さらにサウンド制作には『Stellaris』シリーズのアンドレアス・ワルデトフト氏が参加。プレイヤーの艦船デザインは『Star Atlas』のゲイリー・サンチェス氏、ガン・ナラン氏らが手掛けるなど、世界を股にかける実力派クリエイターが名を連ねて制作されている。
なお本作は海外向けに先行配信されており、App Store無料ゲームランキングでは各国で1位を獲得した。
本稿では、そんな『銀フロ』のプレイフィールをレビュー。なお記事内の画像はスマホのものだが、PC版とのクロスプレイも可能だ。PC版(横画面)ならば、よりダイナミックな体験を楽しめるだろう。
正直ナメてた。宇宙規模で展開されるストーリーがおもしろい

襲撃により艦内はすでにボロボロ。近くの宙域から氷晶や金属を現地調達し、消火や修理を指示していくなど、冒頭から緊迫感のある展開が続く。一切の甘えを許さない世界観に、一気に引き込まれる。


なんとか宙賊たちを撃退し、九死に一生を得る主人公。しかし、クライアントである帝国は、物資の安否にしか関心はない。きっとこいつらは人間を数字としか見ていないヤツらだ、なんと無慈悲な。




中身を知らずに運ばされていたとはいえ、少女を帝国に引き渡せばろくでもない目に遭うことは明らか。そういう匂いがプンプン漂ってくる。どの作品でもそうだけど、なんで帝国って名前の付くものは、こうもきな臭いのだろう。
しかし、やはりひとりの人間として少女は助けたい。そこで主人公は大口の顧客である帝国を敵に回し、シノギを失ってでも少女を助けようと他星系へとワープすることに。このあたりの展開は、重厚なSF世界をベースにしながらも、昨今のゲームらしいエンターテインメントとして昇華されている雰囲気を感じた。

……といったあたりが序盤のあらすじ。その後、宙賊の正体は帝国に刃向かうきな臭いカルト教団であることが判明したり、星々の利権争いが激化したりと、壮大なスペースオペラが展開していく。
正直なところ、ストーリーにはあまり期待していなかったのだが、これがけっこうおもしろい。いや、めちゃくちゃおもしろい。
とはいえ多くの日本人にとって、原作となる『ファウンデーション』シリーズはそうなじみがあるわけではないだろう(たぶん)。かくいう私もそのひとりだ。この記事を書くことになるまで知らなかったので、本作に出会えなければ『ファウンデーション』シリーズにふれることなく生涯を終えていただろう。
そんな私でも、本作のストーリーはしっかりおもしろい! ちなみに作中には原作にも登場するキャラクターたちが登場するようで、原作を知っていれば「あ、この人はあの作品であんなことをしていた人だ!」みたいな発見もあるだろう。ただ私のように原作を知らずともしっかりSF作品として楽しめているので、ハードコアSFが好きな人はもちろん、ファンタジーSFが好きな人にも受けるのではないだろうか。


宇宙を自由に駆け巡れる拠点。ヒーローによるアクション要素もあり
しかし本作は拠点そのものが移動できる。星々を渡り歩き、戦域を自由に選べるというシステムは戦略性の規模を広げるだけでなく、プレイヤーの精神衛生もケアしてくれている。やさしい。また星間貿易を行い利益を確保していくことも目的になるため、ストーリーや世界観とも合致している。

拠点となるマザーシップをカスタムできるのもポイント。宇宙を探索して資源を集めれば、多種多様な機能を持つ船室を設計・増設・アップデートできるのだ。船内が賑やかになることで得られるワクワク感もあるし、主砲のアップグレードや移動速度の向上など、戦力も目に見えて成長するのがうれしい。
また各設備はエネルギーを消費するので、艦内のエネルギーをやりくりする楽しみもある。ただ、こうしたリソース管理は苦手な人もいるだろう。そんな人向けに実装されているのかは不明だが、オーバークロックしてエネルギー問題を一時的にしのげるシステムもある。とはいえ好き勝手に船内施設を増設し続けると、エネルギー枯渇から逃れられなくなってしまうのでNG!


戦闘はマザーシップ&戦闘機による艦隊戦と、ヒーロー(戦えるクルー)を駆使する二軸で構成。


宇宙での戦いは艦隊戦。戦艦どうしが足を止めて撃ち合うので、事前のセットアップやマザーシップの改造度合、そしてどのような布陣を敷くかが勝利のカギを握る。
一方、惑星上で行われる地上戦はヒーローを使ったバトルになる。こちらはプレイヤーが操作するアクション要素を含んだ内容。停止時に自動で攻撃をしてくれるので、プレイヤーはヒーローを移動させ、適宜スキルを使っていく形となる。




ソロプレイでできることも膨大だが、ソーシャル要素も豊富。ギルドをみずから設立したり、他プレイヤーが作ったギルドに加入することもできる。

まだ正式サービス開始前なので具体的なプレイフィールは記せないが、ギルド単位でのバトルも楽しめるという。このギルド単位での争いもかなりスケールが大きいらしく、星系だけでなく宇宙全体の掌握へといたる、壮大な覇権争いが用意されるとのこと。宇宙を統べる超巨大ギルドというフレーズもなんとも魅力的だ。こちらは正式サービス後の展開を期待したい。
なおギルドではメンバーどうしで助け合うシステムもあるという。足りない素材を仲間たちで融通しあえるかどうかは、戦艦をスムーズに強化していくのに大きな影響を与えるだろう。恩恵が大きくなりそうなので、プレイの際はぜひギルドに参加したほうがよさそうだ。
硬派なSF好きにオススメなタイトル

こちらは日常プレイやアクティビティでイベントアイテムを獲得し、それを消費して宝箱を獲得するというもの。また全プレイヤーの累計進行度に応じて、報酬が段階的に解放されていくので、のんびりでも確実にプレイを進めていくといいだろう。
なおイベントが実施されるのは、2026年4月3日より前に開放されたサーバーと制限が設けられており、プレイヤーコアレベル10以上という参加条件も設けられている。スタートダッシュをキメるのであれば、なるべく早いうちからゲームに参加しておきたいところ。
とくに記事が公開された時点では、国内リリースを記念して“伝説級ヒーロー”と、限定級戦艦“デマーゼル”を獲得できるので、始めるならいまが大きなチャンス! 本格的なSFを楽しみたい人は、ぜひプレイしてみてはいかがだろうか。ストーリー、めっちゃいいぞ!
製品概要
- タイトル:『ファウンデーション:銀河フロンティア』
- 対応機種:iOS、Android、PC(Windows/Mac)
- 価格:無料(アプリ内課金あり)
- 公式サイト
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