
ゲームを中心としたデジタルエンタテインメント事業の売上高は2065億円(前期比16.8%減)、営業利益は338億円(前期比33.0%増)。『ファイナルファンタジーXVI』『ファイナルファンタジーVII リバース』等を発売した前年と比較し、新作タイトルの売上が減少したことにより前期比で減収に。
一方で、開発費の償却負担や広告宣伝費およびコンテンツ評価損が前年から減少したこと等に加え、『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』の販売が当初の想定を上回ったこと等により前期の営業損失から黒字転換となった。
スマートフォン、PCブラウザ向けタイトルに関しては、2024年11月に新作『エンバーストーリア』のサービスを開始したものの、既存タイトルの弱含みおよび前年にロイヤリティ収入の計上があったことにより前期比で減収減益となった。
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス、2025年3月期連結決算のお知らせ
財務ハイライト
- 2025年3月期:324,506
- 2024年3月期:356,344
- 前年比:△8.9%
- 2025年3月期:40,580
- 2024年3月期:32,558
- 前年比:24.6%
- 2025年3月期:40,939
- 2024年3月期:41,541
- 前年比:△1.4%
- 2025年3月期:24,414
- 2024年3月期:14,912
- 前年比:63.7%
- 2025年3月期:203.38円
- 2024年3月期:124.37円
- 前年比:-
ご参考:通期(4月1日~3月31日)
- 2026年3月期計画:280,000
- 2025年3月期:324,506
- 前年比:△13.7%
- 2026年3月期計画:41,000
- 2025年3月期:40,580
- 前年比:1.0%
- 2026年3月期計画:41,000
- 2025年3月期:40,939
- 前年比:0.1%
- 2026年3月期計画:28,700
- 2025年3月期:24,414
- 前年比:17.6%
- 2026年3月期計画:79.70円
- 2025年3月期:203.38円
- 前年比:-
ご参考:スクウェア・エニックス・ホールディングス IRページ
2025年3月期の概況は次のとおりです。
デジタルエンタテインメント事業は、HD(High-Definition)ゲームにおいて、「FINAL FANTASY XVI」、「ファイナルファンタジー ピクセルリマスター」、「ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅」、「FINAL FANTASY VII REBIRTH」等を発売した前年と比較して、新作タイトルからの売上が減少したことにより、前期比で減収となりました。一方で、開発費の償却負担や広告宣伝費及びコンテンツ評価損が前年から減少したこと等に加え、2024年11月に発売した「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」の販売が当初の想定を上回ったこと等により、前期の営業損失から黒字転換しました。
MMO(多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム)においては、「ファイナルファンタジーXIV」の最新拡張パッケージ「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」発売により前期比で増収増益となりました。
スマートデバイス・PCブラウザ等をプラットフォームとしたコンテンツにおいては、2024年11月に「エンバーストーリア」のサービスを開始したものの、既存タイトルの弱含み及び前年にロイヤリティ収入の計上があったことにより前期比で減収減益となりました。
アミューズメント事業は、既存店売上高及び機器販売が前年を上回ったことにより、前期比で増収増益となりました。
出版事業は、全体として底堅く推移したものの、前年度にアニメ放送をきっかけに大ヒットした「薬屋のひとりごと」の反動減があったことに加え、今後の新作投入に向けた費用の増加等により、前期比で減収減益となりました。
ライツ・プロパティ等事業は、有力IPにかかる新規キャラクターグッズの販売が好調だったこと等によって、前期比で増収増益となりました。