『ヴイアライヴ』定点観測-100:雅樂川れとら名義で自身が作詞した新曲『Glass』も初披露! レトラさんのバースデーオンラインライブをリポート

by東響希

『ヴイアライヴ』定点観測-100:雅樂川れとら名義で自身が作詞した新曲『Glass』も初披露! レトラさんのバースデーオンラインライブをリポート
 『ヴイアライヴ』定点観測では、『アイドルマスター』シリーズ発のライバーアイドルプロジェクト、『ヴイアライヴ』に所属する灯里愛夏さん(以下、愛夏さん)、上水流宇宙さん(以下、宇宙さん)、サラ・レトラ・オリヴェイラ・ウタガワさん(以下、レトラさん)の活動を記録していきます。
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ステージもバラエティ企画も、圧倒的な歌唱力で魅了するバースデーライブ

 2025年11月11日、メンバーのひとりであるレトラさんの誕生日を記念したオンラインライブが開催された。愛夏さん、宇宙さんに続き、レトラさんもフル3Dでの出演となり、3人のなかでも随一の歌唱力を誇る彼女が圧巻のステージを披露。プロデューサーたちを魅了した同公演の模様をお届けしよう。
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 オープニングを飾ったのは、1stソロ曲
『群青イニシエーション』。しっとりとした切ない歌声とメロディで幕を開けると、MCでは一転してかわいいハムボイスで「もっと盛り上がってー!」と呼びかけ、いつも通りのマイペースなトークで会場を温める。そのまま愛夏さんと宇宙さんを呼び込み、ステージは一気に華やかさを増した。
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 まるでコントのような掛け合いで場を盛り上げたあとは、誕生日を祝いつつのバラエティ企画コーナーへ。ヴイアライヴの歌唱力担当として名高いレトラさんの誕生日に用意された企画は、「目指せご褒美! アカペラカラオケチャレンジ!」だ。カラオケの採点機能を使い、ランダムで決まった曲をアカペラで歌唱。90点以上を出せれば、百貨店などで使えるコスメショップの商品券1万円分が贈られるという内容だ。
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 最初に選ばれたのは、3人の初のオリジナル曲である
『リローディング』。音源なしとは思えない安定した音程と表現力で見事92点を叩き出し、初回からチャレンジ成功となった。
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 しかし、愛夏さんが「プロデューサーさん、もっと歌聞きたくない?」と提案。レトラさんは「なんで私をがんばらせるんだ?」と苦笑しつつも承諾し、『
学園アイドルマスター』(以下、『学マス』)より有村麻央の『Fluorite』に挑戦。こちらも90点を獲得するが、「なんで2曲目のほうが低いんだよー!」と嘆きながらも、どちらも90点超えはすごいと賞賛を受けていた。
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 見事ご褒美を獲得した後は、「何、買ってくれるの?」と愛夏さんと宇宙さんからおねだり攻撃。「リップがほしい!」という愛夏さんの声に「百貨店だと、1本5000円くらいするよ」とツッコミ。「じゃあ、私たち(愛夏さんと宇宙さん)で1本ずつ……」と続けるふたりに「マジか!?」と返したうえで、ふたりの誕生日に何ももらってないとレトラさんが指摘すると、「お疲れ様でしたー!」と逃げるふたり、というやり取りで笑いを誘った。
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 再びライブパートへ突入し、3人で披露したのは『
アイドルマスターミリオンライブ!』(以下、『ミリオンライブ!』)から『ReTale』のカバー。愛夏さんがキーボード、宇宙さんがDJ、レトラさんがギターを担当し、原曲MVさながらのパフォーマンスを展開。疾走感溢れるサウンドと3人のハーモニーがステージを彩った。
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 元バンドマンでもあるレトラさんが「3人でセッションしたい」と選曲したとのことで、特別な演出に愛夏さんと宇宙さんも本番前からテンションが高かったという。
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 ここでふたりが退場し、2ndソロ曲
『きみの一等星』からソロステージが再開。温かく包み込むような歌声に続き、4thソロ曲『アエルシグナル』ではデジタルロック調のミドルテンポなナンバーで盛り上げる。高音域も余裕で歌いこなし、圧倒的な歌唱力を見せつけた。
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 MCでは、「
『きみの一等星』は夜聞く人が多いみたいだけど、『アエルシグナル』もぜひナイトミュージックのプレイリストに入れてね」と呼びかける。

 そして、「私のソロはチルい曲が多いけど、ライブと言えばテンション上げたいですよね?」と前振りをしたところで、『ミリオンライブ!』から我那覇響の
『Rebellion』へ。情熱的なロックを力強く歌い上げ、2コーラス目の「目覚めゆく真実の赤」では、照明が赤くなるおなじみの演出で熱いステージを盛り上げる。
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 続いて披露されたのは3rdソロ曲
『Breaker』。ロボットアニメのオープニングというテーマの公募で制作された楽曲で、「いっしょに!」という掛け声にコメント欄も反応し、圧巻の熱量に包まれた。
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 MCでは「みんなは音楽のどんなところが好きですか?」と問いかけ、自身は深夜でも朝方でも、音楽は時間を選ばず自分に語りかけてくれるところが好きだと語る。さらにレトラさんに影響されて、歌詞を考察するようになったという声も聞いていると語り、「自分とプロデューサーの世界が広がっていくのがうれしい」と笑顔を見せた。

 続いては『学マス』から月村手毬の
『Luna say maybe』。原曲に負けないパワフルな歌唱で観客を圧倒し、「ねえ、Pちゃま!(レトラさんのオリジナルのプロデューサー呼び)」の呼びかけも盛り込むなど、胸が熱くなるステージとなった。
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 バースデー記念グッズ紹介を挟み、レトラさんから最後の挨拶が行われる。改まって話すのが苦手だということで、手紙形式で支えてくれるスタッフや、愛夏さんと宇宙さんへの敬意、そして応援してくれるプロデューサーへの感謝の思いが語られる。過去のバンド活動での苦い経験や、自分を信じきれなかった時期を振り返りながらも、「ソロで武道館に立つ」という夢を追えるようになったのは、出会ったすべての人のおかげだと謝意を述べると、コメント欄は称賛で溢れた。
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 感動的な手紙に続いては、5thソロ曲
『Glass』を初披露。レトラさん自身が作詞を手がけた楽曲は、切なさと悲哀も感じられる歌詞が印象的なR&Bテイストの一曲。新たな一面を見せるパフォーマンスで、最後まで観客を魅了した。
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 さまざまなテイストの楽曲が楽しめるライブパートでは、圧巻のパフォーマンスでプロデューサーを魅了。バラエティ企画でも持ち前の歌唱力を遺憾なく発揮し、一方、MCではマイペースながら温かみのある語り口で、レトラさんらしさを存分に感じられる誕生日ライブだった。
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 なお、本公演は現在アーカイブが配信中。視聴チケットは2025年12月10日18時まで販売され、同日23時59分まで視聴可能となっている。

 また、ライブ後のアフタートークもレトラさんのチャンネルで公開中なので、そちらもぜひチェックしてほしい。

“レトラ BIRTHDAY ONLINE LIVE 2025”セットリスト

  1. 群青イニシエーション
  2. ReTale
  3. きみの一等星
  4. アエルシグナル
  5. Rebellion
  6. Breaker
  7. Luna say maybe
  8. Glass
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