幻想の輪舞(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
『東方Project』シリーズのファンに向けた作品。『旋光の輪舞』の二次創作ソフトなので、弾幕シューティングの弾避けと対戦アクションを融合させたゲーム性も、本家に類似。敵の弾をギリギリでかわす“グレイズ”や、低速移動とダッシュ移動の使い分けといったテクニックが用意されてやり込み甲斐があり、アツい対戦が楽しめる。近接攻撃コンボの動きのアクションは、もっとがんばってほしかった印象。
週刊ファミ通1386号より
メイン、サブ、チャージの各攻撃を駆使して相手と撃ち合う対戦形式は、キャラごとの弾の特徴が違うこともあって白熱する。自機の移動がややゆっくりなので、弾幕を張りつつ被弾を減らすという立ち回りを、初心者でも楽しめる。スペルの発動と、それにボムで対抗する駆け引きがあるのもいいね。ストーリーとアーケードモードの難易度設定や、対戦でのボムの数の変更などができるとよかったな。
週刊ファミ通1386号より
弾幕の、花火のような美しさにほれぼれ。とくに、必殺の“スペル攻撃”は圧巻で、避けるのも忘れて見とれてしまうほど。一般的にはボスの専売特許だった、派手なショットを撃てるのは楽しいね。ただ、相手のショットと混ざり合うと、画面上が弾だらけになり、どこへ逃げたものかと戸惑ってしまう場面も。ひとり用モードが充実しているのもいい。ノベルタイプのシナリオモードは、イラストも豊富です。
週刊ファミ通1386号より
『旋光の輪舞』をベースにした対戦シューティングゲーム。オリジナル版同様、攻防の駆け引きの醍醐味が盛り込まれ、やり込める作り。とはいえ、画面上の情報量が多く、操作感も含めてやや煩雑な感じも。また、攻撃や弾の演出は派手で見た目にはいいが、プレイ感覚は、弾が当たってるかどうかがわかりにくいところも。絵は派手だがボイスはなく、戦闘中の音楽やBGMも少し地味な印象を受ける。
週刊ファミ通1386号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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