Lies of P(Xbox One)のレビュー・評価・感想情報
リスペクト先の作品と似た部分もありますが、オリジナル要素を組み込んだうえで、楽しく仕上げてくれて満足度は高い。敵の攻撃を弾くようにジャストガードを多用し、反撃の致命攻撃へと転じていく立ち回りは激アツでしたね。武器をブレーと柄に分解し、使いやすく結合させられるのは便利でよかった。多々やさしい配慮を感じるせいか、ボス再戦時の移動がそのまま残っているのがツラい。
週刊ファミ通1815号より
数あるソウルライク作品と比べても、とりわけプレイの感触や雰囲気が本家の『ダークソウル』シリーズなどに近い。童話モチーフのダークな世界観がいい感じ。“リージョンアーム”による特殊アクションも、人形らしさを感じられるギミック。敵のリーチや突進力に対して、自キャラの攻撃の踏み込みの浅さに歯がゆい思いをしたりもするけど、ヒリヒリするようなバトルは夢中になれます。
週刊ファミ通1815号より
随所に『Bloodborne』へのオマージュが感じられる作品。ビジュアルが精細で美しく、敵である人形たちは滑稽で不気味なのがいいですね。静かで恐ろしい世界も魅力ですが、字幕に誤字脱字がチラホラ見られるのが惜しいかな。序盤から難度は高めなものの、ボス戦で敗北しても“エルゴ”が回収しやすかったり、回復アイテムが底をついても戦えばチャージされるなど、希望を見出せるシステムも。
週刊ファミ通1815号より
刃と柄、それぞれのパーツを組み合わせる武器カスタムが味となり、戦闘アクションの幅広さにひと役買っている印象。また、敵に攻撃を与え続けると回復アイテムが補充されるので、攻防の駆け引きがより深く。随所に『Bloodborne』を意識したような箇所が見られつつ、それなりに難度も高め。とは言え、ソウルライク作品に慣れたプレイヤーならば、手触りのいい操作感も含めて楽しめるはず。
週刊ファミ通1815号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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