CLeM(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
感覚的には脱出ゲームのノリ。探索しながらヒントを集めて謎を解いていくのが楽しいです。徐々に行動範囲が広がるだけでなく、既知の場所にも変化があるので探索のし甲斐があるのがよかったな。荒唐無稽な謎解きはなく、基本的にヒントからしっかりと導き出せるのが好印象。重要なことがメモされるのも便利でしたね。つねに不穏な雰囲気を漂わせる物語は、何が起きたか真相を探りたくなる。
週刊ファミ通1848号より
かわいらしい絵柄でありつつも、不気味でダークなムードのストーリーが興味をくすぐる。物語の進めかたは、スタンダードなポイントアンドクリックアドベンチャーの形式がベースだけど、そこそこ悩んだり、でも詰まってしまうほどではない、いい塩梅の謎解きがおもしろい。ゲームの途中から移動速度の変更が可能になるけれど、それでも素早く動けるわけではないので、ちょっともどかしく感じるかも。
週刊ファミ通1848号より
主人公に指示する少女の声から、無邪気な残酷さがにじみ出ていて終始ダークな雰囲気。ステージクリアー型ですが物語は続いており、屋敷で起きたことが明るみになるとゾゾッと来るものがありますね。謎解きにはオカルトな要素がありつつも、法則性を探して解く仕掛けもあって、なかなかの歯応え。メモ帳は便利ですが、手掛かりを見落として詰まる場面もあり、ヒント機能が欲しくなりました。
週刊ファミ通1848号より
かわいらしさと不気味さが融合したアートスタイルは非常に独創的。また屋敷を舞台にさまざまな謎を解いていくことで新しい道が開けるゲーム性は、やり込み甲斐がある。ただ一部直感的ではない謎解きや操作性も見受けられ、爽快感や達成感よりも少々のストレスを感じる面も。またインタラクトできるものか否かは、主人公が近づくまでわからないので、比較的しらみ潰しになりがちなプレイフィールに。
週刊ファミ通1848号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。