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猫又おかゆ、2ndライブで躍動。“らしさ”が溢れたライブで「これからもっともっともーっとみんなに笑顔を届けたい!」とファンへの想いを綴る【ライブリポート】

by武藤先輩

by猫塚きてぃ

更新
猫又おかゆ、2ndライブで躍動。“らしさ”が溢れたライブで「これからもっともっともーっとみんなに笑顔を届けたい!」とファンへの想いを綴る【ライブリポート】
 2025年5月28日、神奈川県横浜市のぴあアリーナMMにて、ホロライブ所属のVTuber・猫又おかゆさんの2ndソロライブとなる“猫又おかゆ 2nd Live.「ぺるそにゃ~りすぺくと」”が開催された。本公演は2022年9月に開催された1stライブから約3年ぶりとなるおかゆさんのソロライブ。前回は声出しができなかったので、おにぎりゃー(おかゆさんのファンの総称)にとっても待ちに待った声出しありのライブであるため、会場の空気も気合十分といった雰囲気だった。
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おかゆさん“らしさ”を詰め込んだステージ。おかゆワールドに引き込まれる

 おにぎりゃーによる「おかゆ」コールが鳴り響く中、会場が暗転するとステージには、通常衣装に仮面を付けたおかゆさんが登場。本公演や2ndアルバムに付けられた“ぺるそにゃ~りすぺくと”というタイトルを回収するかのような出で立ちに会場からも歓声が沸く。『あっかんべ』で低音の歌声を響かせ、ゆったりと怪しげに踊る仮面姿のおかゆさんが作り出す世界観に、どんどん惹き込まれていく。さらに曲の途中で仮面を外すと「ようこそ、ぴあアリーナへ」とおにぎりゃーを歓迎したおかゆさん。サビで激しくなる楽曲に合わせて熱を帯びた歌声とデスボイスを響かせる。
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 『デコグラデーション』ではポップな楽曲に合わせてかわいらしい歌声で会場を魅了。曲に合わせてコロコロと歌声が変化していく百面相具合がおかゆさんらしさと言えるだろう。会場のペンライトも赤色から白色に変化していた。『ネコカブリーナ』では、さらにやさしくふわっとした歌声を聴かせてくれる。曲の途中では「君は猫 猫~」の部分を観客といっしょに大合唱したり、「ネコカブリーナ」の部分で会場から「にゃー」とコールが上がったりと、おにぎりゃーにもしっかり楽曲に参加してもらいながらの楽しいライブとなった。
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 3曲を歌ったところでMCに。今回のライブは生演奏であることを伝えて「生演奏はお腹に来るよねー」とおどけたり、「ここで残念なお知らせがあります」というセリフに対する会場からの「えー!」という声に気を良くして、「もう1回やろ」と残念なお知らせのおかわりを要求したりと自由奔放(なお、残念なお知らせというのはYouTubeでの無料配信パートが終了というお知らせだった)。

 ライブ開始前にお弁当を食べていたという話の流れから、お弁当当てクイズも実施されたが、結局何を食べたか発表がないまま話題はつぎの内容へいってしまう焦らし具合もおかゆさんらしい(ちなみに後々発表されていたが、うなぎ弁当を食べたそう)。また、おかゆさんが持っているマイクの色がペンライトの色に対応していることが明かされるなど、ライブ初心者にも親切な設計だった。
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 1stソロライブ時に初披露した衣装になったおかゆさんが歌うのは『Rainy』。ステージ上に雨が降っているかのように見える演出の中、透き通るような歌声でしっとりと会場を彩る。「ゆらゆら」という歌詞に合わせて、違う場所もゆらゆらと揺れていたのにも目を引かれてしまったが、何よりもその歌声とパフォーマンスに酔いしれるひと時となった。
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 続いては『Rainy』を手掛けたR Sound Designによる楽曲『flos』をカバー。『Rainy』から引き続いて、儚くもしっとりとした世界観をさらに広げていく。歌声に切なさをひとさじ足して歌い上げるのは『琥珀糖』。サビの高音が心地いい。スクリーンには宝石のような琥珀糖とともにおにぎりが吊るされるという、独特の演出も。

 『Lazyroop』ではサビでおかゆさんの手の振りに合わせて会場のおにぎりゃーがペンライトを左右に振って一体感を作り上げていく。さらに間奏では会場のおにぎりゃーたちを指さしたり、手を振りながら「えへへへ」と喜びがあふれ出てしまう場面も。また、曲の途中でおかゆさんを泡が取り囲んだと思ったら、本公演のキービジュアルの衣装に一瞬で早着替え! セクシーな衣装のおかゆさんに会場からも大きな歓声が上がる。MCではおかゆさんが新衣装について「ついにギャルデビュー(笑)」といたずらな笑顔を見せていた。
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 続いては、“ゲマズ”こと、ホロライブゲーマーズの4人(白上フブキさん、大神ミオさん、猫又おかゆさん、戌神ころねさん)が揃って『We are GAMERS!!!!』を披露。それぞれの自己紹介も兼ねた同曲を、おかゆさん以外の3人は“hololive 6th fes. Color Rise Harmony”の衣装で楽しそうに歌い上げた。

 MCではフブキさん、ミオさん、ころねさんのおなじみの挨拶を、観客とコールアンドレスポンスをして楽しむ。また、全員がテンション高めなのがなんだか微笑ましいMCパートに。また、先に披露した『We are GAMERS!!!!』はライブとしては初めて4人で披露できたということで、全員で“ミオしゃの小足”ことミオしゃステップができたことを喜んでいた。
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 さらにゲマズの4人でおかゆさんのオリジナル曲『もぐもぐYUMMY!』を披露。4人で歌うという新鮮なパフォーマンスで楽しさが4倍増しに。最後は「もぐもぐ~」を会場全体で大合唱して一体感をさらに強めていく。
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 ゲマズのメンバーを送り出すと、ステージには赤いガザニアの花が一凛咲き、『ガザニア』を披露するおかゆさん。ステージ上に用意された壁の前でスポットライトを一身に浴びながら妖艶に同曲を歌う。スクリーンや照明、そして会場のペンライトの赤が映える演出とともに気だるげなおかゆさんの歌声がマッチして、大人っぽい世界観を作り上げる。『毒杯スワロウ』ではより艶めかしい歌声を響かせて会場を盛り上げていく。徐々に熱を帯びていくおかゆさんの歌声とステージの演出に、心を奪われた人も多かっただろう。

 『青い傷』では、がなり立てるような力強い歌声とパラパラをミックスしたダンスを披露。これまでにないおかゆさんの新たな表情が見られる同曲で会場のボルテージを一気に上げる。『Grrr Grrr Tummy』では、いつものかわいらしいおかゆさんに。『青い傷』からの温度差に脳を揺さぶられながらも、おかゆさんが作り上げる世界観に引きずり込まれていく。
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 怒涛のパフォーマンスで疲れ果てた様子のおかゆさん。ゲマズとのMCがしゃべり足りなすぎたので、今度からはゲマズのMCは長めにしてもらおうと語っていた。「みんな最高」というおかゆさんの声に会場も大歓声で返し、楽しげにはしゃぐおかゆさん。また、本公演を同時視聴しているホロライブメンバーが「おっぱい揺れすぎだろ」と言っているだろうことを予測し、実際に同時視聴していたホロライブメンバーたちを動揺させる場面も。

 MCを挟んで、おかゆさんは新衣装にジャケットとハート形のサングラスをかけた姿でステージに登場。『謙虚っち』を歌いながら、コミカルでかわいらしいダンスを披露する。早口で展開する同曲だが、しっかりと歌詞が聞き取りやすい滑舌のよさに驚かされる。続く『パボ』では、ホロぐらが産んだ怪物(マスコット)(※ホロライブ公式プロフィールより)である“おかにゃん”が会場に3体出現。そのうち1体は観客にプレゼントを配りながら練り歩く。

 ちなみにこのプレゼントはライブ当日の朝におかゆさんがサインを入れたばかりのTシャツとのことだった。おかにゃんの存在感に圧倒されながらも、ステージでは『デタバレネコ』をおかゆさんが歌う。間奏では「みんなのおかげで僕、こーんな大きいステージに立てたよ!」と会場に集まったおにぎりゃーに感謝の言葉を語り掛ける。
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 MCでは、『デタバレネコ』を受けて「ねーねーねー、僕ってさ、みんなに愛される存在?」とおにぎりゃーに聞く場面も。そしてライブでおなじみのウェーブを会場のおにぎりゃーの協力のもと実施。さらに会場のおにぎりゃーに10秒以内にペンライトの色を変えておにぎりを作ろうというムチャぶりを提案。困惑するおにぎりゃーだったが、完璧な団結力とPA席がおにぎりの海苔に見立てられる奇跡が起きて、会場に赤いおにぎりを作り上げていた(赤は「見やすいように」というおかゆさんの指定)。
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 深く息を吸い込んで歌い始めたのは『つらい思いをさせてごめんね』。優しく爽やかな一曲を歌い上げると、静まり返った会場にひとり立ちすくむおかゆさん。ステージ上のスクリーンを活かしたバンド紹介を挟んで『エンドロール』へ。歌詞がスクリーンにリアルタイムで表示される以外には、ほとんど動きをつけないシンプルな演出で心を掴まれる。落ちサビで曲が勢いを増すとともに一気にライトアップされる演出もアツい。

 静かな締めくくりを迎えたかと思いきや、『おかゆにゅ~~む!』の主題歌『また、おかえり。』へ。『エンドロール』の「ばいばい」という歌詞からの「ただいまのぎゅーして?」に感情が爆発する。おかゆさんも会場の反応を見ながら同曲をとても楽しそうに歌い、曲の途中には「最高!」と声を張り上げてジャンプする姿も見られた。
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 「おかえりのぎゅーして?」から始まったMCでは、お手紙を書いてきたと言うおかゆさん。200万人達成の際に大泣きしたから、もう泣かないというフリから、お手紙の朗読へ。「こんな最高な景色を僕に見せてくれて……ちょっと待って泣かないから(泣笑)」とさっそく泣きそうになってしまうおかゆさんだったが、改めて「こんな最高な景色を僕に見せてくれて本当にありがとう!」とおにぎりゃーへ感謝を伝える。その後もちょっぴり泣きそうになってしまいながらも、「めっちゃライブ終わりたくない!」、「ぺるそにゃ~りすぺくとのフードおいしかった!」、「これからもっともっともーっとみんなに笑顔を届けたい!」といったことを伝えて、最後はおにぎりゃーたちと指切りをして絆を深めた。
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 「笑って叫んで楽しく終わりたい!」というおかゆさんのMCから披露されたのは、『カミサマ・ネコサマ』。コール満載の楽曲ということで、会場のボルテージもMAXでこの日いちばんと言ってもいいくらいの大きなコールが沸き起こっていた。ちなみにスクリーンに映し出される映像もカオスすぎるので、おかゆさんのかわいさに目を奪われて見ていなかった方はこちらも注目してほしい。最後は「まだ終わりたくなーい!」と、ふだんはあまり聞けないくらい感情を爆発させるかのような声を張り上げて会場からの声援を全身に浴びるおかゆさん。会場の歓声に後ろ髪を引かれながらもステージを後にすると、すぐさま会場からは「アンコール!」の声が鳴り響く。
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 会場の声に応えて再びステージに現れたおかゆさんは、新衣装の上に囚人服のようなライブTシャツを着た出で立ち。『大嫌いがもっともっと積もるまで』ではかわいらしいやさしい声と低音ボイスを使い分けて魅了していく。
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 MCではおにぎりゃーとお揃いのライブTシャツ姿をうれしそうに見せつけるおかゆさん。あまりにもライブが楽しくて、この時間を終わらせたくなさすぎて「もうみんなでぴあアリーナに住みたい」という衝撃発言も飛び出す。

 「今日は本当に楽しかった。いま世界でいちばんの幸せ者だと思います。そんな自信があります」、「僕も名残惜しいけど……、でもそういういろんな思いを込めて歌いたいと思います」と語って披露された最後の楽曲は『キスだけでいいからね』。心に咲いた温かな想いを噛みしめるように同曲を歌い上げる。紫色のペンライトが静かに揺らめく会場には、おかゆさんが要望したというシャボン玉も舞い上がり、幻想的な世界観を作り上げる。おかゆさんの歌声をじんわりと心に沁み込ませられる心地のいい空間が広がっていた。最後に「みんなが寂しくないようにこの言葉を残して終わりたいと思います」、「また明日ねー」というおかゆさんの言葉で締めくくられ、大歓声の中ライブは幕を引いた。
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 さらにここで、スクリーンでは特報映像が上映され、『おかにゅ~~む!』の新作ゲーム制作決定が発表され、こちらの情報にも会場から大歓声が上がった。

 曲ごとに表情を変える歌声はもちろん、ステージ上のパフォーマンスやMCに至るまで、おかゆさんらしさが全開となった2ndライブ。生のバンド演奏やカメラワーク、照明演出にもこだわりが感じられ、浅めの被写界深度で映されるおかゆさんの姿に、見惚れてしまう場面が何度もあったほど。さらにそこへ会場や配信で観ている視聴者からの声援が加わることで、みんなで作り上げるライブの一体感を感じることができた。1stライブのエモさは引き継ぎつつも、何よりもライブ全体を通して、おかゆさんの歌声の心地よさと楽しさを堪能。オンラインでのアーカイブ映像が2025年6月28日まで視聴できるので、配信チケットをゲットしてぜひ鑑賞してほしい。なお、ホロライブメンバーによる同時視聴枠や、「また明日ねー」と締めくくったおかゆさんが約束通り翌日に配信した“打ち上げ配信”の枠などもあるので、そちらも要チェック。


猫又おかゆ 2nd Live.「ぺるそにゃ~りすぺくと」セットリスト
  • 01. あっかんべ/猫又おかゆ
  • 02. デコグラデーション/猫又おかゆ
  • 03. ネコカブリーナ/猫又おかゆ
  • 04. Rainy/猫又おかゆ
  • 05. flos/猫又おかゆ
  • 06. 琥珀糖/猫又おかゆ
  • 07. Lazyroop/猫又おかゆ
  • 08. We are GAMERS!!!!
  • 09. もぐもぐYUMMY!
  • 10. ガザニア/猫又おかゆ
  • 11. 毒杯スワロウ/猫又おかゆ
  • 12. 青い傷/猫又おかゆ
  • 13. Grrr Grrr Tummy/猫又おかゆ
  • 14. 謙虚っち/猫又おかゆ
  • 15. パボ/猫又おかゆ
  • 16. デタバレネコ/猫又おかゆ
  • 17. つらい思いをさせてごめんね/猫又おかゆ
  • 18. エンドロール/猫又おかゆ
  • 19. また、おかえり。/猫又おかゆ
  • 20. カミサマ・ネコサマ/猫又おかゆ
  • En01. 大嫌いがもっともっと積もるまで/猫又おかゆ
  • En02. キスだけでいいからね/猫又おかゆ
[2025年6月2日16時16分修正] 一部曲名の表記に誤りがあったため、該当の文章を修正いたしました。読者並びに関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。
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