「ヒャッハー! このすンげえ銃であのバケモンどもハチの巣にしてやらァ!」
……Gearbox Softwareより展開されている『ボーダーランズ』というゲームシリーズを超簡潔に説明するとこの一文で事足りてしまう。このシリーズは、超超超ハイテンションな3Dガンアクション(FPS)。いわゆるハクスラ(ハック&スラッシュ)と呼ばれるタイプのゲームで、シューティングRPGとも呼称されているが、ランダムにいろいろなステータスが付与される銃を集めて、バケモノをぶっ殺して、また銃を集めて、またバケモノをぶっ殺して……なんやかんやあって最終的に世界を救う、そんな感じのシリーズである。
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もちろんアクションは最高に楽しい! それに加えて“バカみたいなノリで進むゲーム”と覚えておけばいい。
とはいえ、これだけの説明ではさすがに記事を終われないため、ちょっとしっかりめに『ボーダーランズ』とはなんぞやということを紹介していこう。2025年9月12日発売予定の最新作である『ボーダーランズ4』を触る前の予習になれば幸いだ。
※本稿における『ボーダーランズ』シリーズに関しては、基本的にナンバリングシリーズ『ボーダーランズ』、『ボーダーランズ2』、『ボーダーランズ3』、『ボーダーランズ4』を指します。※この記事は2K/テイクツー・インタラクティブ・ジャパンの提供でお届けします。 『ボーダーランズ』の物語は、荒廃した惑星“パンドラ”より始まった。この惑星に秘められた、古代の異星人が残したお宝“ヴォルト(Vaullt)”。このヴォルトを求めて、パンドラには多くのトレジャーハンター……いや、“ヴォルト・ハンター”たちが降り立った。
しかし惑星には数多の猛獣、頭のおかしいバンディット(ならず者)がウヨウヨしており、その危険度は折り紙つき。法律や規律なんて言葉とはほど遠い、暴力と混沌に満ちたイカれた世界で、最高にブッ飛んだ「ヒャッハー!」な宝探しが幕を開ける。
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初代も『ボーダーランズ3』も変わらない。けっきょくのところ「ヒャッハー!」なのだ。
『ボーダーランズ』のナンバリングシリーズは、このヴォルト・ハンターたちを操作し、ヴォルトを手に入れるためにはちゃめちゃな旅路を行く物語となっている。先にも書いた通り全体的にテンションが超高く、倫理観のイカれたセリフや行動、下ネタの数々も大きなウリのひとつ。冒険心をくすぐられるストーリーを主軸に、それらの要素がてんこもりになってプレイヤーに襲いかかる。
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マルチプレイにも対応。基本的に最大4人まで同時にプレイ可能だ。画面は初代『ボーダーランズ』のもの。
ひとつ具体例を挙げるならば、『ボーダーランズ2』には“目の前にいる依頼者の顔面を撃ち抜く”というサイドミッションが存在する。しかも依頼者は踊りながら大声で「顔だ! 顔面だ! 難しいこたァナンにもない! 要るんだ、欲しいんだ、需要に供給だ! 顔にズドン! 顔に~~(以降もひたすら“顔を狙え”という内容の珍文)」と喚き散らしているなんて状況である。持っている銃で頭を打てば、そのままミッションはクリアー。本当にそれだけのミッションなのだ。
ちなみにミッション名は“あの顔を撃つのはあなた”。原文は“Shoot this Guy in the Face”であり、直訳すれば“この男の顔を撃て”だろうか。しかしそこをあえて日本の某名曲のオマージュで訳すという、このセンスも本シリーズが持つ魅力のひとつ。依頼者のセリフもそうだが、世界観のおかしさに合わせたユニークな和訳が、このシリーズのおもしろさをより引き出している。
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これは初代『ボーダーランズ』でのセリフ。この時点ですでにテンション高め。
キャラクターも魅力的。『ボーダーランズ』には弾薬と体力の概念があり、それらを扱うショップの店員……いわば武具屋と宿屋の主人的なポジションのNPCがいるのだが、そいつらもわりととんでもない。かたや、あらゆる陣営に口八丁手八丁で武器や弾薬を売りつける、カネのことしか頭にない守銭奴。かたや、倫理観のかけらもない実験をくり返す無免許医。プレイヤーにとって休息の場でもある補給要員すらそんな感じである。
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こいつは“サイコ”という『ボーダーランズ』における敵のひとり。不可解な言動をくり返しながら襲ってくるやべー奴なのだが、こんなのがうじゃうじゃいるのだからたまらない。
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『ボーダーランズ』シリーズのマスコット的存在、“クラップトラップ”。お馬鹿で調子乗りでムカつくヤツなのだが、どこか憎めない。気づけば好きになっているキャラクターだ。
このように、『ボーダーランズ』シリーズは全体を通して――はっきり言ってしまえば――イカれている。でもその“イカれた姿”こそが、本シリーズが持つとてつもなく大きな魅力なのだ。
なんなら最新作である『ボーダーランズ4』のテーマは、“暴れ方、無限大。リミッター外して、ヒャッハーしようぜ!”。最後の一文に思わず「ヒャッハーしようぜ、とは?」と突っ込みたくなるが、これこそが『ボーダーランズ』。これこそがヴォルト・ハンターの冒険譚なのである。
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要は「頭おかしい。だから最高!」ってこと。どのシリーズでもそれは変わらない。画面は『ボーダーランズ2』のもの。
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もちろんハイテンション一辺倒ではなく、しっかりシリアスな場面もある。命の軽い世界がゆえに、失われるものもあるのだ。画面は初代『ボーダーランズ』のもの。
シリーズ自体はとても長いものの、途中参入が難しいタイトルではない。もちろん歴代の物語を知っておけばより楽しくなることは確かだが、単体としても非常に楽しめるのが『ボーダーランズ』のいいところ。もちろん作風に合う合わないはあると思うので、まずはこのシリーズがどれだけぶっ飛んでいるかが伝われば幸いである。
ちょっと世界観回りの説明に終始してしまったが、本シリーズは戦闘回りのシステム面も一級品。とくにビルド面ではとにかくやれることがたくさん……いや、“たくさん”なんて言葉じゃ追い付かないほど膨大にある。
まずプレイアブルキャラクターが(DLCなどで増える場合もあるが)4人いる。それぞれ3種類のスキルツリーを持っており、キャラクターのレベルアップに応じて入手できるスキルポイントを割り振ることで成長していくシステムになっている。
どのスキルツリーを成長させるかによって、できることが大きく違う。『ボーダーランズ2』に登場する“ゼロ”というキャラクターを例に出すと、
- ・ライフルによる遠距離からの狙撃が得意なスナイパービルド
- ・近距離の超高威力攻撃で敵を連続で狩るアサシンビルド
- ・敵に多数の状態異常を与えられる専用攻撃を持つ、万能型のビルド
という感じ。1番目と2番目だけでも、戦闘の距離や立ち回りに大きな違いがあることがわかるだろうか。このように、同じキャラクターでもスキルの振りかたによってまるで別のキャラクターのように振舞えるのが、本シリーズの大きな特徴となっている。
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これがゼロのスキルツリー。ちなみに振り直しはどのシリーズも比較的楽な印象。画面はいずれも『ボーダーランズ2』のもの。
そんなビルドの組み上げをより楽しく、そしてより苦しくしてくれるのが、装備のランダム性……いわゆるハクスラ要素。本シリーズにおける武器は、基本的にダメージ、弾約数、その武器が持つ特殊効果などが武器によってランダムに割り振られている。もちろんビルドによってほしいステータスは違うので、ランダムの中から完璧な、いわゆる“理想個体”を見つけるために敵を倒して武器を入手、厳選するのが醍醐味のひとつとなっているわけだ。
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画面は『ボーダーランズ3』のもの。
そういったランダム要素を抜きにしても、武器自体の種類もかなり豊富。ピストルやライフル、マシンガンにサブマシンガンといった武器の系統はもちろん、どの武器メーカーによって製造されたのかも武器の性能を決める大きな要因だ。とある武器メーカーはハイスペックだが精度が低い、とある武器メーカーは状態異常系の攻撃に優れていて、弾道がレーザーのような軌道を描く、とある武器メーカーはひたすらに発射速度が早い……などなど、武器メーカーの特色によって性能が変わってくる。
それと、武器メーカーが違うと武器の見た目も変わる。リロードのしかたや発射音も違うので、使用感が大きく異なるのだ。そのため「近未来な見た目の銃が好きだから俺はここ!」、「このメーカーが作る銃の、無骨な見た目がたまんねえんだよなあ……」と、プレイヤーによって“推しメーカー”ができることも。
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「どのメーカーが好き?」というのは『ボーダーランズ』プレイヤーにとってはよくある話題。画面は『ボーダーランズ2』のもの。
スキルとのシナジーを優先? 見た目を重視? それともたまたま落ちたレアな武器を使ってみる? 『ボーダーランズ』シリーズを遊ぶプレイヤーは、こういった武器とスキル……いわゆる“ビルド”の沼に深く深くハマっていくことになる。最新作である『ボーダーランズ4』ではすでに数十億種類の武器が登場すると告知があったため、いままで以上に無限に遊べること間違いなし。どんな武器に出会えるのか、いまからワクワクが止まらない。
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さて、長々と説明してきたが、やはり気になるのは最新作である『ボーダーランズ4』である。本シリーズの開発に長く関わっているGearbox Softwareの鬼才・ランディ・ピッチフォード氏いわく、“自由と秩序、そのボーダーの物語”が描かれるとのこと。
さらにシリーズ最大のゲーム進化として、シームレスな世界での探索が行えるという。区切りのあるマップを移動するのではなく、目に見えた遥か遠くの平原まで行けるようになったとのこと。ビークルもいつでも呼び出せるらしく、これまでにない移動の楽しさがありそうだ。
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ちなみにランディ氏は、「自分が今ここにいるのは、日本のゲームのおかげ」と語るほど大の日本ゲーム好きな模様。彼が熱くPCエンジンや『ドンキーコング』について語る映像は、2K JAPAN公式YouTubeで確認できる。(※画像は配信番組をキャプチャーしたものです)
さらに本作ではダブルジャンプやグライド、グラップリングと言った多彩なアクションスキルも使用可能。ロードの制約から解放された広大なフィールドを駆け抜けるのが、より一層おもしろくなりそう。
詳しくは以下の先行プレイリポートでも触れている。アクションへの手触りはもちろん、新たに追加された高難度の“ヴォルトミッション”についても言及しているので気になる方はチェックされたし。
また、ファミ通.comでは『ボーダーランズ4』特設サイトを開設。作品の魅力を余すところなく伝える予定でいるので、こちらにも注目してほしい。
『ボーダーランズ』は、2025年現在において16年目となる長期シリーズ。多くのファンから愛され続けてきた本シリーズの最新作『ボーダーランズ4』が、ついに9月12日に発売される。未知の惑星“カイロス”を舞台とした新たなヴォルト・ハンターたちの冒険に、いまにも心が「ヒャッハー!」しそうだ。