
本書は“ゲームを愛しすぎるあまり人生すべてをゲームに捧げることになった人々を描く”ゲームSF短編集。
赤野氏は未来のゲームレビューサイトを描いたSF小説『ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム』(KADOKAWA)を執筆したこともあり、『遊戯と臨界』にて再びゲーム×SFの物語を紡いだことになる。
中国文化・中国ゲーム事情にも造詣が深く、2022年には弊誌にて“中国ゲームニュース座談会”という記事を執筆している赤野氏。本書が気になった人は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてはいかがだろう?
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『ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム』の赤野工作による究極のゲームSF傑作選『遊戯と臨界』が創元日本SF叢書より3月19日刊行
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本書は、ゲームを愛しすぎるあまり人生すべてをゲームに捧げることになった人々を描く、究極のゲームSFを集めた短編集です。
そこにあるのはあまりにも真摯なゲームへの愛、そしてそれが増大しつづけた先にある「臨界」点。収録作を一作でも読めば、「ゲーム=たかが遊び」とはとても言えなくなるほど、情熱と自在な想像力に満ちた遊戯であることが伝わるはずです。
刊行に際して、作家の宮内悠介さん、フリーアナウンサー・俳優の宇垣美里さんから帯文をいただきました。
愛の深すぎるゲーマーたちには、どうしてかユーモアと哀愁が宿る。
いまも昔も、──遠い未来も。
宮内悠介(作家)
愛あり涙あり、恐怖陰謀信念あり……。
つまり、ゲームは人生ってこと!?
宇垣美里(フリーアナウンサー・俳優)
また、元プロゲーマー・元ゲーム配信者・現ゲーム会社Annulus代表のBroooockさんからも推薦をいただいています。
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ぜひご注目ください!
■書誌情報
遊戯と臨界 赤野工作ゲームSF傑作選
判型:四六判仮フランス装
ページ数:336ページ
ISBN:978-4-488-02105-4
Cコード:C0093
価格:2,090円(税込)
装画:飯田研人
装幀:森敬太(合同会社飛ぶ教室)
内容紹介:
プレイヤーに開発者、レビュアーや配信者……あまりにゲームを愛しすぎた人々は、その過剰な愛ゆえに運命を狂わせた。極限状況で編み出された奇抜な戦術。人生を賭したクリア時間への挑戦。ともに遊ぶことによって結ばれた、ほかの何よりも固い絆──臨界を超えた先に異才作家が見出した、至高のゲームSF11編。
目次
「それはそれ、これはこれ」
「お前のこったからどうせそんなこったろうと思ったよ」
「「癪(しやく)に障る」とはよく言ったもので」
「邪魔にもならない」
「全国高校eスポーツ連合謝罪会見全文」
「ミコトの拳」
「ラジオアクティブ・ウィズ・ヤクザ」
「これを呪(のろ)いと呼ぶのなら」
「本音と、建前と、あとはご自由に」
「〝たかが〟とはなんだ〝たかが〟とは」
「曰(いわ)く」
■著者プロフィール
ゲーマー・作家。2017年、小説サイト「カクヨム」への投稿作を改稿した、架空の低評価ゲームについてのレビュー集『ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム』でデビュー。同作は『SFが読みたい!』2018年度版の「ベストSF2017」国内篇にて4位となった。共著に『ゲーマーが本気で薦めるインディーゲーム200選』、訳書に『台湾老卓遊 台湾レトロテーブルゲーム図鑑』(陳介宇、陳芝〓[〓は女偏に亭]著)がある。