言わば旧『FF14』のエンディング
すごかったのは現実でのサービス中断を、世界の破滅である第七霊災としてストーリーに組み込み、現行サービスの『新生エオルゼア』へとつなげていったところだろう。ゲーム内でも大規模なイベントとして描かれており、参加したプレイヤーは一生忘れられない体験になったのではないだろうか。ログイン画面でも世界の終わりまでのカウントダウンが表示されていたというから、なかなかに徹底している。
発端となったのは月の衛星“ダラガブ”がプレイヤーたちの冒険の舞台である“エオルゼア”へと接近しはじめたこと。最初は月の横に小さな衛星が見えているだけだったものが、アップデートごとに地球時間で約1年も掛けて徐々に大きくなり地表へと迫ってくるのだから恐ろしい。やがてダラガブは赤黒くおぞましい球体に変貌、最終的には落下直前といったレベルまで迫ってくるといった寸法だ。
さらに、大きなネタバレになるが、時代の終焉トレーラーにレイドコンテンツ“大迷宮バハムート:真成編”をクリアーした際に流れるムービーを加えた“Flames of Truth”という動画も存在する。ネタバレ上等であればこちらを見てしまうのもアリだ。