた人とも、ふたりで協力プレイに挑めるので、家族や友だちと遊ぶのもオススメ。
ポリーンは、Joy-Con 2 のマウス操作で狙いをつけて“声のカタマリ”を発射できる。目の前の地形から材質をコピーすると、多彩な質感の声を放つことも可能。
筆者は、中学1年生になった息子と協力プレイを楽しむ予定だ。何しろ反射神経にすぐれる若さを持つ息子のほうが筆者よりもアクションゲームがうまいのでうちでは出番がなさそうだが、本作には“おたすけモード”も用意されているので、ゲームが苦手な人も大丈夫。食わず嫌いをせずに、『ドンキーコング』の新たな挑戦をぜひ堪能してほしい。