『スターセイヴァー』は美少女たちが可憐に華麗に動きまくる育成SLG。癒やしたっぷり育成パートとバトルが熱いRPGパートのループが楽しくて、やめどきがわからない!

by二城利月

『スターセイヴァー』は美少女たちが可憐に華麗に動きまくる育成SLG。癒やしたっぷり育成パートとバトルが熱いRPGパートのループが楽しくて、やめどきがわからない!
 2025年11月20日にiOS、Android、PC(Steam)向けタイトルとしてリリースされる育成RPG『スターセイヴァー』。『カウンターサイド』の開発元・STUDIOBSIDEの新作で、2023年に『PROJECT STAR』としてPVが公開された際には、そのクオリティの高さで注目を集めた作品です。

当時公開されたPVはこちら
広告

 アニメ調の美少女キャラクターたちが3Dでぬるぬる動き、ド派手なバトルをくり広げる本作のベータバージョンをたっぷりプレイさせてもらえたので、PC版をプレイした先行レビューをお届けします。
※本記事はSTUDIOBSIDEの提供でお送りします。

宇宙からの侵略者・ヴォイドボーンと戦うべく、“星の救援者”の力を求める“救援者”たちの物語

 まず世界観とあらすじを説明すると、『スターセイヴァー』はファンタジーとSF色の強い作品。主人公は宇宙から侵攻してくる地球外生命体・ヴォイドボーンの撃退を担う組織・星雲観測機関NOAに所属する指導官として、脅威と戦っていくことになります。
[IMAGE]
 またこの世界には、かつて世界を救った英雄が持っていたとされる“星の救援者”と呼ばれる力が存在。それを継承するべく“救援の旅”と呼ばれる試験に挑む“救援者”たちの物語も描かれます。

 “星の救援者”の力がどういった力なのかはまだ明らかになっていませんが、何でも願いが叶う力だと噂されている様子。その力を求める救援者たちを導きつつ、ヴォイドボーンの脅威を排除していくのが大まかなストーリーです。

 ちなみに物語のプロローグでは、救援の旅の最終試験に勝利するも、その直後に主人公の存在が世界から消え、別の世界で目覚める様子が描かれています。後述するメインストーリーではこの直後と思われる別視点からの物語や、ステラアーカイブと呼ばれる力によって時間や世界を渡るシーンが描かれているので、主人公も何かしらの力によって別世界に飛ばされているのかもしれません。

 なお最初に別の世界軸に飛ばされた主人公は、目覚めた際に記憶を一切失っており、新任の指導官=団長として赴任するところからゲームがスタート。その後くり返し旅を続けることになるのですが、いったいなぜこうした運命を辿ることになったのか、このあたりの詳細は今後注目していきたいですね。
[IMAGE]

3Dモーションの滑らかさ、美しさは必見! アニメ風PVも見逃せない

 コンテンツ紹介に入る前に、開発過程でもっとも気合いが入れられたであろう、キャラクターについて紹介させてください。

 まずはゲームのプロローグにも登場する3人娘と、主人公をサポートしてくれる連絡官のリサ。彼女たち4人はメインストーリーを含め、さまざまな場面で活躍するメインキャラクターとなっています。

アセラ(声:高森奈津美)

[IMAGE]

ルナ(声:湊みや)

[IMAGE]

スマイル(声:田向結月)

[IMAGE]

リサ(声:千本木彩花)

[IMAGE]
 全員魅力的なキャラクターですが、とくにアセラとリサは後述する“救援の旅”で最初からお世話になる頼もしい味方です。目の保養になり、ゲーム内でも頼りになるので、筆者の中では心の万能薬的な存在として見ています。

 ゲーム内コンテンツではありませんが、アセラ、ルナ、スマイルが和装に身を包んで日本っぽい街並みを歩くイラストも公開されているのもいいですね。何度見ても癒やされます。
[IMAGE]

 また主人公をサポートしてくれる個性豊かなメイドさんたちも、みんな魅力的!

クレア(CV:園山ひかり)

[IMAGE]

スカーレット(CV:秋山実咲)

[IMAGE]

 このように、かわいいキャラクターがいっぱい登場しますが、筆者のお気に入りはアンナ。
[IMAGE]

 ポンコツな匂いがするガードナー(警察官のようなもの)ですが、戦闘ではメインタンクとして大活躍してくれます。ドーナツが好きでバトル中に食べて回復するとか、どんな敵にも「逮捕ー!」ってノリでツッコんでいく姿がとてもかわいいです。でも、異形のヴォイドボーンに手錠かけて意味あるのか……?
[IMAGE]
『スターセイヴァー』のキャラクターたちはとにかく表情が豊かで全部かわいい! 手に汗握るバトル中でも、プレイヤーに癒やしを届けてくれます。
[IMAGE]
ショップ店長のリセットさんもお気に入り。どこからどうみてもかわいい。
 彼女らは、バトル中はもちろん、会話パートでもコミカルによく動くので、初めてプレイする際には、3Dのクオリティにびっくりすることでしょう。豪華声優陣による熱演で、バトルやメインストーリーではフルボイスで楽しめます。

必見の超絶美麗PV!

 そしてみなさんにチェックしてほしいのが、バリバリのアニメーションPV。


「これがゲームのPV?」と思うほどしっかり作り込まれたアニメとなっているので、ぜひ一度プレイ前に見てほしいところです。


 また、3Dグラフィックの綺麗さ、動きのぬるぬる具合についてはこちらのメインPVのほうがわかりやすいので、こちらもぜひ一度ご視聴を。

キャラクターを愛でつつ育成して活躍させよう!

 本作にはメインストーリー、作戦、救援の旅という3つのメインコンテンツが用意されています。この中でも、もっとも多くプレイすることになるであろう救援の旅は育成パート。

 ストーリー紹介の項目でも触れましたが、救援者たちは星の救援者の力を継承するため、救援の旅に挑んでいるという大きな設定が背景にあります。キャラクターたちは力を継承する試験に合格するため、トレーニングや依頼をこなしたり、ときには交流をはかりながら1年間の育成を受けるというわけです。

 システムのベースとなるのは、スタミナやコンディションを維持しながらトレーニングを行う、ターン制の育成シミュレーション。ときどき起きるイベントでは、能力強化や潜在力(攻撃力アップといったパッシブスキルのようなもの)を取得することもあります。
[IMAGE][IMAGE]

 発生するイベントはコミカルなものが多いのですが、ここでもキャラクターの表情やモーションも美麗3Dでぬるぬる動くので、見ていて飽きません。
[IMAGE]
マンガ的表現がけっこうあり、表情も豊かで見ていて楽しいです。
[IMAGE]
リゾート地でトレーニングしたらしれっと水着姿になっていました。眼福……!
 育成している救援者だけではなく、育成開始時にセットしたメンバーや、アルカナと呼ばれる支援カードに応じたイベントも起きるので、救援の旅はかなり賑やかでした。
[IMAGE]
育成開始時にステラアーカイブ(育成済みキャラクターの力)をセットすると、そのメンバーが持つ祝福が継承され、初期能力が増加します。
[IMAGE]
アルカナはいわゆるサポートカードのようなもの。育成におけるトレーニングバフや能力取得イベントなどが備わっています。
 ちなみに育成では“古の硬貨”と呼ばれる通貨がけっこう重要。というのも、育成キャラクターを休息させるのに消費するんです。

 休息は無料のものから有料のものまで3段階あり、通貨の消費量により効果が変化。休息にどれだけ硬貨を費やせるかで、最終的な育成結果は大きく変わってきます。
[IMAGE]

 このほかにも戦闘や育成に即反映されるアイテムの購入に消費したり、イベントによっては通貨を消費する選択肢も出てきたりと、いろいろなところで要求されるので慢性的に不足しがち。

 通貨はトレーニングの合間に“依頼”をこなすことで報酬としてもらえるので、トレーニング一辺倒ではいい育成ができなくなっています。このあたりのバランス調整は見事ですね!

 ちなみに“古の硬貨”は育成が終わるとリセットされるので、そのキャラクターの育成期間中にすべてを注ぎ込んでしまうのがよさそうですね。
[IMAGE]
依頼は推奨ステータスを満たしていればすぐ終わる支援依頼と、バトルで勝利する必要がある討伐依頼の2種類が存在。
 育成が終わるとポイント評価と合わせて、育成した救援者の“ステラアーカイブ”が手に入ります。こうしてより強いステラアーカイブをセットして新たな育成に取り組み、より強い救援者を育て上げ、そこで手に入れたさらに強力なステラアーカイブでまた育成を進めていくというのが、育成パートの基本サイクルとなっています。
[IMAGE]
序盤はそこまでする必要はありませんでしたが、いずれは攻撃重視、防御重視といったステラアーカイブの使い分けが重要になってくるかも?

戦略性あふれるターン制コマンドバトル。ド派手な究極奥義をぶっ放しまくれ!

 バトル系コンテンツの“作戦”は、4人1組のパーティを編成して、敵を倒しながら進行していく内容。

 バトルシステムには、ターン制コマンドバトルが採用されています。スピードや行動に応じて行動ゲージが溜まっていき、100%になったキャラクターから行動していくタイプのものですね。

 各キャラクターが使えるコマンドは“通常スキル”、“特殊スキル”、“究極奥義”の3種類。通常スキルはいくらでも使えるもので、特殊スキルと究極奥義は強力な効果を持つけれど、クールタイムが存在する攻撃になっています。ちなみに“究極奥義”とはいいつつクールタイムが終われば何回でも打てるので、一発限りの大技ではありません。ご安心を。
[IMAGE][IMAGE]
“究極奥義”はコマンド選択時にモーションが入り、技のカットインもカッコいい&かわいい。温存してももったいないので、筆者は初手からガンガン使っていました。
[IMAGE][IMAGE]
コミカルな演出のキャラクターもけっこういます。
 このほかに“ノヴァバースト”という特殊なコマンドも用意されています。これは特殊スキルと究極奥義を打つたびに溜まるゲージを4ポイント消費し、スキルを強化するもの。

 ノヴァバーストによる追加効果は単純な威力アップから状態異常の追加など多岐に渡ります。ゲージは最大で12ポイントまで溜められるので、ボスに一気に叩き込むもよし、雑魚散らしにさっさと使うもよし。どのような戦略を採用するかは、プレイヤーの好みが分かれそうですね。
[IMAGE]
ノヴァバーストを発動するとキャラクターがオーラをまといます。
 “強靭度”というシステムもあり、これもまたバトルにアクセントを加えてくれます。

 弱点属性の攻撃を重ねるとHPバーやキャラクターアイコンの横にある、盾マークに添えられた数値が減少。数値がゼロになるとブレイク状態となり、被ダメージが増加するというシステムです。

 強靭度は敵だけでなく味方も設定されているので、ブレイクしそうなキャラは早めに回復するなど対処が必要なことも。
[IMAGE]
強力な単発技や究極奥義の中には、強靭度を削る効果を持つものもあります。弱点を突けなくても諦めないことが肝心!
 敵をブレイクさせるメリットはもうひとつ。敵を1回ブレイクさせるごとに画面中央右にあるサポートメンバーのアイコンに1個ずつ光が灯っていきます。これが3つ溜まると、ブレイクスキルと呼ばれる強力なサポート効果を発動できるのです。ブレイクスキルの効果時間はあまり長くないので、ここぞというタイミングで使うのがよさそう。
[IMAGE][IMAGE]
ブレイクスキル中は空間が変化し、通常の背景からサイバーなフィールドへと移行します。カッコいい!
 これらのシステムをうまく使って作戦を進め、詰まったら救援の旅でキャラクターをまた育成、というのが本作のおもな遊びかた。

 ちなみに作戦の進行度合いによって、プレイヤーがホーム画面で使える施設が増えるほか、時間経過でアイテムを取得できる“支援金”のレベルも上がっていくので、作戦の進行も重要です。序盤はある程度育成が完了したら、いけるところまで作戦を進めましょう。

メインストーリーでは世界観やバックボーンを紐解くストーリーが展開

 最後にメインストーリーについてもご紹介。こちらはほかのふたつと違い、育成要素というよりは本作のバックボーンを読み解きつつバトルを行っていく独立したモードになっています。

 メインストーリー序盤ではプロローグの続き、アセラ、ルナ、スマイルの3人が星の救援者の力を継承してからの物語が描かれます。ヴォイドボーンたちの侵攻により壊滅しかけた世界で、絶望的な戦いに身を投じる3人の勇姿は必見です。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 メインストーリーにおけるパーティメンバーや戦力は固定されているようなので、プレイヤーの育成状況とは無関係に読み進められます。育成の合間の息抜きにプレイするのもいいでしょう。

 ただ、メインストーリーのエピソード00では、どうして主人公たちや救援者たちが世界軸の移行をくり返しているのか、その理由の一端が見えるエピソードとなっていますので、早めにプレイすることをオススメします。
[IMAGE]

 それ以降のストーリーは救援の旅と同じような雰囲気になり、異世界ファンタジーな物語が堪能できます。お好みのタイミングで進めていきましょう。
[IMAGE]
ちなみにメインストーリーでは主人公をバトルメンバーとして操作できるようにもなります。ビジュアルが他モードで見る主人公と全然違うのですが……。ここにも何か深い意味があるのかも?

放置で進むコンテンツもいっぱい!

 メインコンテンツ以外にも、キャラクターを長時間の任務につかせてアイテムを取得する“エリア派遣”、WAVE制バトルをこなしてキャラクター育成アイテムやスキル強化アイテムを獲得する“探査依頼”など、育成に関わるコンテンツはいっぱいあります。

 完全に放置でアイテムをゲットできる先述の“支援金”や“エリア派遣”のようなコンテンツもありますし、オートバトルもあるので、ほかのことをしながらアイテム収集ができるのはうれしいところです。
[IMAGE]
エリア派遣は数人の救援者を派遣して、長時間遠征を行うコンテンツ。要求されるタイプと一致するキャラクターを派遣すると報酬が増加します。
[IMAGE]
探査依頼はWAVE制バトルのため、他コンテンツのように最初から全力を出すと後半がつらくなりがち。力配分が大事なコンテンツとなっています。

魅力的な救援者たちを育てて、星の救援者になろう!

 救援の旅で救援者たちを育成し、たっぷり愛着が湧いたところで、彼女らと強敵に挑む“作戦”や“メインストーリー”にチャレンジする。このサイクルが非常に楽しい『スターセイヴァー』。育成シミュレーションが好きな人はもちろん、近未来的なSFやファンタジー世界を舞台にしたRPGが好きな方にとてもオススメの作品です。

 現在公式サイトではSSRトリッシュがもらえる事前登録キャンペーンや、ゲーム内アイテムがもらえるコミュニティ参加イベントなども行われています。リリースはもうまもなく11月20日から。救援者たちといっしょに星の救援者(スターセイヴァー)を目指しましょう!
この記事を共有

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

週刊ファミ通最新刊
週刊ファミ通表紙
購入する
ebtenamazon
電子版を購入
bookWalker