動画内では、チャンネルについてのさまざまな裏話が赤裸々に語られている。中でも衝撃的なのは“(最終回スペシャルを除く)すべての動画が2年半前には撮り終わっていたこと”、そして“制作費の総額は約9000万円、収入はゼロ”であったということだった。
次に制作するゲームが本格始動する前に多くの作業を完了しなければならない都合から、桜井氏はチャンネルで紹介する内容の全体像を構想、パイロット版の制作、すべての原稿の執筆、そして256本の動画の撮影までを2021年10月から2022年4月のあいだにすべて済ませたことになる。
収益化をしていないチャンネルの収入はもちろんゼロ。作業負担も大きく、自身のノウハウを流出させる行為でもあるという、リターンなどまったくない動画公開だったが、ひとえに「未来のゲームを少しでもよくするための投資」として続けていたということだった。