IMAXレーザーGTがデカすぎる。視界のすべてが“画面”という感動
見てみると……
本当にでっっっっっかい

データでは横幅25.8メートル、縦幅18.9メートルあるとのこと。縦幅18.9メートルというとビル6階建て相当。北海道の観光地である札幌市時計台の高さとほぼ同じなんだとか。そりゃでっけえはずだよ……。

「こんなにスクリーンがデカいと、逆に映画見るのしんどいのでは……?」
なんて思っていましたが、そんな杞憂は席に着いた瞬間吹き飛ぶことになります。前を向くと、左右の端から端まで全部がスクリーン。他人の頭はもちろん、周囲の壁すら視界には入ってこない。余計な情報を一切入れず、純粋に映画の情報が楽しめるように設計されたものだということがよくわかりました。
個人的に感動したのが、弓に張られた弦を鳴らす音。『オデュッセイア』では、主人公のオデュッセウスが何度もこの音を鳴らすのですが……弓が違うとちゃんと音が違う。ここがはっきり聞き分けられます。

『オデュッセイア』故郷の惨状が、英雄の帰路により没入感を与える
さっきから、「デカいスクリーンがスゴい」という話しかしていませんでしたが、ここからは映画自体の感想も少し。若干ネタバレかもしれないので、前情報なしで鑑賞したい方は一旦記事を閉じてください。ぜひ、『オデュッセイア』はIMAXレーザーGTで観てください!!!
映画『オデュッセイア』とは

10年――その歳月が示す通り、彼の帰路は決して容易なものではありませんでした。故郷であるイタケを目指した船は嵐に見舞われ、神の怒りを浴び、食料を求めて降り立った島には人を食べる恐ろしき怪物が住んでおり……故郷を目指すオデュッセウスの前には、幾たびもの試練が立ちふさがります。
これらの描写の臨場感たるや。とくに島に上陸したときの風景は、どこか神話の空気を感じさせるようなものでした。ギリシャ神話の知識はゲームなどで断片的に知る程度で詳しくありませんでしたが、とにかく絵作りがすごくてただただ見入ってしまい、彼の物語に没頭させられました。「映像に圧倒されるとはこういうことか」と、見終わった後に感嘆したことを覚えています。

無事にたどり着いてほしいという気持ち。彼が帰っても、すでに愛した国はないかもしれないという気持ち。これが、オデュッセウスの過酷な帰路をただ見せる映画であったならここまで没頭はしなかったでしょう。テレマコスの視点が入っていることで、ただの勇敢な冒険物語では抱けない複雑な感情を抱かせているのが本当にすばらしいと感じました。

無事にたどり着いてほしいという気持ち。彼が帰っても、すでに愛した国は無いかもしれないという気持ち。これがただ、オデュッセウスの過酷な帰路を見せる映画であったならここまで没頭はしなかったでしょう。テレマコスの視点が入っていることで、ただの冒険物語では抱けない複雑な感情を抱かせているのが本当にすばらしいと感じました。

“映画館で映画を見る”ことが好きな人におすすめ。最高品質の映画体験をぜひ一度
あと、やっぱり映画館で映画を観るのはいい! 仕事が忙しく最近は行けていなかったのですが、大きなスクリーンと腹に響くような音響はやはりいいものです。
そしてIMAXレーザーGTは、そんな“映画館で映画を見ることのよさ”をさらに増幅させてくれるんですよね。6階建てのビルと同じ高さの巨大スクリーンと斜めに配置された座席により、視界に余計なものが映らないんですよ。目に入るすべてが映画。とてつもない臨場感がありました。
明確にグレードアップした映画体験が味わえるIMAXレーザーGT。今回体験したグランドシネマサンシャイン池袋では、チケット料金にプラス900円(2026年9月現在)と少しばかり高くなりますが、それだけの価値は十二分にあります。「映画は映画館で見てこそでしょう!」という人には心の底からおすすめしたいですね。

……と語ったところ。同行していたIMAX信者編集者・つくね伯爵が「日々、IMAXのことを気にかけ続けてください。1.43:1比率なことが分かればグランドシネマサンシャイン池袋にお越しください、『NOPE/ノープ』はマジで最高です」と2022年の映画をおすすめされました。
IMAXレーザーGTがある映画館は東京・池袋のグランドシネマサンシャイン池袋と、大阪・吹田の109シネマズ大阪エキスポシティの2館。巨大なスクリーンで、神話の英雄が苦難の帰路を征く姿をぜひとも一度味わってみてほしいです。ただし、世界にはもっとデカいIMAXのスクリーンがあるそうです(恐ろしい)。

- 監督・脚本:クリストファー・ノーラン
- ホメロス「オデュッセイア」に基づく
- 製作:エマ・トーマス、クリストファー・ノーラン
- エグゼクティブプロデューサー:トーマス・ヘイスリップ
- 撮影:ホイテ・ヴァン・ホイテマ
- プロダクションデザイン:ルース・デ・ヨンク
- 編集:ジェニファー・レイム
- 音楽:ルドウィグ・ゴランソン
- VFXスーパーバイザー:アンドリュー・ジャクソン
- 特殊効果スーパーバイザー:スコット・R・フィッシャー
- 衣装デザイン:エレン・マイロニック
- 出演:マット・デイモン、トム・ホランド、アン・ハサウェイ、ロバート・パティンソン、ルピタ・ニョンゴ、サマンサ・モートン、ゼンデイヤ、シャーリーズ・セロン
- 配給:ビターズ・エンド ユニバーサル映画
- 公式サイト:https://odyssey-film.jp
- 公式X:@odysseyfilmjp
- 2026/アメリカ/英語/172分/カラー/日本語字幕:アンゼたかし/吹替翻訳:木村純子/字幕・吹替監修:藤村シシン/原題:The Odyssey/G区分
















