アーメンブレイクで戦うカオスなシューティング『ブレビマン』レビュー。爆音サウンドに高速ブレイクビーツを叩き込んでいく、非音ゲー的音楽シューティング体験

アーメンブレイクで戦うカオスなシューティング『ブレビマン』レビュー。爆音サウンドに高速ブレイクビーツを叩き込んでいく、非音ゲー的音楽シューティング体験
 伝説的ヒップホップグループN.W.A.の『Straight Outta Compton』からBABYMETALの『あわだまフィーバー』まで、史上もっともサンプリングされたと言っても過言ではないだろうドラムループ、“アーメンブレイク”(専門サイトWhosampledによると7000曲以上で使われたらしい)。

 MetaFormingProによるゲーム『
ブレビマン』は、そんなアーメンブレイクをはじめとした超有名ブレイクビーツを武器にして戦うという異色のゲームだ。しかもそんなコンセプトでありながら、ジャンル的には音ゲーじゃなくてシューティングゲーム。どういうコト?

 本作の対応プラットフォームはNintendo SwitchおよびPC。PC版はわくわくゲームズから日本時間の2026年2月13日0時より配信予定となっている(Switch版は後日発売予定)。そのPCレビュー版をプレイしたので、その内容をご紹介しよう。なお定価は1500円で、発売2週間は20%オフで提供される。
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サイケでカオスにアガる、非音ゲー的音楽シューティング

 さて本作、ジャンルとしては奥スクロールシューティングゲームと言っていいだろう。敵にあたるのはフレッシュなビートに餓えた奇怪なクリーチャーども。弾の代わりにブレイクビーツを叩き込み、昇天してもらうのだ。

 敵と大体縦軸を合わせてボタンを押せばディスクが飛んでいってオートターゲットでヒットし、ドンドンタッツカツカドンタッ……というブレイクビーツの音とともにもりもりダメージが入っていく。

 先に「音ゲーじゃない」と書いたとおり、リズムに合わせてブレイクビーツを撃ったりする必要はないので、好きなようにノリながらプレイするとよい。各ステージのBGMはブレイクビーツがハマる新旧ジャンルのクラブサウンドだし、実写コラージュがワラワラ動くボスとかがサイケでカオス。アガるぜ!
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攻撃はオートターゲットで発動。ボタン押しっぱで継続ダメージを与えられる。ディフェンス(詳細は後述)を気にしない時は2枚のディスクを両方とも発射することもできる。
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いぬ! 猛犬注意! ブレイクビーツおじさんとしてはApollo 440の“Stop the Rock”とか思い出すね。
 一応パブリッシャーであるわくわくゲームズに確認したところ、ブレイクビーツ攻撃にリズムゲーム的なメリット(たとえばビートに合わせて打つと強くなるとか)は本当になく「なにしてもアガれます」というノリ重視らしい。最大のコア要素がほぼゲーム的理由よりも「アガるから」で存在するというこの割り切り方、いいですねぇ。
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各ステージのBGMはさまざまなジャンルで構成されている。まぁ細かいことは知らなくてまったく問題ないんだけど、サブステージでは前説で解説が入ることもあるよ。

切ってよし、刻んでよしのブレイクスにノリながら放て

 だけどもコレが面白いもので、何度やってもクリアーできなかった難所を突破するきっかけになったのは図らずもアーメンブレイクの音だった。

 そのポイントとなったのは“防御”だ。(弾幕シューティングほどではないものの)弾が大量に放たれたり、敵が迫ってきたりするので、単に敵弾を避けるだけでなく、ディスクが手元にあるあいだだけ有効な反射や、攻撃によるノックバック(押し返し)も駆使して戦わないといけない。
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プレイヤーに迫ってくるストーカー系の敵が2種類、さらにホーミングビーム系の攻撃を持つ敵が2種類という局面。行動特性を把握して順番に処理していかないと、こんな感じにジリ貧になる。
 たとえば敵が大量に弾を吐いているようなシチュエーションで攻撃を切って反射によるダメージ狙いに切り替えたり、敵が迫ってきたらノックバックさせるためにそっちに攻撃を切り替えるといった行動が必要になる。だけども貧乏性というかなんというか、記者は攻撃が当たってる間は続けたくなってしまって切り替えの判断を見誤りがちだったのだ。

 そこでアーメンブレイクである。このビートが最高なのは、フルにループしてもいいけど、刻んで順番を入れ替えたり、途中で頭に戻して“ドンドンタドンドンタドンドン”みたいな鳴らし方をしてもクソカッコいいということだ。その用法の多様さについてはアーメンブレイクをサンプリングしている代表的な曲でもチェックしてみて欲しい。
 ではそれをどうやって難所のクリアーに役立てたのかというと、BGMにノリながら適当にビートを刻むようにしてみたら、自然と「うわ、あいつノックバックさせなきゃやべぇわ」といった時に反応しやすくなってた……というわけだ。

 そんなわけで本作、自分の攻撃で超いい感じにビートが鳴って、ついでに難所の敵をバキバキ倒せたりすると本当に超気持ちいい。ラフな作りの所も多いけど、この快感は唯一無二だ。

 なお本作にはメインステージを全7面、さらにサブステージを10面以上収録。またオプションからアーメンブレイク以外に“ファンキードラマー”、“ハンプティダンプ”と、これまた超有名ブレイクビーツに切り替えることができる。
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ファンキードラマーもいいブレビだよねー。ペナペナ感がいい。
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