『鉄拳8』1周年。格ゲー初心者にも最適な新モードを引っ提げて登場したシリーズ最新作。AIゴースト対戦や超充実のリプレイ機能がすごかった【今日は何の日?】

byウワーマン

『鉄拳8』1周年。格ゲー初心者にも最適な新モードを引っ提げて登場したシリーズ最新作。AIゴースト対戦や超充実のリプレイ機能がすごかった【今日は何の日?】

大幅進化した新世代の『鉄拳』シリーズ

 2024年(令和6年)1月26日は、プレイステーション5、Xbox Series X|S、Steam用ソフト『鉄拳8』が発売された日。本日で発売から1周年を迎えたことになる。
広告
[IMAGE]
 『鉄拳8』は、バンダイナムコエンターテインメントから発売された3D対戦格闘アクションゲーム。格闘ゲームの金字塔で、日本はもとより海外で圧倒的な人気を誇る『鉄拳』シリーズのナンバリング第8作だ。アーケード版は現在稼動しておらず、これまでの通例とは逆にコンソール版が先行して発売された。

 最近では『ファイナルファンタジーXVI』の主人公“クライヴ・ロズフィールド”がプレイアブルキャラクターとしてゲスト参戦し、大きな話題になったのが記憶に新しいところ。2025年1月15日には最新のアップデートも配信されたばかりだ。

 物語は前作
『鉄拳7』のエンディングから半年後の世界が舞台。運命に抗い続ける風間仁と、それを迎え撃つ父、三島一八による親子対決はやがて全世界を巻き込む大闘争へと発展していくことになる。
[IMAGE][IMAGE]

 スゴかったのは風間仁を主役に据えたストーリーモード“The Dark Awakens”。グラフィックがより美しくなったこともあり、ムービーシーンの迫力がすさまじい。しかもムービーからシームレスにバトルへと繋がるため、没入感も半端ではなかった。ストーリー専用の技やキャラクターも登場し、特別感も味わえた。

 初期のキャラクターは全32名。それぞれにキチンとエピソードが存在し、多種多様なサイドストーリーが楽しめるのも
『鉄拳』シリーズの魅力。

 仁やシャオユウの後輩である麗奈、コーヒー・クイーンの異名を持つMMAチャンピオンのアズセナ・ミラグロス・オルティス・カスティーリョ、おなじみジャックの最新機体であるジャック8、レイヴンの上司でもある伝説の軍人ヴィクター・シュヴァリエといった4人が新規キャラクターとして登場。とくに麗奈は美しくミステリアスで公開当時、大いに注目を浴びた。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 オンラインモードやプレイヤーカスタマイズ機能がよりパワーアップしたのはもちろんだが、
『鉄拳8』では格闘ゲームの入門用として最適な“アーケードクエスト”が存在。3D格闘ゲームやシリーズを初体験するプレイヤーにとって、とても手助けになるモードだと思う。

 各地のゲームセンターを巡りながら学び、成長していくストーリーは自分と重なるところも大きく感情移入しやすいうえ、実際に対戦に活用できるテクニックなどを習得できるのが大きかった。おそらくアーケードクエストをしっかり遊んでからオンライン対戦デビューした人も多かったはずだ。
[IMAGE][IMAGE]

 事前にキャラクターのコマンドを覚えたり練習したりすることなく、おすすめ技やコンボを使えてしまう操作“スペシャルスタイル”と、通常操作の“アーケードスタイル”をワンボタンで切り替え可能だったのも便利。よりアグレッシブに攻められる“ヒートシステム”もおもしろいアイデアだった。

 プレイヤーの動作の特徴を学習したAIゴーストとの対戦ができるのも画期的で、かなりそれっぽい動きをするのに驚かされた。自分自身のゴーストだけでなく、オンラインならほかのプレイヤーのゴーストデータとも対戦可能。ちょっと気が引けてしまうようなトッププレイヤーとの擬似的な対戦まで実現できてしまうのはうれしかった。

 リプレイ機能では映像を観戦するだけでなく、リプレイ中の試合を再現して実際に操作できてしまうのがすごすぎる。これは初心者だけでなく、ベテラン勢の研究にも大いに役立ったはず。

 発売から1年が経ち、多種多様なアップデートが追加。毎月のようにバトル調整が入るのはもちろん新規要素も多数増え、さらに遊びやすくなっている。前述のクライヴをはじめ、エディ・ゴルド、リディア・ソビエスカ、三島平八といったキャラクターもDLCで追加された。未プレイの方は、この1周年の機会に始めてみてもいいのでは?
      この記事を共有

      本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります