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『鉄拳8』新キャラ・ミアリズ先行レビュー。スタッフ現地取材によるこだわりのマダガスカル要素が満点! 格闘技と動物の動き、そして“闘神”の力を宿した彼女の使い心地は?【先行プレイリポート】

by西川くん

『鉄拳8』新キャラ・ミアリズ先行レビュー。スタッフ現地取材によるこだわりのマダガスカル要素が満点! 格闘技と動物の動き、そして“闘神”の力を宿した彼女の使い心地は?【先行プレイリポート】
 バンダイナムコエンターテインメントより発売中の3D対戦格闘ゲーム『鉄拳8』。発売後もダウンロードコンテンツとして、追加キャラクターやステージを配信中だ。

 そしてシーズン2のラストを飾る追加キャラクターとして、完全新規キャラクター・ミアリズが参戦。シーズンパスを購入した人は2025年12月2日(火)より早期アクセス開始。一般アクセスは2025年12月5日(金)となっている。

 本記事では、ミアリズを事前に遊ばせていただいた、先行プレイの感想をお届け。ディレクターの池田幸平(通称・ナカツ)氏からお聞きした解説も交えながらお伝えしていこう。
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マダガスカル少女、参戦!

 ミアリズは18歳の好奇心旺盛な女の子。最大の特徴とも言えるのが国籍が“マダガスカル”であること(南アフリカの隣にある島国)。

 ミアリズは、そもそもマダガスカルをテーマにすることが制作の発端になったキャラクターとのことで、“マダガスカルらしさ”が詰め込まれた新規ファイターになっている。
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 見た限りではあるが、性格は裏表のない純真無垢な女の子といった感じ。闘うことで“拳トモ”という友だちを増やしながらも、純粋に格闘技を楽しんでいるようだ。野生動物も大好きで、彼女の周りにはワオキツネザルなどの動物たちが集まっている。
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 ミアリズのために現地取材を実施し、ナカツ氏もマダガスカルに渡航。そこでマダガスカルはどんな国なのか、何が流行っているのか、どんな人たちが暮らしているのかなどを肌で感じてきたそうだ。
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 キャラクターデザインにもそのこだわりはギッシリと取り入れられているそうで、髪型はマダガスカル人の定番髪型のひとつを採用。細かな装飾や、肌の色味なども“マダガスカルらしさ”を再現したところ、現地人ならばミアリズを見た瞬間に「これは間違いなくマダガスカル人!」と言わんばかりのクオリティーになったのだとか。
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 設定としては“闘神の子”であるミアリズ。『
鉄拳3』に登場したトゥルーオーガの力を有しているのも特徴で、ミアリズのために過去作から使える設定を引っ張り出してきたそうだ。このあたりは演出も関係しているが、おもに格闘ゲームとしての技に関わっている部分だ。
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コールドスリープについて何か知っているのか、アンナなどとの掛け合いもあった。
 なお、3rdコスチュームはイラストレーター・島崎麻里氏(※)によるデザインになっている。デフォルトコスチュームはマダガスカル要素を強調したもので、3rdコスチュームは後述する“槍”にフィットするような印象を受けた。
島崎麻里氏……『ベヨネッタ』シリーズのキャラクターデザインなどを担当。『鉄拳8』では麗奈、風間準、風間飛鳥のコンセプトデザインも担当している。[IMAGE][IMAGE][IMAGE]

格闘技と闘神の力がミックス!

 ミアリズの戦闘スタイルは、“モラング”というマダガスカルの格闘技のほか、アフリカ地域のさまざまな格闘技をミックス。さらには動物の動きを模したコミカルな技や、闘神の力を使ったファンタジックな技も使用可能と、とてもユニークなスタイルになっている。
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 “モラング”自体は見た目がカポエイラに近い格闘技とのこと。そのため、ボクシングのような格闘技“ダンベ”を混ぜて、個性を強めたそうだ(キャラクターのひとり・エディがカポエイラの使い手なので、重複してしまうからだろう)。

 基本はオーソドックスな技が揃いつつ、いわゆる右アッパーの“ダルカマフィ”も鋭く、使い勝手がいい。そこにミアリズならではの多彩な構え技を絡ませることで、相手を揺さぶる性能になっていた。
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 前進しながら座り込むような構え“モラング・ミルス”は、まさにモラングの動作を再現。構え中に各種コマンドを入れることで、中段攻撃や下段攻撃に派生し、相手をガードを崩しやすい。さらに打撃連携後に“モラング・ミルス”に派生できる技もあったので、接近戦での攻防を得意としている。
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 もうひとつが槍を支柱にして構える“バオバブ・ミール”で、こちらも各種コマンドで派生技をくり出すことができる。“モラング・ミルス”よりも全体的には大振りな印象だが、トリッキーな動きで相手をさらに翻弄できそうだ。
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 さらに、個性的なアクションとして壁に貼り付いて、さまざまな行動が可能。“チュンパ”というバックジャンプのような技を出し、ステージ端に触れると自動で一定時間壁に貼り付いてくれる。
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 攻撃技は飛び蹴りのみだが、壁に貼り付いてからの“バオバブ・ミール”なども可能で、壁に追い詰められてもピンチを切り抜けやすい特性を持っている。画面手前側に壁があるとき、絶妙な角度でくり出せば、見えない壁に貼り付くこともできたので、相手が予想しにくい奇襲としても使えそうだ。
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 そして一部の技は、闘神の力を有した技になっている。簡潔に言えば、蛇や尻尾などを実在化させて攻撃する技だ。全体的にはトゥルーオーガの技が使える、というよりはミアリズが使う格闘技+闘神の力としてくり出すイメージだった。
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 蛇を手に巻き付けてパンチする“ラヌマスナ”は、隙も少なく(格ゲー的に言うとガードされても有利)で、とても使いやすい。なおこの技は、右手に縄や布を巻きつけて槍のようにパンチする格闘技“ダンベ”の技を、蛇で見立てて再現しているそうだ。
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 ほかにも角で相手を打ち上げる“タンジュカディ”や、尻尾で回転攻撃を仕掛ける“ランチャ”など、さまざまな闘神の力が使える。いずれも、ここぞというときに使える強力な性能になっているのが特徴。
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 また、ヒート状態になるとミアリズの瞳が青くなり、身体全体に模様が浮かぶ。そのあいだは、闘神の力を使った技が強化される。さらに、ステージ端でなくとも、どこでも壁貼り付きが可能になる特性も発動する。
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 基本部分はオーソドックス。しかし各種構えによる派生技、そして闘神の力によるユニークな攻撃と、予測しにくい攻撃で相手を攻めていくテクニカルな性能だと感じた。

 リーチは短いが近距離で隙の少ない技が多く、“縦押し”も得意そう。構えを挟む必要はあるが、近距離で中段か下段の二択を仕掛けやすいので、基本的には密着距離で細かな攻防をくり広げることになりそうだ。
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 久々の新規キャラクターということもあり、『
鉄拳』ファンの注目度も高そうなミアリズ。構えのややこしさは若干あるものの、コマンドなどは扱いやすいキャラクターになっているので、ぜひ一度触ってみてほしい。
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