【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第68話 運命の引力(3)

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傾斜角45度で作られていた階段

【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第68話 運命の引力(3)
 作中でも言及されていますが、当時のゲームソフトの多くは実に適当に背景グラフィックが作られていました。

 まさに、ポリゴンゲーム黎明期だった1994年以降の話です。

 ゲームの表現が、それまでの2Dのドット絵から、いきなり3Dに変わったことでまだ「どうあるべきか」という感覚というか基準のようなものすらなかった時代の話です。

 そもそも階段をしっかりと1段ずつポリゴンで作られているものすら少なかったです。

 全部が坂道のような傾斜で作られていました。(『
スーパーマリオ64』みたいな感じです)

 ちゃんと階段の段差がポリゴンで表現されるようになったのも、基本的にプレイステーション2になってからなんですよね。

 それでも傾斜角45度の階段などはざらにありましたけどね。

 やはりゲーム機の性能が向上して、表現の幅が広がるようになってから「もう少しちゃんと建築や文明&文化のことを勉強しよう」という風潮が広がっていった感じですね。

 もちろん、階段がリアルになってもゲーム自体のおもしろさには直結しないのかもしれませんよ?

 しかし、それでも、という話です。

 こういった積み重ねがあって、ゲームソフトの表現の幅とリアリティとおもしろさと臨場感の融合は果たされていった、ということなのです。

ゲーム画面の90%を占めるのは背景グラフィック

【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第68話 運命の引力(3)
 これも作中で言及されていることですが、じつは昔から私が社内でも言い続けてきたことでもあるのです。

 3Dポリゴンの話になると、どうしてもみんなキャラクターの造形に目が行きがちです。

 そりゃ、そうですよね、みんながゲームのキャラクターに夢中になるので、そっちに目が行くことはよくわかりますし、当然ながら悪いことでもありません。

 けどね、キャラクターさえちゃんと出来ていればそれでいいか、と言われるとやはり答えは「NO」と言いたいですね。

 事実として、キャラクターがゲーム画面の中で占有する面積はわずか10%しか無いのですから。

 だからこそ、画面の90%の印象を左右してしまう、背景グラフィックこそがそのゲームソフトの運命を決めると私は(いまでも)思っています。

 そのゲームソフトの画面が印象としてショボく見えてしまうのは、ほぼ背景がショボいからです。

 もちろん背景だけが要因とは言い難いですが、パッと見たときの印象はそこが大部分ですよ、という話です。

1日に20時間起きていろ、寝るな

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 滅茶苦茶ですよね、言ってることが。

 ちなみにですが、西川さんに「1日に20時間起きていろ、寝るな」なんてことを言葉で伝えたことは1度もありません。

 あくまでマンガとしての誇張表現です。事実とは異なります。

 これはふだんから私個人が心がけていることなんです。

 はい、私は1日20時間起きています。

 まぁ、お酒を飲んで潰れてしまうことはあるのでかならず毎日20時間起きられているわけでは無いかもですが、それでもやはり1日20時間は起きていたいと思っていて、それを心がけて実践しています。

 というか、そうじゃないとマンガも読めないし映画もアニメも観られないし、ゲームソフトだって遊ぶ時間が確保できないんですよ。

 作中で表現されている購入して読んでいるマンガの数や、観ている映画や、遊んでいるゲームソフトの本数などは私の日常であり、全部が実数です。
だからです、だから起きているんです。

 私がふだんから考えて実行していることを、作中では西川さんにぶつけてみました、というフィクションの部分ですね。

 さて、ラストに「ブッ殺すぞ」なんて、不穏な言葉を告げて終わっていますが、まぁその、この言葉は真実ですね。

 はい、言いましたよ、西川さんに、かつての話ですが。

 いったいどのようなエピソードなのかは次回の話で判明しますので、楽しみにしていてください。

松島先生の次回予告カット

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 西川さんへ放たれた不穏すぎる一言「ブッ殺すぞ」の裏には、いったいどんな衝撃の過去が隠されているのでしょうか。

 過酷な業界を生き抜く西川さんの身に起こったド級の実話(!?)が明かされる、次話をお見逃しなく。

 次回の『チェイサーゲーム』は、2026年6月15日に公開予定です。

松山洋氏著『ゲーム業界の攻略法』発売中

 2026年2月16日に、サイバーコネクトツーが30周年を迎えるにあたり、『チェイサーゲーム』の原作を務める松山社長がゲーム業界志望者や、最前線で闘い続ける者たちへ贈る“新バイブル”として書籍『ゲーム業界の攻略法』を刊行します。2026年2月16日発売しました。
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 『チェイサーゲーム』でも伝えられてきたゲームクリエイターへのメッセージをより深く、より濃く語った内容になっています。就職面接の実態や、特典として実際にサイバーコネクトツーに合格した人のポートフォリオも公開しているので、ゲーム業界を目指しているそんな人にもおすすめの1冊。ぜひ手に取ってみてください。
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