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GBAリスペクトの平成団地アドベンチャー『Danchi Days』無料体験版が近日配信。“高齢化”、“認知症”などもテーマのインディーゲームの魅力を先行プレイしてお届け

by小林白菜

GBAリスペクトの平成団地アドベンチャー『Danchi Days』無料体験版が近日配信。“高齢化”、“認知症”などもテーマのインディーゲームの魅力を先行プレイしてお届け
 2026年にSteamで配信予定の平成レトロ団地アドベンチャー『Danchi Days』。ゲームボーイアドバンス用ソフトの『さくらももこのウキウキカーニバル』や、『とっとこハム太郎』シリーズ、アニメ『あずきちゃん』など平成の時代に登場した心温まる作品たちに影響を受けたアドベンチャーゲームです。

 本作のデモ版(体験版)が近日公開されるとのことで、ひと足先に体験させていただきました。プレイ時間は60分~90分くらい。ゲーム序盤の流れをじっくり味わうことができたので、本稿ではその一部をご紹介します。
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 主人公のホシノが、幼いころに住んでいた“とある団地”に父の仕事の都合から数年ぶりに戻ってきて、夏祭りを復活させるべく住民たちの悩みを解決していく本作。今回のデモでは、冒頭で幼いころのホシノと、まだ元気だったころのおばあちゃんとの交流が描かれます。
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 当時はホシノの師匠とも言える存在だったおばあちゃんですが、現在は認知症が進み、話題を振ってもほとんど反応してくれません。

 そんなおばあちゃんが唯一、自分がかつて実行委員長をしていた夏祭りの話題にはうれしそうな反応を示す様子を見て、ホシノは夏祭りの復活を目指すことになるのでした。
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 夏祭りに招待すべくホシノが関わる団地の住人たちは個性的な人ばかり。話しかけてみればどんなことをしてほしいのかわかる人もいれば、インターネットで個人サイトをチェックしただけでよろこんでくれて夏祭りへの参加を約束してくれる人も。

 ひとりひとりに関心を持って、話をよく聞いてあげることが、相手を理解する第一歩です。
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 ホシノが感覚を研ぎ澄ませて、周囲の環境から発生するキラキラを吸収することに成功すれば、“五感ゲーム”がスタート。団地に残る自然のほか、日々の生活で感じるちょっとした“心地よい感覚”なども、感性豊かなホシノに掛かればミニゲームに。

 これもまた、元気だったころのおばあちゃんから受け継いだワザ。成功することで、特別なこだわりを持った住人が心を開いてくれる場合もあります。
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 ゲームに慣れていきながら、一定数の住人を夏祭りに招待できたところで体験版のストーリーは終了。その後は、まだ招待できていない住人の招待を目指すなど、もう少し遊ぶことができました。

 ちなみに、以前に書いた紹介記事では団地の住人は“151人”と紹介しましたが、この人数は減らすことが決まっており、そのぶんひとりひとりを作り込む方針を目指すということでした。体験版の時点で強烈な個性を持ちつつ愛らしい住人たちが魅力的なテキストで表現されていたので、製品版ではほかにどんな人と出会えるのか楽しみです。
 なつかしくて優しい雰囲気や、個性豊かな登場人物たちに癒やされつつ、認知症や“コミュニティの高齢化”などの社会問題にも独自の視点で切り込む『Danchi Days』。

 気になった人はぜひ開発者である
sandy powder氏のX(Twitter)アカウントをチェックして、配信日の発表にご期待ください!
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住人の思い出に触れることで、若かりし日のおばあちゃんの姿が見れることも!?
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