
最強の一般人イーサン最後の物語
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『バイオハザード7 レジデント イービル』同様にタイトル表記が凝っている点もおもしろいところ。本作はナンバリングとしては『バイオハザード8』となるのだが、タイトル"VILLAGE(ヴィレッジ)”の“VILL”部分がローマ数字で8(VIII)に見えるように部分的に異なる色で彩色されているのだ。前作の表記もかなりカッコよかったため、「次回作でも」と密かに期待を抱いていたのはきっと筆者だけではなかったはず。
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ゲームの舞台となるのは『バイオ7』から3年後の世界。前作から続投する主人公のイーサン・ウィンターズは、奪われた愛娘ローズを奪い返すため、古びた城を中心とする辺境の村を彷徨い、探索していくこにとなる。今回も主観視点の“アイソレートビュー”が採用されていて凄まじいほどの没入感&臨場感。風の音や家の軋みなど、細かく再現された環境音が一層の恐怖を引き立ててくれていた。
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ライカン(人狼)をはじめとする多種多様なクリーチャーが『バイオハザード ヴィレッジ』には登場するが、なかでも敵対者となる“四貴族”は圧倒的なインパクト。前作のベイカー一家も忘れられることができない存在だったが、今回の四貴族もかなりのキワモノキャラクターだ。
筆者的には村人の畏怖を集める城主“ドミトレスク夫人”がとくに印象深い。パッと見はいかにも貴婦人といった風情だが、近づくと見上げるほどの長身だったのがなぜか怖かった。ほかにも人形を操るドナ・ベネヴィエントや人造湖に隠れ住む怪人サルヴァトーレ・モロー、機械化したクリーチャーを従えるカール・ハイゼンブルクといったヤバい奴らが勢揃いしている。
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『バイオハザード4』を思い出すようなアイテム管理のシステムもユニーク。所持アイテムにはすべてサイズが設定されていて、アタッシュケース内にキッチリ収まるように縦横に向きを替えつつ配置していかなければならない。商人のデュークの店では銃器のアップグレードも可能で、バンバン敵を倒していくシューター的なおもしろさがあるのも本作の魅力と言えるだろう。
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そう言えば、プロモーションの一貫で歌手の吉幾三さんが歌う『バイオハザード ヴィレッジ』公式ソング“俺らこんな村いやだLv.100”が公開されたのを覚えているだろうか。これはもちろん、名曲『俺ら東京さ行ぐだ』の“ヴィレッジVer.”とでも言うような代物で、公開当時はかなりの注目を集めた。思わず笑ってしまうような歌詞に加え、吉幾三さんがライカン姿に扮していたのもなかなか衝撃的だった。
2023年2月22日には、PS5版向けに無料DLC『バイオハザード ヴィレッジ VRモード』の配信が開始。なんと、本編のソフトを持っていなくても物語の一部を体験できるというのだからすごい。プレイステーションVR2を所有している人は、ぜひ次世代VR空間を体感してみてはどうだろうか。