テイルズ オブ ベルセリア(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
システムなどに革新的な要素こそないが、全体的にハイレベルに仕上げられて、ライト層からコアゲーマーまで楽しめる。登場キャラがみんな魅力的なうえに、チャットシステムの会話で人となりが掘り下げられるので、冒険を進めるほどに愛着が湧いていく。バトルは、“術技連携”で手軽にコンボがくり出せる点と、“ブレイクソウル”でソウルを使ったり、敵から奪い取るといったマネジメントがおもしろい。
週刊ファミ通1445号より
ベルベットの生き様を描く物語には、心揺さぶられるものがあり、グイグイ引き込まれます。戦闘は、簡単操作で自由な連携をくり出せるのがよく、“術技”を自動で選んでくれるおまかせ機能もあり、幅広いプレイヤーに対応。カメラ視点が自由に動かせるようになり、見やすさが改善されているのもナイス。フィールドや街のあちこちに、アイテムや“ねこスピ”が落ちていて、探索で退屈しないのもいいね。
週刊ファミ通1445号より
各種システムの熟成がすばらしく、最高峰の完成度。情緒的な物語や演出、にぎやかな戦闘など、『テイルズ オブ』らしさが濃く打ち出され、どっぷり浸れました。異海探索などの遊び要素も◎。一方で、シリーズ21年目の新たな一歩で、PS4版もリリースされ、新しい『テイルズ オブ』への期待が大きいだけに、革新性も欲しかった。絵が魅力的なので、PS4ならではの表現力をもう少し感じられたら、とも。
週刊ファミ通1445号より
ボタン配置やシステムの追加など、バトルに関する変更がかなり多く、最初は戸惑ったが、システムを理解できると爽快なコンボが決められるようになり、俄然楽しくなってくる。装備の強化やカスタムも多彩で、やり込み甲斐がありますな。カメラ視点を自由に動かせるのもうれしい。主人公の境遇と、まわりのキャラとの温度差に、若干の違和感を覚える場面もあったけど、これはこれでおもしろいか。
週刊ファミ通1445号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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