
2025年9月25日~28日(25日・26日はビジネスデイ)、幕張メッセで開催中の東京ゲームショウ2025(TGS2025)。その公式YouTubeチャンネルでは、“【TGS2025】周年タイトルトーク ステージ”と題し、人気シリーズのプロデューサー陣によるトーク番組が配信された。
登壇したのは、『テイルズ オブ』シリーズIP総合プロデューサー・富澤祐介氏(バンダイナムコエンターテインメント)、『eFootball』シリーズ統括プロデューサー・田谷淳一氏(KONAMI)、『龍が如く』シリーズチーフプロデューサー・阪本寛之氏(セガ)の3名。
登壇したのは、『テイルズ オブ』シリーズIP総合プロデューサー・富澤祐介氏(バンダイナムコエンターテインメント)、『eFootball』シリーズ統括プロデューサー・田谷淳一氏(KONAMI)、『龍が如く』シリーズチーフプロデューサー・阪本寛之氏(セガ)の3名。
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番組では、20周年を迎える『龍が如く』、30周年となる『eFootball』(旧『ウイニングイレブン』)、そして同じく30周年を迎える『テイルズ オブ』と、長寿シリーズならではの裏側として、シリーズの表現の変遷、こだわり、苦労などが語られる内容となった。
その中で、富澤祐介氏は、“『テイルズ オブ』シリーズリマスタープロジェクト”の発売順について言及。
“『テイルズ オブ』シリーズリマスタープロジェクト”は、2025年12月15日の30周年を機会にシリーズ過去作品のリマスター化を改めて推進していくもので、プロジェクト第1弾として『テイルズ オブ グレイセス エフ リマスター』が発売され、第2弾の『テイルズ オブ エクシリア リマスター』が2025年10月30日に発売予定となっている。
富澤氏は「シリーズ作品を現行機種で遊べないという問題を解決するために、これまで以上の規模感、ペースでリマスターを進めている」と改めてプロジェクトの経緯と意図に触れつつ、一方でリマスター特有の困難についても触れた。
富澤氏いわく、1995年から始まったシリーズで作品によって開発会社が変わることもあったため、ゲームのソースデータがどこに保管されているのか、誰が管理しているのかを探すところからリマスターがスタートするのだとか。また、たとえデータを見つけたとしても、欠落があって解析するのに何ヵ月もかかったりと、表に見えない苦労が多いことを明かした。
本来であればシリーズの発売順にリマスターしていくのがキレイだとは思いつつも、最近では各タイトルを並行して確認し、ゴールに早くたどり着けそうなものから発表、発売することが、結果的に1作でも多く早くユーザーの皆さんに届けられると考えて、プロジェクトを進行しているのだという。
合わせて、富澤氏はファンの中には「どうしてこの順番なんだろう」と思う人がいるかもしれないが、1作でも多く早く世界中のユーザーに届けることで未来に向けてシリーズを成長させたいと、将来への展望も交えてメッセージを届けていた。
実際、第1弾が『テイルズ オブ グレイセス エフ リマスター』、第2弾が『テイルズ オブ エクシリア リマスター』と、シリーズの発売順とは大きく異なる流れになっている。しかし、そういった表に見えない苦労があること、そして、ひとつずつの売上がシリーズの未来につながっていくことを考えれば、より応援できるのではないだろうか。
本放送では、『龍が如く』シリーズの発売当初からのファン層の拡大、『ウイニングイレブン』シリーズからどんどん進化していった『eFootball』の裏側なども語られているので、そちらもチェックしてほしい。