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帰ってきた隻眼の帝王。中遠距離の強さはそのままに近距離で使いやすいコンビネーションを手に入れたサガット
『スト6』から始めた人は、飛び道具を撃ちまくる姿に「これが……ムエタイ?」と思うかもしれない。だが、数十年まえから皆がそう思っているので、「そういうもんだ」として納得していただくしかないだろう。
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などと冗談を言いつつ、今回のサガットはなかなかどうしてムエタイらしさがパワーアップしており、丁寧なモーションの作りこみからも制作における“気合い”を感じた。この記事では、試遊の中で調べられた範囲の中から必殺技の手触りとおもしろそうな要素をピックアップしてお届けしていこう。
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タイガーショット/グランドタイガーショット
従来の作品では波動拳コマンドは共通で、パンチとキックによる上下の撃ち分けだった。しかし、『スト6』では弱パンチがグランドタイガーショット、中パンチと強パンチがタイガーショットとなっている。
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サガットの主力となる飛び道具だが、コマンド変更により弾速の使い分けはやりにくくなっている。代わりに、上段のタイガーショットの回転率が従来作品と比較してもよくなっているみたいだ。
ジャンプされない確信があるときに弱のグランドタイガーショットを使い、それ以外はタイガーショットがメインになりそうな雰囲気である。
とくに強タイガーショットの弾速がかなり速いので、相手に身動きを取らせない用途として非常に強そうだ。CPUと対戦した際にはジャンプの初動に引っ掛ける場面も多かったので、相手を“飛ばせない”撃ちかたもできそうである。
タイガーアッパーカット
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さらに、強版のみホールドすることで専用の演出へ移行して大ダメージを叩き出せる。演出上壁に張り付くので追撃できるかと思ったが、筆者が試した範囲では追撃できないようだった(特定条件では追撃できる可能性はあるので、そこは詳細なトレーニングモードでのプレイが必要となりそう)。
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強版は先述した通り発生が遅いので、遠めの飛びには若干困るかも? というのがぱっと見の印象だ。
ここからは筆者の体感の話なのであまりアテにしないでほしいが、タイガーショットを撃ったときに被攻撃判定がけっこう前に出ている気がした。そのため、強タイガーアッパーカットの発生と併せて、遠めの飛び対策が課題になる設計なのか? というのがファーストインプレッションだ。ここは弱点として意図的に設計されているのかも。
タイガーニークラッシュ
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突進の後半部分を当てる“持続当て”に成功した際にはガードの上からでも有利が取れるようになっているので、積極的に狙っていきたいところ。さらに空中コンボに組み込むと追撃がしやすいので、コンボ時に“とりあえず選択する技”として優秀な印象だった。
タイガーネクサス
派生技を絡めた読みあいを仕掛けやすく、近距離での強さを支える主要技になりそうな印象だ。なにより、ムエタイらしい膝蹴りモーションがカッコいい。
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類似した技にケンの迅雷脚があるが、あちらと異なり下段の選択肢がないため立ちガードしていればいいように見える。しかし、実際は上段派生、打ち上げ派生ともにガード時にサガット側が有利となっており、ただガードしていればOKというわけでもない。小難しい話もしておくと、打ち上げ派生がしゃがみ状態にも立ち状態にも当たるので、ファジー(※)弱攻撃が必須となりそうだ。
サガットは意外とほかの格闘家の技を盗んでアレンジすることが多いので、『スト6』発売からいままで、ケンのことを見つめていたのかもしれない。
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個人的に印象的だったのは、初段の膝蹴りの性能だ。カウンターヒット時に相手が撃ち上がるので、タイガーネクサス(初段)→タイガーマイト(中段派生)と入れ込んでおくと相手がバウンドしてタイガーアッパーカットで追撃できる。初段カウンターにリターンが出るのは迅雷脚との大きな違いだろう。
レベル2スーパーコンボ:サベージタイガー
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レベル2スーパーアーツ“サベージタイガー”は、相手にヒットした後に4種類の派生攻撃をくり出せる。各派生で状況が異なるので、シチュエーションに応じて使い分けたいところ。
まず、何も入力しないとダメージ重視の“サベージタイガーレイド”に派生する。名前の通り、過去作に登場した必殺技“タイガーレイド”のモーションなので、シリーズファンは笑顔になれる派生だ。
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前入力は追撃できる“サベージタイガーゼニス”、下入力は起き攻めを仕掛けられる“サベージタイガースタンプ”、後ろ入力は相手と位置を入れ替える“サベージタイガーペンデュラム”だ。
個人的に注目したいのが“サベージタイガーゼニス”。タイガーレイドと比較してどっちがダメージを出せるのか、よりよい起き攻め状況が作れるかなど、実装後にいろいろ試せそうな派生だ。
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おもしろそう、強そうな要素をピックアップ! ターゲットコンボ各種はかなりおもしろそうな気配
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この立ち中キックからはターゲットコンボもある。中キック→強キックの入力でミドルキック→ハイキックへと連係し、ダウンが取れるというもの。立ち中キックからダウンが取れるのはサガットとしてはかなりうれしい要素だろう。『ストリートファイターV』のころのサガットは、「結局中距離まで寄られてそこから押し返せず負ける」という印象があったため、その弱点を克服してきたわけだ。
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つぎに注目したのが、立ち弱キック。本作のサガットは立ち状態の蹴り技がどれも強力だ。ちゃんと“ムエタイ”してる。
非常に鋭いローキックを撃ち、これは必殺技キャンセル可能。ここからODグランドタイガーショットや、弱タイガーニーが先端気味でもつながったので、牽制技を当てて相手を大きく引きはがせそうだ。
ケンや豪鬼の立ち弱キックのような“回転率のいい牽制”というよりは、ザンギエフの立ち弱キックみたいな“長めでキャンセルの効くローキック”という使用感であった。
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総評:中遠距離の強さはピカイチ! 代わりに技の大振りさ中足キャンセル不可など弱点もちゃんとある
しかし、グランドタイガーショットの隙がほんのり長かったり、しゃがみ中キックが非常に長いもののキャンセル不可だったりと、距離調整に対してリターンを出すのは少し苦労するのかも? 技も少々大振りなものが多いので、考えながら技を振っていく必要はあるだろう。
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全体的に“みんなが求めてるサガット”の要素はきちんと押さえつつ、ターゲットコンボやタイガーネクサスなど新しさも感じる仕上がりになっていた。過去作でサガットを使い込んでいたプレイヤーならすぐに使えるだろうし、そのうえで新しい要素をかみしめられると思う。“弾撃ち”で気持ちよくなりたいときは全格ゲーマーにあると思うので、筆者も実装後にこっそり練習したい。
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