『マリオペイント』が発売された日。ほかにも『マリオブラザーズ』や『ヨッシーのロードハンティング』など多数の作品が稼動&発売された日【今日は何の日?】

byウワーマン

『マリオペイント』が発売された日。ほかにも『マリオブラザーズ』や『ヨッシーのロードハンティング』など多数の作品が稼動&発売された日【今日は何の日?】
※本記事は、2023年7月14日にアップした記事を再編集したものです。

ハエたたきも遊べるお絵かきツール

 いまから33年前の1992年(平成4年)7月14日は、スーパーファミコン用ソフト『マリオペイント』が発売された日。

 『マリオペイント』は、任天堂から発売されたお絵描きツール。初となるマウス専用ソフトで、スーパーファミコン用のマウスとマウスパッドが同梱されていた。自由に絵を描けるだけでなく、アニメーションや楽曲の制作も可能と多機能だったのが大きな特徴となっている。
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 当時はPCなどの機器がいま以上に高価な代物で、現代のようにスマホで手軽にお絵かきを楽しめる状況ではなかった。そんなところにスーパーファミコンで安価なお絵かきツールが登場したのだから、かなりの衝撃だったに違いない。マウスに触れるのさえ本作が初めてだったというユーザーもいたはずだ。

 お絵かきで使用できるカラーは16色と現代基準で言えば驚くほど少なかったが、ペンやスプレー、スタンプなど各種機能を使い分けながら工夫を凝らしたステキな作品を描いていたんじゃなかろうか。直線、四角形、円、楕円といった図形ツールもあり、特定の範囲を一気に塗りつぶすこともできた。
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 いくつかに分割された画面に絵を描けば、アニメーションを作ることも可能。最大でも9コマだったのでぬるぬる動かせはしなかったが、それでも自分の絵でアニメを作れたのは感動的だったはず。譜面に音色のアイコンを並べて作曲できる“サウンドコラージュ”機能もあり、自作のアニメと合わせてひとつの作品にすることもできた。

 さらにミニゲームとして
『ハエたたき』も搭載していた。ハエたたきを持ったカーソルをマウスで動かし、画面上を飛び交うハエをクリック。すべて撃破していくという至極シンプルなルールではあるが、爆弾などで攻撃してくるハエもいれば、巨大なボスハエもいたりしてけっこうカオス。熱中してしまうおもしろさなので、お絵描きそっちのけでプレイしていたユーザーも多いはず。
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画像は『スーパーマリオメーカー』でプレイできるもの。
 ネット上では『マリオペイント』を使って描かれた作品がいまでも公開されているので、時間があるときにチェックしてみるのもいいかもしれない。

 そして……“7月14日”という日は任天堂と縁がある日付のようで、ほかにもたくさんの作品と関わりがある点も興味深いところ。以下、7月14日に関連したタイトルを紹介する。

1993年『スーパーマリオコレクション』

 『スーパーマリオコレクション』は、ファミコンで発売された『スーパーマリオブラザーズ』、『スーパーマリオブラザーズ2』、『スーパーマリオブラザーズ3』、そして『スーパーマリオUSA』の4本がセットになっており、いずれも高画質・高音質化され、システム面も細かくブラッシュアップされている。

 大きな変更点としては、セーブができるバックアップ機能がついたこと。残機がゼロになって1-1からやり直していた当時を思えば、飛躍的に遊びやすくなった。そして、『スーパーマリオブラザーズ3』に収録されているふたりプレイの“バトルゲーム”が、単独で遊べるようになった点も挙げられる。

 その後、『スーパーマリオコレクション』は『スーパーマリオブラザーズ』の発売記念に合わせてさまざまな機種で登場。2010年10月21日にはWiiで、2020年9月3日にはNintendo Switch Onlineに追加された。
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1993年『ヨッシーのロードハンティング』

 スーパーファミコン用ソフト『ヨッシーのロードハンティング』は“スーパースコープ”専用のガンシューティングゲームで、別売りのバズーカ型ガンコントローラーを使用してプレイする。もはや『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズで登場する射撃アイテムの元ネタと言ったほうが伝わりやすいかもしれない。なお、『スマブラ』では本来とは異なる持ちかたをしている人が多いらしい。
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スーパースコープ

1998年『F-ZERO X』

 1998年には、ニンテンドウ64用『F-ZERO X』が発売。初代『F-ZERO』から7年ぶりとなる続編ですべてが3D化されているのが大きな特徴となっている。

 初代『F-ZERO』の時点でも衝撃的な速さを誇っていたマシンだが、『F-ZERO X』ではなんと最高速が時速1500キロ。しっかりと実際のスケールに換算した数値を出しているということなので、とんでもないスピード感だ。ニンテンドウ64の3Dに強い性能を活かし、毎秒60フレームで描画していたため、高速ながら非常に滑らかなスクロールになっていて見やすいところもよかった。

 レースに参加するマシンは全部で30台なのだが、前作のようなモブマシンは登場せず、それぞれに固有のパイロットが搭乗。マシンの形状や性能が異なるのはもちろん、パイロットにもバッチリとバックストーリーが設定されていたのだから驚いた人も多かったはず。
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番外編

 最後に。番外編となるが、1983年の7月にはアーケード版『マリオブラザーズ』が稼動開始したとされている。協力プレイや突如として始まる対戦バトルが熱いタイトルだ。
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 『スーパーマリオコレクション』のほか、『マリオブラザーズ』、『F-ZERO X』は“Nintendo Switch Online + 追加パック”に加入していればプレイ可能。この機会に遊んでみるのもアリだろう。
※一部画面は公式サイトのものです。
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      集計期間: 2025年07月14日13時〜2025年07月14日14時