バンダイブースの注目アイテムをピックアップ

 2016年6月9日~12日に、東京ビッグサイトで開催されている“東京おもちゃショー2016”(一般公開は6月11日~12日)。初日となる6月9日のバンダイブースでは、さまざまな新IP・新商品が発表された。そのうち『ウッディロボ・シェリフスター』、『ウルトラマンオーブ』、『Tamagotchi m!x』の情報についてはすでにお伝えずみだが、ここではそれ以外の新アイテム発表会の模様を、まとめてリポートしていこう。

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『デジモン』最新プロジェクトが始動!

 1997年に発売された液晶玩具『デジタルモンスター』を始めとし、ゲームやアニメなど幅広い展開で人気を博してきた『デジモン』シリーズ。その最新コンテンツとなるテレビアニメ『デジモンユニバース アプリモンスターズ』のスタートに伴い、バンダイでは、キーアイテムとなる『アプモンチップ』シリーズを10月上旬に発売すると発表した。

 発表会では、冒頭でまずプロモーションビデオが上映されたのち、プロジェクトの概要が説明された。“アプリモンスター(アプモン)”は、アプリ+モンスターというイメージの、いわばアプリ生命体。特殊アイテム“アプリドライブ”を手にした主人公が、仲間のアプモンとともに冒険を進めていくというのが、背景となるストーリーだ。スマートフォンの普及でアプリが身近な存在である、現在のトレンドが活かされた設定になっている。

▲アニメシリーズはここまで6作。『デジモンユニバース アプリモンスターズ』が7作目となる。
▲プロモーションビデオで、その世界観が紹介された。
▲主人公とタッグを組む、“ガッチモン”もステージに登場し、イベントを盛り上げた。

 バンダイが発売するシリーズ第1弾商品は、『アプモンチップ ver.1.0 目覚めよ!アプリ生命体!』。10月上旬発売予定で、1袋2枚入り、価格は税込259円だ。またチップを読み込むアイテム『アプリドライブ』も、同じく10月上旬発売予定で、こちらは税込4860円。ふたつのアイテムをそろえると、アプモンを“アプリアライズ(実体化)”させたり、ふたつのチップで“アプ合体(進化)”させたりと、作品を追体験して遊ぶことが可能だ。なおチップにはコモン、レア、スーパーレアなどのランクが存在するので、コレクションを集める楽しみもある。

▲第1弾のチップ。左がガッチモン、右がナビモン。
▲アプリドライブにチップをセットすることで、さまざまな演出が楽しめる。
▲チップをそろえることで、遊びの幅もさらに広がっていく。

 同コンテンツはすでにゲーム化も決まっており、バンダイナムコエンターテインメントより、ニンテンドー3DS用タイトルが発売予定。その製品版、そして先行配信予定の『サイバーアリーナ(仮)』では、『アプモンチップ』を使ってゲーム内にアプモンを登場させ、白熱のバトルを楽しむことができる予定だ。
 またアーケードのカードバトルゲームとも連動。『データ カードダス』では、アプモンをカードで呼び出してユニットを作成できることになる。こちらも大いに楽しみだ。

▲携帯ゲームともリンクして楽しめる仕様になっている。
▲注目のアニメは、テレビ東京系で10月よりスタート。

 イベントの最後ではステージに、シリーズの元祖人気キャラクターであるアグモンも登場。新キャラのガッチモンとのツーショットでのフォトセッションが行われ、発表会は無事に終了となった。アニメに玩具にと、いまだ幅広い展開を続ける『デジモン』。その人気はまだまだ健在だ。

▲新旧の人気キャラクターが並んでポーズ。

『ドラゴンボールヒーローズ』がさらに進化!

 人気カードゲーム『ドラゴンボールヒーローズ』の最新バージョンとなる筐体『スーパードラゴンボールヒーローズ』が、2016年秋から稼働する。その発表会のステージには、『スーパードラゴンボールヒーローズ』プロデューサーの樋口氏と、Vジャンプ編集部の『ドラゴンボール』担当編集である内田氏が登壇。さらに孫悟空も登場するなか、まずはプロモーションビデオが上映されたのち、樋口氏や内田氏から、概要が説明された。

▲冒頭ではまず、新筐体のプロモーションビデオが上映された。
▲ゲストとして登場した、樋口氏(左)と内田氏(右)。
▲応援キャラクターとして孫悟空も登場。

 最新機種では、従来の『ドラゴンボールヒーローズ』からさまざまな点が進化。使用カードが5枚から7枚に増え、タッチパネルモニター搭載、戦況を左右する“バーチャルカード”の採用などで、遊びの幅がさらに広がった。
 もちろん『ドラゴンボールヒーローズ』での“ヒーローアバターカード”を含む、これまで発売されたカードはすべて使用可能。現行マシンのファンも新たなファンも、誰もが楽しめる親切仕様となっている。

▲原作の世界観にマッチしたバトルが楽しめる。
▲ゲーム画面のイメージ。『ドラゴンボール』のキャラたちといっしょに戦う気分を味わえる。
▲発表会では、主題曲を歌うユニットの3名が生歌を披露。

 発表会の最後に紹介されたのは、アニメの最新情報。新章となる「“未来”トランクス編」は、6月12日スタートとなる。ここではプロモーションビデオの公開とともに、アニメで孫悟空の声を演じる野沢雅子さんのビデオメッセージや、原作の鳥山明氏のコメントなども紹介され、関連商品を含めたビッグプロジェクトであることがあらためてアピールされた。
 なお現行の『ドラゴンボールヒーローズ』では、最新マシンにつながるエピソード「魔人ドミグラ編」が開幕となる予定。さまざまなキャンペーンも行われるとのことなので、ぜひチェックしてほしい。

▲野沢雅子さんら、大御所からも応援コメントが寄せられた。
▲アニメの新シリーズでは、どんなストーリーが展開されるのかも注目だ。
▲ラストのフォトセッションでは、みんなでガッツポーズ!