2025年4月に発売したスマートフォン“Google Pixel 9a”。Google Pixel 9の廉価版として価格は79900円[税込]から販売されている。
今回はそんなPixel 9aをメーカーからお借りできたので、実際に『原神』と『デルターフォース』をプレイしての使用感や発熱などゲーマーとしての使い勝手を中心に紹介していく。
軽くて持ちやすい、そしてかわいい
まずは外観から見ていこう。今回お試しできた端末のカラーは“Peony”で、淡いピンク色がかわいい。角の丸みが大きく、ベゼルが太めなのも印象的だ。

カラーはPeonyのほかに、ブルー系のIris、ホワイト系のPorcelain、ブラック系のObsidianの4色が展開されている。
ディスプレイは、約6.3型の有機ELを採用。解像度は1080×2424ドットのフルHD+。最大輝度は1800ニト(HDR)、ピーク輝度は2700ニトと屋外かつ日差しがある中でも見やすい。リフレッシュレートは60~120Hzで動作はスムーズ。
本体正面から見て右側面は電源ボタンと音量ボタンのみでシンプル。底面にはType-Cポート(USB 3.2)と、スピーカーが配置されている。なお、スピーカーはインカメラ上部にもあり、ステレオとなっている。イヤホンジャックとmicroSDスロットは搭載されてない。

右側面

底面
背面はマットな仕上がりでスベッとしている。カメラは2眼構成になっており、デザインは出っ張りが少なくフラット。カメラ性能や作例は最後に紹介する。

重さは約186g。個人的には軽く片手でも持ちやすいなと感じた。生体認証は顔と指紋に対応。とくに、指紋認証は超音波式なので、認識速度が早かった。
プロセッサーは、Googleが独自に開発している最新モデルの“Google Tensor G4”を採用。最上位機種の“Pixel 9 Pro”と上位機種の“Pixel 9”にも同じものが搭載されている。
初期OSは最新のAndroid15。メモリは8GB、内蔵ストレージは128GB/256GBとなっている。『原神』だけで約30GBも使用するので、もしいろんなゲームを遊びたいのであれば256GBがおすすめ。
バッテリーは5100mAhで、上位モデルがいずれも4700mAhなので容量がアップしている。急速充電やワイヤレス充電も利用可能だ。
ほかに注目すべき点は、FeliCa(おサイフケータイ)に対応していることだろう。モバイルSuicaをはじめ、nanacoやQUICPayなど各種タッチ決済できるのはありがたい。また、OSやセキュリティのアップデートが7年間提供されるのも長く使い続けたい人にとってうれしいサポートだ。
Googleの公式専用ケースも紹介していく。今回お試しした“Peony”にあわせてカバーもピンク色。もとの雰囲気を崩さないシンプルなデザインに仕上がっている。

素材はシリコンおよびポリカーボネート製。頑丈かつサラサラなので触っていて気持ちいい。違う色のケースと組み合わせてみるのもおもしろいかもしれない。


左:端末のみ/右:カバー装着時
最高画質はヌルサクとまではいかないが十分遊べる
今回は『原神』とFPS『デルタフォース』をプレイしてみた。『デルタフォース』はチーム戦術特化の無料タクティカルシューターで、24対24の大規模戦闘と物資を持ち帰るルートシューターの2モードを楽しめる。
まず、ゲームに関する機能紹介から。Pixel 9aには“ゲーム ダッシュボード”が搭載されており、フレームレート最大化やバッテリーセーブなどパフォーマンスの制御、FPS表示、サイレントモード、録画・スクショのショートカットを画面内に配置することが可能だ。

なお、2タイトルともパフォーマンス制御に対応していなかったので、実際に活用したのはFPSの表示やスクショのショートカットぐらいとなる。
バッテリー消費量と発熱について。『原神』で30分プレイして検証してみた。ゲーム内設定は最高画質、端末本体の明るさも最大にしている。
バッテリーは100%→89%で11%消費、発熱は29.6℃→45.8℃という結果となった。バッテリー持ちは優秀だが、冷却性能は弱め。人によっては「アチッ!」と感じてしまうだろう。

気になる点としては、カメラ視点を大きく動かしたときや、元素爆発を連続で発動したときなどに多少カクついていたこと。ヌルサクではないものの、個人的には没入感を損なうほどではなかった。

ヌヴィレットのビームはスマホだと操作しやすくていいね。
『原神』をプレイする際は、最高画質を基準にしてカクつきが気になったら、レンダリング精度やシャドウ品質などの項目を下げて調整していけばいいだろう。なお、前述した通り最高画質にするとけっこう熱を帯びるので、長時間の起動は厳しめ。ガッツリ遊びたいなら、いっそ高画質・中画質まで下げるのも手だ。

ロード時間は平均して約10秒ほど。フレームレートは探索時で50fps台をキープしており、戦闘時では40~50fpsの間を推移していた。

ヌルサクじゃなくても、とりあえず『原神』を遊びたいという人なら、とくに気にならずプレイできるだろう。
『デルタフォース』では、画質を変更するとプレイ体験を損なわせないよう自動的にフレームレートも調整される。Pixel 9aでは“超高画質”を選択。フレームレート設定は“高”となった。

屋上を確保したり、側面から攻めたりと敵部隊の位置を把握しながら立ち回るのが楽しい。
逆にフレームレートを“最上級”にすると、画質が2段階下がった“精巧”へ自動的に設定される。画質重視かフレームレート重視か好みの設定を選ぼう。なお、どちらを選択してもフレームレートは平均して40fpsほど。操作感も大きく変わらなかった。筆者的には超高画質でのプレイがおすすめだ。

画質の設定は細かく分かれており、スムーズ、標準、精巧、高画質、超高画質、究極の6段階。Pixel 9aで究極は選択できなかった。

フレームレートは低、中、高、超高、最上級、90FPS、120FPS、144FPSの8段階。実際に選べたのは低~最上級まで。
24対24の大規模戦闘モード“ウォーフェア”をメインに10戦ほど遊んでみたが、乱戦になっても砲撃が飛び交っていてもカクつきを感じなかった。

超高画質では、建物などの描写がきめ細かくなり臨場感アップ。スマホでFPSを初めてプレイしたが、サクサクだったのもありついついのめり込んでしまった。
『デルタフォース』のシステム要件を確認したところ、推奨スペックのプロセッサーがまさかの“Snapdragon 865”。2019年に登場したモデルで無事動作するということなので、Pixel 9aでも問題なく遊ぶことが可能だ。
カメラの性能&作例も紹介!
カメラは、4800万画素の広角と1300万画素の超広角(ウルトラワイド)が搭載されている。ズーム性能は、最大8倍の超解像ズーム、0.5倍と1倍(標準)は光学相当となっている。手ブレ補正も完備。
実際に撮影した写真を見ていこう。1倍で撮影した昼景と夜景はこんな感じ。補正により夜景がやや白くなっているものの、ビルのライトや建物の色など全体的な色味が自然ではっきりとしている。


左:昼景/右:夜景
つぎは多肉植物を1倍、2倍、8倍で撮影したズーム写真。2倍まではきれいに撮れておりグッド。8倍ズームは細部に荒さがあるものの、パッと見の違和感は少ない。7万台ということを考えれば、カメラ性能は十分優秀といえるだろう。



ハイエンド一歩手前の性能でゲームとカメラを楽しめるバランスタイプスマホ
多少カクつきはあるものの、7万円台のスマホで最高画質の『原神』をプレイできたのが個人的にうれしいポイントだ。カメラの性能もよく、くっきりとした色合いで撮ってくれるので満足度は高い。写真撮影のモチベーションも上がりそうだ。
また、Felicaに対応していることや7年間続くOSやセキュリティのアップデートで長く使い続けられるのもありがたい。最後に販売情報。Pixel 9aの価格は128GBモデルが79860円[税込]、256GBモデルが94900円[税込]。カラーはIris、Peony、Porcelain、Obsidianの4色展開となる。スマホのデザインを崩さない、同じ色味の公式専用ケースも販売されているので、あわせて購入を検討してみてはいかがだろうか。価格は各4900円[税込]となる。
基本仕様
- OS:Android 15
- プロセッサー:Google Tensor G4、Titan M2 セキュリティ コプロセッサ
- メモリ:8GB
- ストレージ:128GB / 256GB
- ディスプレイ:約6.3型の有機EL (1080x2424ドット)
- 本体カラー:Iris、Peony、Porcelain、Obsidian
- 本体寸法:154.7 mm(高さ) x 73.3 mm(幅) x 8.9 mm(奥行き)
- 本体質量:約186g
- バッテリー駆動時間:約30時間