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『デッドプール VR』俺ちゃんがデッドプールだ! “らしさ”全開のVRゲームをプレイしていたら脳までデップーになりかけた

by猫塚きてぃ

『デッドプール VR』俺ちゃんがデッドプールだ! “らしさ”全開のVRゲームをプレイしていたら脳までデップーになりかけた
 デッドプールになりたいと思ったことはないか?

 私はある。肉体的強化による戦闘能力、止まらないブラックジョーク、そしてヒーリングファクター(驚異的な治癒能力)による不死の能力。腐ったアボカドみたいな顔にはなってしまうが、大変魅力的である。

 そんなデッドプールにしっかりとなりきれるのが『
デッドプールVR』だ。Meta向けタイトルとして発表された本作は、プレイヤーがデッドプールとなり、異世界で大暴れできるVRゲーム。

 現地時間2025年6月7〜8日にアメリカ・ロサンゼルスにて開催されたSummer Game Fest Play Days 2025では、本作の冒頭をプレイすることができた。“俺ちゃんがデッドプール”感をたっぷりと味わってきたので、リポートをお届けする。

 ちなみにコミックや映画同様に、
記事内の画像にはグロテスクな表現が盛りだくさんなので、苦手な人は注意。
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生首状態から始まるゲームをプレイしたことがあるか?

 そもそも「デッドプールとはなんぞや」という方に簡単に説明しておこう。デッドプールは、マーベルコミックスに登場するヒーローで、日本ではデップーの愛称で呼ばれることも多い。

 人体実験で驚異的な治癒能力と不死の肉体を得たのと引き換えに、醜い身体に変えられてしまった元傭兵のウェイド・ウィルソンがマスクを被った姿で、破天荒でなんでもアリの“クソ無責任ヒーロー”と言われるほどのぶっ飛んだヒーローだ。

 ブラックジョークが止まらない口と、過激すぎるアクションシーンも特徴で、日本でも公開されたライアン・レイノルズ主演の映画
『デッドプール』は年齢制限がかかるほど。そんな『デッドプール』を題材にしたVRゲームというのが、今回紹介する『デッドプールVR』なのだ。
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 ゲームが始まると、人間にしては異様に低い視点が広がる。「これはどういう状況だ」と困惑して辺りを見渡すと、その理由が明らかになった。どうやらテーブルの上に生首状態で置かれている視点のようだ。前には、首がない胴体があり、しばらくするとその身体が動きだすといったショッキングな光景が映し出される。
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 目の前には何やら作業中の博士。おそらくコイツにこんな状態にされているのだとすぐに理解できる。そんな博士の背後に胴体はゆっくりと近づき……
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これを
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こう
 こんな感じでいきなりボコボコにし始める。勢いよく身体を動かすと、切断された首からピュッと血が出るのにもこだわりを感じた。博士をボコボコにした後は、自分の頭を胴体にくっつけて操作できるように。なんともデップーらしさ全開でゲームが始まるのだ。

 基本操作はVRでの視点移動、左手コントローラーのスティックでのキャラクターの移動、ジャンプ、スライディングなどが用意されている。武器は腰のホルスターにハンドガン2丁、背中には刀が二振り、腰の後ろには道中で手に入れたグラップルガンがある。それぞれの場所に手を近づけて、握るボタンを押すことで、取り出して使用することができた。この取り出す動作もいちいちかっこよくて、意味もなく取り出しまくっていた。

 ちなみに初期装備の銃や刀はどこかに投げたり、落としても自動的にホルスターや背中に補充されるので安心。
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 初期武器のほかに、敵が落とすショットガンやスナイパーライフル、電気棒など多種多様な武器も使用可能。ただ落ちている武器を拾うだけではなく、相手を倒して空中に浮いた武器をキャッチして使うというスーパーヒーローキャッチができる。アクション映画のワンシーンのような演出もこれまたかっこいい。

 武器はそんなものだけではない。敵の死体のあらゆる箇所を切断してそれを投げ飛ばして攻撃することできた。「デップーならこんなことしそう」と思うほど、アクションにはらしさが詰まっている印象だった。
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 それらの武器を駆使して道中の敵を倒していき、ステージを進んでいくのがこのゲームの流れとなる。戦闘では二刀流で刀をクロスさせることで敵の攻撃を弾き、刀の投擲や銃で相手にダメージを与えていく。
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敵のミサイルを刀で反射して倒すこともできた。
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 ダメージを与えると敵がよろけ状態になり、特定のアクションを決めると専用モーションでキル。これがとにかくスタイリッシュで気持ちいいので、狙うことが多かった。

 刀を振り回していたら、「敵の頭がくっついちゃった!」なんてことも多々あった。このゲームをプレイしていると脳までデップーになってしまい、脳内で「敵の頭三つ串刺しにして団子三兄弟とかできないかな」とか思ってしまっていた。危ない危ない。
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 デッドプールの能力のひとつであるヒーリングファクターは、ゲーム内では控えめになっている。死ぬことはないと思い、ダメージを受けすぎたり、電気が張り巡らされた即死エリアに入ると普通にゲームオーバー的な演出でやり直しさせられた。これはゲームだから仕方ない。ヒーリングファクターがそのままだったら楽勝すぎる。
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 VRをあまりプレイしていない筆者でも直感的な操作で楽しめた本作。細かい演出や過激なアクションからは、制作者のデップー愛を感じられた。ファンはもちろん、VRゲームとしてもしっかり楽しめるので、デッドプールになりきれる本作をぜひ体験してほしい。日本語にも対応予定で、Meta Quest3/3Sにて2025年後半に発売予定だ。

 後日談、ゲーム内で自分の手を切ってみたり、銃で自傷しようとしている筆者を見て、担当者は笑っていたことが同行していた通訳者に告げられた。
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