ハエたたきも遊べるお絵かきツール
『マリオペイント』は、任天堂から発売されたお絵描きツール。初となるマウス専用ソフトで、スーパーファミコン用のマウスとマウスパッドが同梱されていた。自由に絵を描けるだけでなく、アニメーションや楽曲の制作も可能と多機能だったのが大きな特徴となっている。

当時はPCなどの機器がいま以上に高価な代物で、現代のようにスマホで手軽にお絵かきを楽しめる状況ではなかった。そんなところにスーパーファミコンで安価なお絵かきツールが登場したのだから、かなりの衝撃だったに違いない。マウスに触れるのさえ本作が初めてだったというユーザーもいたはずだ。
お絵かきで使用できるカラーは16色と現代基準で言えば驚くほど少なかったが、ペンやスプレー、スタンプなど各種機能を使い分けながら工夫を凝らしたステキな作品を描いていたんじゃなかろうか。直線、四角形、円、楕円といった図形ツールもあり、特定の範囲を一気に塗りつぶすこともできた。

いくつかに分割された画面に絵を描けば、アニメーションを作ることも可能。最大でも9コマだったのでぬるぬる動かせはしなかったが、それでも自分の絵でアニメを作れたのは感動的だったはず。譜面に音色のアイコンを並べて作曲できる“サウンドコラージュ”機能もあり、自作のアニメと合わせてひとつの作品にすることもできた。
さらにミニゲームとして『ハエたたき』も搭載していた。ハエたたきを持ったカーソルをマウスで動かし、画面上を飛び交うハエをクリック。すべて撃破していくという至極シンプルなルールではあるが、爆弾などで攻撃してくるハエもいれば、巨大なボスハエもいたりしてけっこうカオス。熱中してしまうおもしろさなので、お絵描きそっちのけでプレイしていたユーザーも多いはず。

そして……“7月14日”という日は任天堂と縁がある日付のようで、ほかにもたくさんの作品と関わりがある点も興味深いところ。以下、7月14日に関連したタイトルを紹介する。
1993年『スーパーマリオコレクション』
大きな変更点としては、セーブができるバックアップ機能がついたこと。残機がゼロになって1-1からやり直していた当時を思えば、飛躍的に遊びやすくなった。そして、『スーパーマリオブラザーズ3』に収録されているふたりプレイの“バトルゲーム”が、単独で遊べるようになった点も挙げられる。
その後、『スーパーマリオコレクション』は『スーパーマリオブラザーズ』の発売記念に合わせてさまざまな機種で登場。2010年10月21日にはWiiで、2020年9月3日にはNintendo Switch Onlineに追加された。


1993年『ヨッシーのロードハンティング』


1998年『F-ZERO X』
初代『F-ZERO』の時点でも衝撃的な速さを誇っていたマシンだが、『F-ZERO X』ではなんと最高速が時速1500キロ。しっかりと実際のスケールに換算した数値を出しているということなので、とんでもないスピード感だ。ニンテンドウ64の3Dに強い性能を活かし、毎秒60フレームで描画していたため、高速ながら非常に滑らかなスクロールになっていて見やすいところもよかった。
レースに参加するマシンは全部で30台なのだが、前作のようなモブマシンは登場せず、それぞれに固有のパイロットが搭乗。マシンの形状や性能が異なるのはもちろん、パイロットにもバッチリとバックストーリーが設定されていたのだから驚いた人も多かったはず。


番外編

『スーパーマリオコレクション』のほか、『マリオブラザーズ』、『F-ZERO X』は“Nintendo Switch Online + 追加パック”に加入していればプレイ可能。この機会に遊んでみるのもアリだろう。



















