ロゴジャック広告

ゲーム業界“採用試験合格率”は1.9%「落ちる理由を教えてください」と言われた社長がストレートに答えます。ゲームに興味がないイラストレーター、企画が書けないプランナー【短期連載第1回】

ゲーム業界“採用試験合格率”は1.9%「落ちる理由を教えてください」と言われた社長がストレートに答えます。ゲームに興味がないイラストレーター、企画が書けないプランナー【短期連載第1回】
 2026年2月16日、KADOKAWAより発売予定の『ゲーム業界の攻略法』は、サイバーコネクトツーの松山洋社長がゲーム業界志望者や、最前線で活躍している方に贈る業界指南本です。

 本記事では、短期連載として実際に収録されている内容を紹介します。第一回は、“第二章:ゲーム業界志望者の不合格理由”から、一部抜粋して掲載します。
広告

ゲーム業界志望者の不合格理由の10の理由

 最近(結構な頻度で)ゲーム業界志望者から聞かれる質問の多くに「どういった理由で不合格になりますか?」というものが含まれるようになっていると実感しています。

 正直、最初は違和感がありましたよ。「??なんで? どうすれば合格できるか? って聞かないんだろう?」って思いましたからね。

 それで意識的にいろんな若い今の学生さんに話を聞いてわかったことがあります。
それはみんな失敗したくないってことなんです。とにかく自分を否定されたくないんです。極論のように聞こえるかもしれませんが、否定されるくらいなら最初から目指さない、ってことなんです。

 個人的にはまるで感情が理解できませんが、本当にそう考えているのであれば考えかたを変えなければならないのは我々の方です。

 そんなに他人の不合格理由が知りたいのなら教えて差し上げましょう。きっとそこから学べることもあると思いますからね。

不合格理由その1:絵が描きたいだけでゲームに興味がない

 これはアーティスト志望者に最も多いのですが、ポートフォリオを見てもイラストしか入っていなくて「何がしたいのですか?」って聞くとだいたい「キャラクターデザインをやりたいです」って言われます。

 なんの実績もなく発展途上の絵描きをキャラクターデザインに大抜擢する企業は世界中探してもそうはありませんよ。
 
 そもそも、作るゲーム作品によってキャラクターデザインの方向性や雰囲気はその都度変えていきますので、外部の著名なイラストレーターに高額なギャラをお支払いして発注することの方が多く(というか当たり前)、そもそも「絵だけで自分の価値を認めてもらおう」なんて虫がよすぎます。

 本当にそれだけの魅力のある絵が描ける方ならば漫画家になることをオススメします。

 絵が描けることはあくまであなた自身の付加価値だと思ってください。

 そしてゲーム会社に所属してアーティストとして仕事をしていると必ずデザインの仕事がチャンスとして回ってくることがありますので。その時こそ自分の全身全霊で絵を描いて認めてもらいましょう。モノが良ければ採用されます。

 そうやって実績を積んでいけばいつか野村哲也さんのようになれるかもしれませんよ。

不合格理由その2:C++を習得していないプログラマー

 ゲーム会社を志望しているプログラマーからよく言われる(聞かれる)のが「JAVA(もしくはC#)しか使えませんがそれでもいいですか?」という質問。

 これなんで誰も教えてあげないんでしょう? っていつも思いますが。

 
家庭用ゲームソフトの開発はC++という言語で行っています。

 
もちろんC++だけではありませんが、まずはC++の習得・勉強を行ってください。

 順番的にはC言語のつぎに、C++ということになると思いますのでそこまではたどり着いてください。そして応募作品はC++で作ったゲームソフトを送ってください。短い時間で遊べるもので構いません。

 『
メイドインワリオ』のようなパッと遊べるものが望ましいです。

 スタート→プレイ→リザルトまでの1サイクルがちゃんと構成できているか、ちゃんと遊びとして成立しているかなどを評価します。

 またゲーム作品は必ずソースコードもチェックします。

 大作を1本作るよりも小さい作品をたくさん作ってもらったほうがいいです。

 もちろんゲームソフトだけではなくシェーダー(※)などの技術がアピールできるデモでも構いません。
※シェーダー 立体モデルに陰影付けや、表面の質感などを行うプログラムのこと。

不合格理由その3:企画書を100個書けないプランナー

 「プランナー志望ですが企画書ってどういうものを書いたらいいですか?」ってよく聞かれます。が、ソレを考えて実行するのがプランナー(ゲームデザイナー)ですので人に聞いている時点で不合格です。

 これもあくまで“こうしたほうがよい”というレベルでアドバイスをさせていただきますが、まずはペラ1枚で構わないので企画書は100個書いてください。

 “自分で考えたゲーム企画書(30P)”みたいなものは正直いらないです。

 だいたいおもしろくもないし。

 ゲーム開発を経験したことがない企画者の企画は何ひとつ信用できませんし、すべてが絵空事でしかありませんし、それはただの怪文書ですよ。

 じゃあ“実績のない人間は企画として採用されないのか?”と、言われるとそんなことはありません。

 サイバーコネクトツーでも毎年新卒のプランナー(ゲームデザイナー)を採用しています。

 
自身の適正や能力をアピールするのにもっとも適しているのは物量です。

 だって経験も実績も実力もないのですから、量で勝負するしかないでしょう。

 なので、どんな企画でも構わないのでまずは100個単位で作ることから始めましょう。

 100個書けたらそれを捨てて違うテーマでもう100個つくってください。その後にまた100個。

 え? そんなまるで拷問のような理不尽な作業は嫌だって? 何を言っているんですか。
 
 
ゲーム会社に入ってプランナー(ゲームデザイナー)として実際にやる仕事内容はこの連続ですよ。
 
 それが企画職のお仕事であり“毎日”です。 

松山洋氏著『ゲーム業界の攻略法』予約受付中!

[IMAGE]
 実際の書籍には、このほかにも不合格理由が全部で10個掲載されています。

 ほかにも、ゲームクリエイターへのメッセージをより深く、より濃く語った内容になっています。就職面接の実態や、特典として実際にサイバーコネクトツーに合格した人のポートフォリオも公開しているので、ゲーム業界を目指しているそんな人にもおすすめの1冊。ぜひ手に取ってみてください
この記事を共有

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

週刊ファミ通最新刊
週刊ファミ通表紙
購入する
ebtenamazon
電子版を購入
bookWalker
特設・企画