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『マリオカート ワールド』レビュー。Nintendo Switch 2の進化を実感、広い世界の情報の密度が濃すぎるから“フリーラン”探索が楽しい

byジャイアント黒田

更新
『マリオカート ワールド』レビュー。Nintendo Switch 2の進化を実感、広い世界の情報の密度が濃すぎるから“フリーラン”探索が楽しい
 2025年6月5日にNintendo Switch 2本体と同時に『マリオカート ワールド』が発売予定だ。本稿では先行で3時間プレイした印象をもとにしたレビューをお届けする。

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マリオカート×世界を自由にドライブできる=最高!

 マシンに乗って広大な世界の陸海空を駆け抜ける―――。

 フリーランの動画や説明を見て、「えっ!? なにそれ、絶対に楽しいじゃん!」と心躍った『
マリオカート』シリーズのファンは、筆者だけではないはずだ。
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24台でレースする道なので広く感じる。目にした風景はどこでも行ける。
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時間の概念もあり、雰囲気もすごく変化する。
 実際にフリーランをプレイした感想は想像を上回るものだった。まずはフリーランの魅力を語らせてほしい。本作では、シリーズおなじみのグランプリや新要素のサバイバルでも、コースとコースの間を移動できるが、ルートはそれぞれ決まっていた。
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コースとコースをつなぐ道でもレースが行われるようになったことで、シリーズ定番のグランプリがパワーアップ!
 だが、フリーランでは、レース中では通行止めになっていた道や海も走行可能に。マップの切り換えやロードもなく、世界中を気の向くまま自由に走り回ることができるのだ。お気に入りのコースを巡る、絶景を探して道なき道を進む、世界の端を目指すなど、楽しみかたはまさに無限大!
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トラックになって爆走も可能!
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フォトモードも充実。いろんな場所に出向きたくなる。
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“グライド 4km突破!”などのさまざまな目標が用意されている。目標を達成するとマシンに貼れるステッカーが手に入るので、自由気ままにドライブをしながら目標のコンプリートする楽しみも。

 広大な世界を再現したことで、コースの解像度が上がったのも好印象。Switch 2本体の性能の高さも相まって、美しく表現された世界は情報の密度が非常に濃い。同じコースでも風景がガラリと変化していくので、新鮮な気持ちで走行できた。また、ルート分岐やショートカットを狙えそうな場所も多く、タイムアタックは盛り上がりそう!
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本作ではレールスライドのテクニックが追加され、手すりや電線など細いルートの上を走行可能に。クッパキャッスルのコインが配置された細いパイプのように、 レース中には“走れそう”な場所をいくつも発見できる。

 コース上に登場するバラエティー豊かな“おじゃまキャラ”も、コースの解像度を高めてくれた要素のひとつ。これまでにドッスンやウシなどが登場したが、本作のおじゃまキャラの種類や数がケタ違い! ざっと確認しただけでも下記のおじゃまキャラを発見できた。
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ビーチをテクテク歩くポイハナ。
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腕を振り回して近づいてくるブンブン。
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しこを踏んで雷を発生させるK.K。
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バッタン!
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ドッスン! グラフィックが美麗になったことで迫力もアップ!?

 ちなみに、グランプリとサバイバル、フリーランの魅力については、別の記事で深堀りしているので、こちらも併せてチェックしてほしい。

意外(?)なキャラクターが多数参戦! コスチュームの変更要素も魅力的


 好きなキャラクターとマシンを組み合わせてレースに参加できるのも『マリオカート』シリーズの醍醐味だ。本作では、パーツを組み合わせてセッティングすることはできなくなったものの、スピード、かそく、おもさ、まがりやすさのパラメータは健在。選んだマシンによって、パラメータが変化するようになっていた。

 また、本作で力を入れているなと感じたのが、バラエティー豊かなキャラクター。マリオやルイージ、ヨッシー、ピーチといったおなじみのメンバーに加えて、クリボー、プクプク、ハッチンなど、多くの敵キャラクターが参戦。さらに、ウシやペンギンなど、シリーズおなじみの“おじゃまキャラ”がまさかのプレイアブル化! ジャンプアクションで見せてくれるキュートな姿は必見だ。
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ウシとペンギンは、ドストレートな名前もツボ。シンプル・イズ・ベスト!
 新アイテムのダッシュフードで、キャラクターのコスチュームが変わることがあるのもうれしい。体験会では、ワイルドなマリオやキュートなベビィピーチの変身した姿を確認できた。製品版では、コスチュームをコンプリートするのも楽しみだ。
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マリオはツーリング、ベビィピーチはセーラーのコスチュームに変身。
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ダッシュフードは世界各地のヨッシーズで入手できる。
 ちなみに、新たなマシンは入手したコインの数で、キャラクターは特定の条件を満たすと解放される模様。コスチュームも一度獲得することで、その後はそのコスチュームを着たキャラをキャラクター選択画面から選択できるようになる。。
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カメックは、ライバルを変身させながらさまざまな効果を発生させる新アイテム。キャラクターの解放条件にもなっているようで、ガボンに変身するとこのキャラクターが選択可能に。

カメラプレイやJoy-Con 2ハンドルでレースがさらに白熱!

 体験会では、別売のNintendo Switch2カメラやJoy-Con 2ハンドルも使って試遊できた。期待以上の体験で筆者が感動したのはカメラプレイ。画面分割の4人プレイでグランプリやふうせんバトル、あつめてコインを体験したのだが、カメラの精度はかなり高く、登録したプレイヤーの顔をしっかり表示してくれる。
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カメラの登録もとっても簡単。表示したい顔にカーソルを併せて、範囲を決めれば準備オーケーだ。
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ちなみに、表示する範囲を小さくすれば、顔のアップを表示することも可能。「俺の顔、小さくね!」と、40歳のおじさんが童心に帰って楽しめた。
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 いっしょに遊ぶプレイヤーの顔を見ながら遊べるのはもちろん、何よりも「いい!」と感じたのは、ライバルの位置の視認性が上がったこと。瞬時に判断しやすくなり、アイテムで攻撃して抜かしたり、ふうせんやコインを奪ったりしやすくなった。もちろん、攻めやすくなったのはライバルも同じ。“いいところ”で狙われやすくなり、レースやバトルがますます白熱した。

 つづいて、Joy-Con 2 ハンドルを使ってふたりプレイでレースしてみることに。Joy-Con 2に取り付けてハンドルのように持って操作できるコントローラー。磁石による着脱も非常に楽で、“カチッ”とハマるのは本体への着脱と同じくクセになる。ハンドルの傾きで方向を操作するので、ドリフトをするのに慣れが必要だと感じたものの、直感的な操作が楽しめるのは大きな魅力。
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別売りのJoy-Con 2 ハンドル。画像は任天堂公式サイトより。
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慣れないハンドル操作に最初はちょっぴり苦労するも、コツをつかめばリアルなマシン操作が楽しめた。
 Joy-Con 2を使ったプレイでもレースを十分に堪能できるが、さらに白熱のレースを体験したい方は、Nintendo Switch 2 カメラとJoy-Con 2 ハンドルも要チェック!
マリオカート ワールド
  • 発売予定日:2025年6月5日
  • ダウンロード版価格:8980円[税込]
  • パッケージ版価格:9980円[税込]

Nintendo Switch 2 マリオカート ワールド セット(日本語・国内専用)
  • 発売予定日:2025年6月5日
  • 価格:53980円[税込]

Joy-Con 2 ハンドル 2個セット
  • 発売予定日:2025年6月5日
  • 価格:2480円[税込]
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