洋ゲーライター“BRZRK”による連載“BRZRKの「うるせー洋ゲーこれをやれ(仮)」”。今回は有名インディーによる忍者龍剣伝/NINJA GAIDENシリーズのスピンオフ作、『NINJA GAIDEN: Ragebound』をピックアップ。
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ドモー。夏真っ盛りという今日このごろ、家に引きこもって遊ぶゲームはたまらんなぁとしみじみ感じるBRZRKダヨ。そういや最近日本国内では大きめなLANパーティーって開催されてない気がするけどもう流れは止まっちゃったんだろうか?
今回紹介するのは『NINJA GAIDEN: Ragebound』(PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switch/PC、日本語対応で7月31日より順次発売)。名作インディーアクションゲーム『Blasphemous』の開発The Game Kitchenによるステージクリアー型のアクションゲームだ。
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ドモー。夏真っ盛りという今日このごろ、家に引きこもって遊ぶゲームはたまらんなぁとしみじみ感じるBRZRKダヨ。そういや最近日本国内では大きめなLANパーティーって開催されてない気がするけどもう流れは止まっちゃったんだろうか?
今回紹介するのは『NINJA GAIDEN: Ragebound』(PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switch/PC、日本語対応で7月31日より順次発売)。名作インディーアクションゲーム『Blasphemous』の開発The Game Kitchenによるステージクリアー型のアクションゲームだ。
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●FC『忍者龍剣伝』のアナザーストーリーを描く外伝的作品
NINJA GAIDENシリーズと言えばテクモ(現コーエーテクモ)の高難度アクションゲームシリーズだが、本作はその中でも初期の2D時代の『忍者龍剣伝』シリーズの系統のスピンオフ的作品となっている。
物語としては、1988年に発売されたファミコン版1作目『忍者龍剣伝』のアナザーストーリーという位置づけ。『忍者龍剣伝』で主人公リュウ・ハヤブサが父ジョウの遺言に従ってアメリカに向かうのだが、本作では後に残された忍の里の若者ケンジを主人公に、その裏側で起こっていた日本での事件が描かれるのだ
物語としては、1988年に発売されたファミコン版1作目『忍者龍剣伝』のアナザーストーリーという位置づけ。『忍者龍剣伝』で主人公リュウ・ハヤブサが父ジョウの遺言に従ってアメリカに向かうのだが、本作では後に残された忍の里の若者ケンジを主人公に、その裏側で起こっていた日本での事件が描かれるのだ
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●理不尽に難しいわけではなく、しかし手応えはきっちりあるモダンなアクション
本作の遊び方は至ってシンプルで、ケンジを操作して現れる敵を次々と斬り倒しながらステージを進んでいく、忍者龍剣伝の流れをしっかりと汲んだシステムとなっている。
一方でモダンなアクションゲームとしてさまざまなテクニックが追加されているのも特徴だ。敵を弾いて攻撃しながら二段ジャンプ的に移動できる“ギロチンブースト”をはじめ、オーラの付与された敵を倒すことで次に繰り出す一撃が耐久性の高い敵をも撃滅する“ハイパーチャージ”、敵の攻撃を避けるだけでなく狭い通路を掻い潜る“回避”、超必殺技的な“レイジバウンド”などの技を適切に使うことで難所も切り抜けられるようになっている。
一方でモダンなアクションゲームとしてさまざまなテクニックが追加されているのも特徴だ。敵を弾いて攻撃しながら二段ジャンプ的に移動できる“ギロチンブースト”をはじめ、オーラの付与された敵を倒すことで次に繰り出す一撃が耐久性の高い敵をも撃滅する“ハイパーチャージ”、敵の攻撃を避けるだけでなく狭い通路を掻い潜る“回避”、超必殺技的な“レイジバウンド”などの技を適切に使うことで難所も切り抜けられるようになっている。
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また『忍者龍剣伝』といえば何度もやられてしまう高い難度で有名だが、本作ではステージの要所にチェックポイントが多数設置されているため、もし死んでも絶望するくらい巻き戻されたりということもないストレスフリーな設計となっている。
「じゃぁ簡単なゲームなのか?」というとそうでもない。リトライしやすい分だけ、敵の出現パターンや配置に若干の悪意というかイヤラシサをを感じるやや難しめな難度になっている。
「じゃぁ簡単なゲームなのか?」というとそうでもない。リトライしやすい分だけ、敵の出現パターンや配置に若干の悪意というかイヤラシサをを感じるやや難しめな難度になっている。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/48549/2de40e0d504f583cda7465979f958a98.jpg?x=767)
ただ、敵の出現パターンや対処方法にはある程度規則性があるので、それをプレイヤー側が見抜けば「あー、ここに高耐久な敵が居るってことは、少し待てばオーラ持ちが現れるだろうからハイパーチャージで倒せるんじゃね?」といった感じで難なく進めるようになるだろう。
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●宿敵・地蜘蛛のくノ一と二心一体で道を切り拓け
ちなみに操作できるのはケンジだけではない。数奇な運命から、敵対する地蜘蛛一族のクモリというくノ一と融合して行動を共にすることになるのだ。
クモリと融合したことでケンジは彼女の戦闘スタイルを受け継ぎ、それまでの近接戦闘に加えて遠距離攻撃の手段を獲得することに。
クモリと融合したことでケンジは彼女の戦闘スタイルを受け継ぎ、それまでの近接戦闘に加えて遠距離攻撃の手段を獲得することに。
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さらにステージの途中にたまに存在する“魔界の祭壇”という装置を利用することで、クモリが一時的に分離し別行動が可能になる。ケンジでは進めない場所はクモリを操作して進み、ゲートのスイッチなどを押してケンジが通れるようにするという、キャラクタースイッチ型のアクションゲームによくある要素も取り入れている。
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●強力なボスをブッ飛ばすのは気持ちいいぜ!
さてステージ攻略型と前述したとおり、ステージのラストではボスと戦うことになるのだが、これが結構難度が高め。というのもボスキャラが出す攻撃はどれも強力で食らってしまえば体力がゴッソリと持っていかれる。ただ、それぞれの攻撃にはパターンが存在しており、対応したアクションを返すことでダメージを受けずに反撃することが可能だ。
ボスの攻撃の中に迎撃可能かつオーラを帯びたものがあり、それを破壊するとハイパーチャージが利用可能になる。この状態でボスにダメージを与えるとダウン状態となり、覚めるまで一方的に攻撃を食らわせることが可能だ。
ボスの攻撃の中に迎撃可能かつオーラを帯びたものがあり、それを破壊するとハイパーチャージが利用可能になる。この状態でボスにダメージを与えるとダウン状態となり、覚めるまで一方的に攻撃を食らわせることが可能だ。
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最初はボスの攻撃パターンを見極めるのが大変だが、チェックポイントからのリトライが容易なので繰り返し挑戦し、的確にダウンを取ってダメージを重ね、最後にレイジバウンドでフィニッシュ! という流れで倒せばかなり気持ち良すぎる。
ボスを倒すとFC版忍者龍剣伝にもあったようにドット絵で描かれたシネマディスプレイによる演出が挿入される。まぁその見た目は日本風というより欧米風のタッチ寄りになっているのでやや濃ゆさこそあるものの、しっかりと物語を説明してくれているのでついつい見入ってしまう。というか、ボスとの掛け合いも割と面白いのが良かったかな。
ボスを倒すとFC版忍者龍剣伝にもあったようにドット絵で描かれたシネマディスプレイによる演出が挿入される。まぁその見た目は日本風というより欧米風のタッチ寄りになっているのでやや濃ゆさこそあるものの、しっかりと物語を説明してくれているのでついつい見入ってしまう。というか、ボスとの掛け合いも割と面白いのが良かったかな。
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●ボーナス回収で強化のバリエーションを増やして備えろ!
ちなみにステージ中に様々な場所に配置されている金のスカラベ(コガネムシ)を集めておくと、ムラマサという行商人とお役立ちアイテムとの交換に使うことが出来る。ここで購入できるものには、ステータスアップや特定の条件を満たすことで体力を回復させるお守り、そして追加武器など多岐にわたる。なので、スカラベを見かけたら必ず取っておきたいところだ。
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ゲームの攻略に要する時間はおおよそ6~8時間ほどと程よい感じ。条件を満たすことでシークレットステージが開放されるのだが、そちらもやりつつで12時間もあればというところだろうか。
往年の『忍者龍剣伝』とも『NINJA GAIDEN』とも毛色が違う今どきのインディースタイルのスピンオフであるものの、サクサクと敵をなぎ倒す爽快感の溢れるニンジャアクションを楽しめる本作。一気に遊び倒してしまうくらいには面白かったので、この暑い夏に家の中で遊ぶゲームとしておすすめできる作品だ。
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往年の『忍者龍剣伝』とも『NINJA GAIDEN』とも毛色が違う今どきのインディースタイルのスピンオフであるものの、サクサクと敵をなぎ倒す爽快感の溢れるニンジャアクションを楽しめる本作。一気に遊び倒してしまうくらいには面白かったので、この暑い夏に家の中で遊ぶゲームとしておすすめできる作品だ。
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