そんな本作のディレクターを務める古島康太氏にインタビューを実施。本稿では、発売後の反響や今後の展開などについて聞いた。
合わせて、主人公のエマ役の石川由依さん、クナイ役の小林ゆうさん、ヴァイオレット役の佐藤みゆ希さんからコメントをいただいたのでお届けする。
後日公開の記事では、世界観やキャラクター設定などをネタバレありで質問したインタビューも掲載予定なので、お楽しみに。

古島 康太(フルシマ コウタ)
株式会社ゲームフリーク『Beast of Reincarnation』ディレクター&シナリオライター
“一人と一匹”の関係性を感じてもらえたという手応え
本作はXBOX Game Passに対応していますので世界中の多くのプレイヤーの皆さんに手に取っていただき、またPS5のパッケージ版の売れ行きもよく、オリジナルIPとしてここまで注目いただけるのはうれしい限りです。
一方で、発売直後から操作性やゲームテンポ、チュートリアルなど、遊びにくさについて多くのご意見をいただいており、ひとつずつ真摯に受け止め改善に取り組んでいます。
そうした中でも「エマとクゥの旅に心動かされた」、「ラストシーンで感動した」という声も非常に多くいただいており、たいへんうれしく思っています。
本作はゲームシステムを通じて、“一人と一匹”の関係性を感じることを目指していましたので、その体験が届いたという実感を持てたというのは、開発チームにとっては大きな励みになりました。この体験をより多くの人に届けるべく、今後も適切な調整をしていきたいと考えております。

ただ先ほどもお伝えしたように、想像以上に多くの方にプレイしていただき、ご意見の量も多かったため、当初よりも前倒しでアップデートを行っています。
エンディングに到達していただくことはとても大事だと思っていますので、素早い対応をいたしました。
――直近のアップデートにて、ウルトラワイドモニターへの対応もありましたが、こちらはご要望が多かったのでしょうか?
――ちなみにプレイヤーの意見というのは、どのようなプラットフォームから取り入れているのでしょうか?
「ここはわかりにくかったかな」、「ここはつまずいてしまうな」というように遊び心地を拝見しつつ、改善の優先順位を決めていくうえで参考にしています。
――継続したパッチ配信を予定しているとのことですが、今後のアップデートはどのような計画となっていますか?

プロジェクトはひとりからのスタートだった
また、そもそもコンセプトは本当にこれでいいのか、実現した際にどういう感情になるのかを検証するために、まずは試作をしています。
たとえば、“森が成長していく“という要素について、本作は世界そのものが敵になるため、“環境が襲ってくる恐怖を表現するものとして必要だ”というように、考えをまとめていきました。そうしないと、なぜ必要になるのか、何にどこまで力を入れるべきかが分かりにくくなりますので。
ひとつひとつの要素に対して、コンセプトとしてどう表現するべきか、どの程度リソースを割くべきかを設定していくための期間を設けていました。

――そういった試作を経て、本格的な制作体制に移行したかと思いますが、チームで開発するにあたって貫いた点や逆に譲歩した点などありましたら教えてください。
エンディングまでプレイしていただいた方に感動していただけたというのは、そこをきちんと設定して削らなかったからというのがあると思います。
一方で、細かいニュアンスを伝える、より丁寧なコミュニケーションが必要だとも感じました。この経験は今後のアップデートやつぎのプロジェクトに活かしていきたいと考えています。
アップデートは継続する
まずはゲーム自体のアップデートを着実に行い、本作の体験に磨き上げることに全力を注ぎたいと思っています。ゲーム体験自体はコンセプトが実現できていると考えているため、QOLや序盤のスムーズさなど、まずは目の前の部分の改善に取り組んでいきます。
――最後にこれから遊ぶプレイヤー、そしてすでに遊んでいただいているプレイヤーに向けてメッセージをお願いします。
そのうえでいたらなかった点もあり、そこは率直に反省しつつしっかりとアップデートしていきますので、ぜひ最後まで遊んでいただければ幸いです。
キャスト陣からのコメントが到着!
石川由依さん(エマ役)

小林ゆうさん(クナイ役)

佐藤みゆ希さん(ヴァイオレット役)

ストーリーにたくさんの謎がありますが、少しずつ丁寧に紐解かれていくので、きっと続きが気になってどんどんプレイしたくなってしまうと思います。
モフモフしながら、楽しんでいただけたらうれしいです。
■東京ゲームショウ2026に『Beast of Reincarnation』が出展
2026年9月17日~21日に千葉県・幕張メッセにて開催予定の東京ゲームショウ2026のハピネットブースに『Beast of Reincarnation』が出展される。プレイステーション5版の試遊に加えて、等身大クゥといっしょに写真が撮れるフォトスポットも設置されるのだとか。気になる方は会場に出かけてみるといいかも。

















