ひとりの少女が抗い、傷だらけになりながらも大人へと成長していく物語

本作は『ひぐらしのなく頃に』で知られるゲームシナリオライター・竜騎士07氏が手掛けた、サイコロジカルホラー『SILENT HILL』シリーズの外伝。キャッチコピーは“美しいがゆえに、おぞましい”。2026年9月11日には日本ホラーゲーム大賞に輝き、人々の関心を集めた。
全世界累計出荷本数が200万本を突破し、大ヒット作品の仲間入りを果たした本作。その人気の理由は、『サイレントヒル』という土台の上で、セーラー服の高校生・深水雛子が鉄パイプを手に暴れ回るというキャッチーさにある。




それに立ち向かうたびに傷だらけになり、もがき苦しみながらも乗り越えていく雛子の姿は、プレイする者に強いインパクトを残した。


謎めいた“狐面の男”、相棒の岩井修、優等生の西田凛子、神社の娘である五十嵐咲子など、各キャラクターに注目が集まったのも特徴だ。とくに、雛子を導いていくミステリアスな狐面の男が“メロい”と大評判。
さらに、雛子を演じた女優の加藤小夏さんによる本作の配信も話題に。それを皮切りに、凛子役のタレント・飯島優花さんらも配信をスタートさせ、演者たちのライブは大いに盛り上がった。


バトルシステムについても言及しておくと、シリーズでおなじみのハンドガンやショットガンはいっさい登場せず、鉄パイプや鎌、薙刀といった近接武器に特化している。
近接戦闘のアクションとしては弱攻撃、強攻撃、見切り回避、見切り反撃、集中モードからの“渾身の一撃”などが用意されており、プレイヤーはそれらを駆使して通常のクリーチャーやボスを撃退していく。




筆者はホラー耐性が低いくせに、1周目のクリアー後に“雛子はほかにどんな結末へとたどり着くのだろう?”と興味をそそられ、気づけば全エンディングを制覇していた。2周目以降は立ち入れる場所が増えていたり、初回時には想像もしていなかった展開があったりと、久しぶりに周回プレイの楽しさを味わわせてもらった。

『タウンフォール』では、スコットランドの孤島に漂着した主人公サイモンの脱出劇が描かれる。一人称視点の臨場感やポケットテレビのCRTVを使った探索が特徴で、『サイレントヒルf』とはまた違った魅力を放つ作品だ。

なお、2026年末より週刊ファミ通において『サイレントヒルf』のコミカライズを連載開始予定。主人公は狐面の男こと寿幸で、シナリオはKONAMI&竜騎士07氏が完全監修する。コミカライズの担当はマンガ家の礼人氏。『サイレントヒルf』ファンの方は、どうぞお見逃しなく。
画面写真はPS5版のものです。













