【RJL2021】 第8節 試合結果!(6月12日・13日)

“Rainbow Six Japan League 2021”第8節の試合結果を掲載。
文:takatoko

公開日時:2021-06-16 15:30:00

サムネ

 NTTドコモが新たに設立したeスポーツリーグブランド“X-MOMENT”において、PC版『レインボーシックス シージ』の国内eスポーツ大会“Rainbow Six Japan League 2021(以下、RJL2021)”が、2021年3月13日より開催中。

 本稿では6月5日・6日に試合が開催された第8節の結果をお届けする。

■順位表(第8節終了時点)

順位

第1試合

REJECT 2-0 EVA:e

1マップ目:カフェ 7-4 (EVAピック)
2マップ目:オレゴン 8-7 (REJECTピック)

 降格圏となる6位のチームとのポイント差を広げたい5位のREJECTと、2勝目を勝ち取りたいEVA:eによる一戦。REJECTの人数をかけたチームの動きに対して、個人ベースで撃ち合いを狙うEVA:eは苦戦した。EVA:eは今まで個人の撃ち合いで遊撃の処理を行うことも多く、アグレッシブなプレイが目立っていた。今節ではチームで丁寧に処理する動きも多くあった。

 たとえば、いわゆる定番ポジションと呼ばれる、防衛陣営が攻撃陣営に対して時間をかけさせたい耐えられるポジションの処理はチームでフラググレネードやラペリングによる射線から上手に処理することはできていた。しかし、終盤の2vs2といった少人数戦や流動的に動くREJECTのTake選手の遊撃といった、アドリブが必要な場面では個人で動いてカバーをとることができない場面もあり、ややミスも目立つ。

 一方でREJECTは終盤の場面など焦りが出やすい場面であっても1v1をせず、カバーを付けて対処するプレイが多くあり、チームとして落ち着いたプレイができていた印象だ。REJECTは今節の勝利によって6位のCGLと4ポイント差をつけることに成功し、降格圏争いから一歩抜け出すことに成功。

第2試合

CYCLOPS athlete gaming 2-0 Crest Gaming Lst

1マップ目:山荘 7-2(CGLピック)
2マップ目:クラブハウス 7-3(CAGピック)

 1マップ目の山荘は、第1節でCAGとCGLが対戦したときには延長戦へともつれ込む接戦だったが、今節では7-2とCAG圧倒する形に。第1節でのCAGの山荘は攻撃が取れず苦戦したが、今節のCAGは遊撃の処理の速度や現地攻めの判断の的確さといったマップの練度が高まっており、多くのラウンドを獲得。

 2マップ目のクラブハウスではCGLはCAGの得意とするMONTAGNEのBANをせず、CLASHを起点とした防衛でMONTAGNEへの対応を行った。また、THATCHERのBANによって攻撃陣営の時間を使わせることや補強壁の破壊の疎外に成功し3-3での折り返しとなった。しかし、攻守交代後のCGLはCAGの攻撃を止めることができず7-3でCAGが勝利。攻撃陣営になってからのCGLはファーストブラッドを獲得することができず、エリアをうまく広げていくことができなかった。

第3試合

Sengoku Gaming 2-0 Team Northeption

1マップ目:オレゴン 7-5 (Nthピック)
2マップ目:カフェ 7-4(戦国ピック)

 1マップ目のオレゴンでは戦国が6-0と防衛陣営で1本も落とさず折り返すことに成功した。NORTHEPTIONは相手としては想定外なタイミングで人数をかけたラッシュを要所で挟むものの、冷静に対処されてしまい人数差を広げることができなかった。

 攻守交代後、そのまま戦国がマップを獲得するかのように見えていたが、NORTHEPTIONは5本連続で防衛のラウンド獲得に成功。しかし、12ラウンド目の防衛ではディフューザー設置を阻害できれば勝利という場面まで追い込むものの、戦国による上下射線による人数削りや冷静なロックによって設置に成功し、1マップ目は戦国が獲得した。

 NORTHEPTIONは前節でのFAV戦では攻撃で自分たちのやりたいことができずに敗北してしまった。今節でも多くのラウンドを獲得することはできなかったものの、2マップ目のカフェでは3階攻めでSラペリングを軸とした攻めなど、“NORTHEPTIONらしい“独特な攻めのアプローチは見られた。

 戦国はこれで7勝1敗と、後半戦も好スタートを切ることに成功している。入れ替え戦を確実に手にするためにも今後の試合も負けられない。

第4試合

GUTS Gaming 2-0 FAV Gaming

1マップ目:オレゴン7-3(FAVピック)
2マップ目:領事館 2-7(GGピック)
3マップ目:海岸線7-4

 新たにMerieux選手の加入によって、堅実な囲い込みを得意としたGuts Gamingはアグレッシブなプレイも増えてきた。とくに今節ではYura選手とJJ選手による前線での撃ち合いにFAVは苦戦した。この試合では互いに相手のピックマップを獲得し、3マップ目の海岸線に突入する展開に。最終マップの海岸線でも前述のとおりGuts GamingのエースプレイヤーYura選手によるファーストブラッドの獲得やチームでタイミングを合わせて戦うといったチームの連係力を発揮できたGuts Gamingに軍配が上がった。

 前半戦のGuts Gamingは3勝4敗と長らく国内リーグの上位チームとして活躍していたことを考えると決していい結果ではなかった。しかし、先週の第7節に新メンバーも加入し、いいスタートを切ることができている。これから始まるAPAC North Division Stage2でもよりよい結果をもたらすことを期待したい。

次節の見どころ

 第9節の試合は以下の通りになっている。

■6月19日(土)
第1試合目 NORTHEPTION vs CYCLOPS athlete gaming
第2試合目 FAV Gaming vs Sengoku Gaming

■6月20日(日)
第3試合目 Crest Gaming Lst vs REJECT
第4試合目 EVA:e vs Guts Gaming

 次節では2位Sengoku Gamingと3位FAV Gamingによる試合が行われる。前半戦でCAG以外のチームに対して無敗のSengoku Gamingは、再び勝利することができるのか。また、FAV Gamingとしては4位のGuts Gamingとの勝ち点差が1ポイントと徐々に縮められている。次節の結果次第では3位と4位の入れ替えの可能性も出てくるため負けられない。

 また、もっとも注目すべきなのが降格圏争いを行っている5位のREJECTと6位のCrest Gaming Lstの直接対決だ。現時点では4ポイント差と1勝では補えないポイント差となってしまっているため、CGLは残留するためには負けられない。一方でREJECTは前半戦では直接対決で破れてしまっており、リベンジマッチとなっている。CGLが勝利し降格圏争いがより熾烈になるのか、REJECTが勝利しポイント差をつけることに成功するのか見逃せない。

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タイトル:レインボーシックス シージ
メーカー:ユービーアイソフト
対応機種:プレイステーション4、Xbox One、PC

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