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『モンハンストーリーズ3』新たなモンスターとの出会いにワクワクしっぱなし。新要素が追加されたコマンドバトルは理解が深まると楽しさが増していく!【レビュー】

『モンハンストーリーズ3』新たなモンスターとの出会いにワクワクしっぱなし。新要素が追加されたコマンドバトルは理解が深まると楽しさが増していく!【レビュー】
 『モンスターハンター』シリーズの世界観をベースにしたRPGシリーズ『モンスターハンターストーリーズ』。その最新作『モンスターハンターストーリーズ3 ~運命の双竜~』が、2026年3月13日にNintendo Switch 2、プレイステーション5(PS5)、Xbox Series X|S、PC(Steam)で発売される。

 『モンスターハンター』シリーズが好きな人、興味はあるけどプレイするか迷っている人たちに向けた発売直前レビューをお届け。メインストーリーをクリアーまでプレイした担当ライターが、魅力だと感じた部分を紹介していく。なお、プレイしたのはSteam版。ストーリーのネタバレには配慮しているので、安心して読み進めてほしい。
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2月13日公開の記事はこちら

おなじみのモンスターとの出会いが冒険をワクワクさせる

 ストーリーは、謎の石化現象によって荒廃が進みつつある世界を舞台に描かれていく。登場するキャラクターたちの頭身が高くなり、さらにグラフィックの進化に伴い、表情の機微や演出面がパワーアップしたことで、物語の臨場感が増した、というのはプレビュー記事でもお伝えしたとおり。
 ネタバレを避けるため具体的な言及はしないが、ストーリーはシリアスさを感じつつも、徐々に明らかになる真実、そして立ち向かうべく存在に挑む、といった割と王道的な作り。

 複雑な用語も少なく、スッと物語の内容が入ってくる。もちろん、物語の随所にはアッと驚く仕掛けも。「とくにあのシーンは……」と、すでに語りたい欲がすごいのだが、ネタバレになるので我慢。あえて言うなら、これまでのシリーズ作品を遊んでいなくても十分楽しめるけど、
前作を遊んでいたらより楽しめるかもとだけ。
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 物語を進めていくなかでさまざまなフィールドを訪れることになるが、そこには『モンスターハンター』シリーズでおなじみのモンスターたちとの出会いが待っていて、シリーズファンとしては「おお、あのモンスターがいる!」と、ワクワクしっぱなしだった。

 お気に入りのモンスターを見かけたときは、装備生産のための素材を手に入れるべくバトルを挑んだり、近くの巣でタマゴを手に入れたり。新たな冒険の地を訪れるたびに、ついつい寄り道プレイが止まらなかった。
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 その寄り道でどんどんプレイ時間が膨らんでいくのだが、それが苦痛に感じず、むしろ「もっとくれ!」といった感じ。寄り道をしただけ「強くなった」という感覚があって、RPGらしさをすごく感じられて、ついついプレイに没頭してしまっていたほど。

 訪れるフィールドは、かなり立体的な構造。湖を進んだ先に小さな洞窟があったり、山のふもとに洞窟への出入り口があったりと、一見してもわからない隠された場所もふんだんに用意されていて、探索するたびに新たな発見も。
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 フィールド探索でのオトモン入れ替えが画面を切り替えることなく行えるようになり、オトモンが複数のライドアクションが使えるようになったことなどから、それを活かすような作りになったイメージ。オトモンのライドアクションのプレイフィールもすごく快適なのも相まって、ついつい隅々まで探索したくなってしまうはず。
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理解が深まると魅力が増していくコマンドバトルの完成度の高さ

 モンスターとの戦いはターン制コマンドバトルで進行。パワー・スピード・テクニックの3すくみの関係にある3つのタイプの攻撃を使って戦う、シリーズおなじみのシステムが踏襲されている。

 通常攻撃やスキルを使用してモンスターのHPを削るという、RPGの基本となるシステムが土台になっていて、そこに“自分と相手の狙いが重なったときにジャンケンが発生する”というイメージ。仕組み自体はすごくシンプルで、シリーズを初めて触るという人でもすんなり理解できるだろう。
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モンスターごとに通常時、形態変化時でくり出す攻撃タイプは固定(一部モンスターを除く)。相手の攻撃タイプを覚えれば、格上の相手であっても勝利を狙える。
 相手のモンスターに攻撃するときは部位を選択するが、どの部位を破壊すればどのような恩恵が受けられるのか、弱点となる属性は何なのかなど、それらがひと目でわかるUIになっているのが好感触。親切な作りとなっていて、すごく遊びやすい。
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 もちろん、ただのジャンケンでは終わらない。さまざまな要素が絡み合って、戦術の練りようがあるバトルに仕上がっていると感じられた。

 たとえば相手が強力な攻撃をくり出してくるタイミングでは、部位破壊を狙って阻止したり、スキルで防御力を高めて耐えたりと、さまざまな選択肢が用意されている。その局面でどう立ち回るのがベストなのかを試行錯誤するのが、なかなか楽しいのだ。
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 このあたりは本作で新たに追加されたスキルを使うための“スタミナ”、モンスターの気力を示す“竜気ゲージ”などの存在が大きい。どちらも『モンスターハンター』らしさを感じられる要素をうまくコマンドバトルの形に落とし込まれていて、バトルにより深みをもたらす要素になっている印象。
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身体の一部が厄石化した“凶異モンスター”とのバトルでは、舞う粉のエフェクトを見ることも重要に。反撃のタイミングなども異なるため、モンスターごとに立ち回りを考えるのが楽しい。
 個人的におもしろいと思ったのは、侵獣とのバトル。本作の新要素となる“侵獣帰巣戦”では、周囲で手がかりを集めるとヒントが得られ、それを頼りに帰巣させる条件を探るといったものになっている。

 ネタバレになるので具体的な言及は避けるが、“謎解き”の要素が多めで、謎解きゲームに挑む感覚で楽しむことができた。とあるバトルでは小一時間ほど詰まったものの、そのぶん、クリアーしたときの達成感はすごかった。侵獣を帰巣させると絶滅危惧種のタマゴ、つまり新たなモンスターの生態系が築けるようになるので、それも侵獣に挑みたくなる原動力になっているのもポイントだ。
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ほかにも、シビレ罠や閃光玉などのアイテムを活用するなど、『モンハン』らしい要素もうまくRPGとして表現されている。
 バトルは、序盤こそスキルやオトモンの選択肢が少なく、少々物足りなさを感じたものの、ゲームが進むにつれてその選択肢も増えてくる。遊んでいくうちに「こうしたほうがいいな」というのが自然と見えてきて、そこから理解が深まってくると、さらに楽しさが増していく。『モンスターハンター』らしい要素も散りばめられていて、RPG好きでも十分に楽しめる完成度の高い作りに仕上がっていると感じられた。
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狩技の演出も見応えのあるものばかり。自分のお気に入りはアオアシラ(左)とナルガクルガ(右)。

オトモン育成はより遊びやすいものに

 従来シリーズでも好評を博したオトモンの収集・育成の魅力は、新システム“里孵し”によって、より深みが増している。オトモンを野に返して、その地に生態系を広げるというもの。サンドボックスの箱庭ゲーム、とまではいかないが、自分だけの世界(フィールド)を作れる感覚を味わえるものになっている。
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野に返すとそのモンスターの生態ランクがアップ。生態ランクが上がると、レア度が高いタマゴが入手しやすくなる。超レアなモンスターの巣以外からも強いオトモンのタマゴが入手しやすくなっているのはうれしい。

 とくに注目してほしいのは、モンスターの生態ランクを上げてエリアに根付かせることで、そのモンスターが持つ属性に加え、そのエリアに設定された属性を併せ持つ“双属性”のモンスターが生まれること。単純にふたつの属性を持っているだけでなく、“孵技”と冠する特別なスキルを持って生まれるのだが、とにかくこのスキルがユニークでおもしろい。

 効果も強力なものが多く、ほかにどんなスキルがあるんだろうと気になり、ついつい本編の物語そっちのけでタマゴ集めに没頭。これまでのタマゴ集め→ふ化の定番の流れに、新たにワクワクする要素がプラスされたイメージだ。
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 また、オトモンの絆遺伝子を別のオトモンに伝承させる“伝承の儀”も健在。単純にスキルを受け継がせるだけでなく、縦・横・斜めで同じ模様、色をそろえるとビンゴボーナスが発生。仕組み自体はシンプルでわかりやすく、初めてシリーズを触るという人でもスムーズに理解できるはず。
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 本作からは、遺伝子を伝承させてもオトモンや遺伝子を消費しなくなったうえに、遺伝子の位置の入れ替えも簡単にできるようになり遊びやすさがアップ。デメリットなく、自分の理想とするオトモンを作りやすくなっているのもうれしいポイントだ。
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 もちろん、オトモンの育成以外のやり込み要素も豊富に用意されている。フィールドを探索して隠されたアイテムを獲得したり、装備を最大まで強化して装飾品を入手したり、夜に現れる天変古龍に挑んだりと、要素がとにかく多い。
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 さまざまな要素が丁寧に作られていて、RPG作品としてさらなる進化を遂げた『
モンスターハンターストーリーズ3』。『モンスターハンター』シリーズのファンなら随所でワクワクさせられるはず。『モンスターハンター』の知識がゼロでも、RPGとしての完成度が高いため、十分に楽しめるだろう。
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 本作は製品版へのデータ引継ぎが可能な体験版も配信中。気になる人は、まずはそちらを遊んでみてほしい。個人的には、2026年秋配信と発表されている追加サイドストーリー“ルディ編”も気になるところ。こちらも早くプレイしたい……!
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こちらの写真は本編のもの
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