- 舐めた一手で死ねる骨太なシミュレーションRPG
- 荒くれ者たちを手なずける経営性
- とにかく自由でなんでもできる
ジーパン松田がオススメするゲーム
Wartales
- プラットフォーム:Xbox Series X|S、Xbox One、PC(Window/Steam)
- 発売日:PC版2023年4月12日/Xbox Series X|S・Xbox One版2023年10月31日
- 発売元:Shiro Games
- 価格:PC版3600円[税込]/Xbox Series X|S・Xbox One版4650円[税込]
ゴリゴリのSRPGを満喫しようとしたらお母さんになっていました
もちろん語学力は上がっていないし、むしろ年々下がっていっていると思う。しかし、昨今の著しいスマートグラスの進化にかかれば、眼鏡をかけるだけであら不思議。すべてが日本語に!! と調べてみたところ、お値段なんと、18万円! ……結果、スマホを片手に、Googleレンズ様のお力を頼り、冒険に出ることに。

本作は、中世ヨーロッパ風の世界が舞台のオープンワールドシミュレーションRPG。難民が溢れ、略奪がそこら中で起きている治安激悪の世界で、傭兵団を結成して成り上がっていく。このなんでもありなカオスな世界観だけでワクワクだ。
当然この雰囲気の通りなにをやってもいい。とにかく自由度が高い。フィールドで商人が盗賊に襲われているときに、どちらに加勢するかも自由だ。盗賊に味方して商人を倒し、商品を奪うこともできるし、当然商人に加勢して助けることもできる。……白状します。俺、初めてゲームで悪の道を選びました。奪いまくっています。

人道を逸れた弁明ついでにゲーム性を説明すると、このゲームはRPG要素に加えて、傭兵団を経営する一面がある。傭兵を何人仲間に入れるかは自由だが、人数分の給料や食料を与え続けなければならない。つまりめちゃくちゃお金がかかる。傭兵らしくクエストをこなしてコツコツお金稼ぎをしていると、今度はだんだん戦闘での収支も気になってくるのだ。
本作の戦闘はターン性のシミュレーションRPGバトルで、一戦一戦が手に汗握るほどの戦いになる。敵の強さもさることながら、うまく位置取らなければ仲間にも攻撃が当たってしまうので、スキル選択やシナジー、立ち位置と、いろいろ考え抜いてじっくりと戦うスタイルはかなりおもしろい。
が、問題は戦闘後に防具の修理が不可欠なこと。ヘタに戦闘をすると赤字だ。この世界ではなにするにも金、金、金ッ! 気分はもう社長……山賊? いやお母さんだ。いい装備を着させて、いいものを食べさせて傭兵たちの機嫌がよくなれば、それだけでがんばって略奪した甲斐があった! と謎の達成感を感じてしまうほど。人間とは恐ろしい。

シミュレーションRPGが好きだからという理由で始めたが、安い給料と粗末な食事に愚痴る傭兵たちに、「ごめんよ。もっとうまくやりくり(略奪)するからね」と、いつのまにか経営部分に夢中にさせられてしまっていた。日本語非対応という壁はありますが、経営や骨太なSRPGが好きな方は、ぜひ遊んでみてください!
Writer:ジーパン松田
シミュレーションRPG好き編集者。マニアック寄りのジャンルのため、あまりタイトルが出ないのが悲しい。海外タイトルが遊べれば選択肢が広がるので、スマートグラスには本気で期待している。























