ロゴジャック広告

『オーバーウォッチ2』の常識をひっくり返す最新情報が発表。まさかのラウンド制の新モードやヒーローの性能を変化させるパークシステム、ダメージ(DPS)新ヒーロー“フレイヤ”などと情報過多

by猫塚きてぃ

更新
『オーバーウォッチ2』の常識をひっくり返す最新情報が発表。まさかのラウンド制の新モードやヒーローの性能を変化させるパークシステム、ダメージ(DPS)新ヒーロー“フレイヤ”などと情報過多
 Activision Blizzardのヒーローシューター『オーバーウォッチ2』(OW2)。日本時間2025年2月13日3時より、“オーバーウォッチ 2:スポットライト”と題したライブ配信イベントが実施された。

 「これまでの
『オーバーウォッチ2』の常識を覆す」と大きく期待を煽るような形で告知されており、ファンから注目を集めていた。その期待に応えるように、驚くようなさまざまな情報が解禁となった。

 本稿では、新たに発表されたラウンド制の新モード“スタジアム”やパークシステム、ダメージロールの新ヒーロー“フレイヤ”などの情報をまとめてお届けする。また、本イベントの一環として、カリフォルニア州アーバインにあるBlizzard Entertainment本社にて、メディアやクリエイター陣に向けた先行プレイイベントも実施。生まれ変わった
『OW2』をひと足先に体験してきたので、プレイの所感とあわせて解説していこう。
広告
※本稿での情報は先行プレイ時のものとなります。リリース時に表記や能力などが変わる可能性があります。

まさかのラウンド制モードが登場。3人称視点がデフォルトで毎ラウンドに武器庫でヒーローを強化しながら戦う

 まず紹介するのが、ラウンド制モード“スタジアム”だ。これはクイックプレイやライバル・プレイと同様の位置づけとなる、まったく新しいゲームモード。4月のシーズン16から実装予定となる。

 このモードでは、5人1組の2チームでラウンドごとに競い合い、その成績に応じて通貨を獲得。この通貨を使用して、毎ラウンド開始時に利用できる武器庫でヒーローのアップグレードを行い、最大7ラウンドで先に4ラウンドを獲得したチームが勝利となる。
[IMAGE]
 各ラウンドでは、クイックプレイ&ライバル・プレイのルールであるコントロール、プッシュ、クラッシュがローテーションされる。このモードのために、それぞれのルールは簡略化されており、各ラウンド短い試合時間になるように調整されていた。ここでは“スタジアム”の要素を分けて紹介していこう。

実装時はヒーローの数が絞られる。徐々に増えていく予定

 スタジアムの実装時は、すべてのヒーローは実装されておらず、一部のヒーローのみが使用できる。

 先行プレイでは、D.Va、ジャンカー・クイーン、オリーサ、ラインハルト、ザリア、アッシュ、キャスディ、ゲンジ、リーパー、ソルジャー、アナ、ジュノ、キリコ、ルシオ、マーシー、モイラの17人が使用できた。リリース時にはメイが実装されるようだ。

 ちなみに最初に選択したヒーローから、ゲーム中にほかのヒーローへの変更はできない。
[IMAGE]

三人称視点がデフォルトで採用

 大きなポイントとして、このモードでは『オーバーウォッチ』初となる三人称視点が採用されてる。ラインハルトでバリア・シールドを構えたときなどに三人称視点になっていたことはあったが、すべてのヒーローがつねに三人称視点となる。
[IMAGE]
 これまでずっと一人称視点でプレイしていたため、最初は少し違和感があった。プレイしているとすぐに慣れて、手元しか見れなかったヒーローたちのクールな動きを見ることができ、かなり新鮮さを感じた。多くのプレイヤーが、一風変わった体験を楽しめるはずだ。

 先行プレイでは一人称視点には切り替えられなかったが、今後は一人称視点に切り替えられるような設定も検討しているようだ。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE]

武器庫で通貨を使用してヒーローをパワーアップ! 基本性能の強化から、能力をガラッと変えることも可能

 毎ラウンド開始時に利用できる武器庫では、前のラウンドで獲得した通貨を使用してアイテムを購入できる。アイテムは、各ヒーローにあわせて特別デザインされており、それぞれのヒーローのダメージアップや体力増加などの基本性能を強化するアイテムが多数存在する。
[IMAGE]
 基本性能を強化できるアイテムの種類は以下の通り。それぞれレアリティが存在しており、値段は上がるが、性能もよりよくなる。
※先行プレイでは英語表記だったため、名称が異なる可能性があります。
  • ウェポンパワー
メイン武器とサブ武器のダメージと回復量を増加させる。

  • アビリティパワー
クールダウンのあるアビリティとアルティメットのダメージと回復量を増加させる。

  • リロードスピード
リロード速度を増加させる。

  • マックスアモ
最大弾薬数を増加させる。

  • アタックスピード
メイン武器とサブ武器の発射レートを増加させる。

  • ライフスティール
与えたダメージの●%分を回復する。

  • ウェポンライフスティール
メイン武器とサブ武器で与えたダメージの●%分を回復する。

  • アビリティライフスティール
アビリティで与えたダメージの●%分を回復する。

  • ヘルス
体力を増加させる。

  • アーマー
アーマーを増加させる。

  • 開始時アルティメットチャージ
ラウンド開始時のULTチャージ量を増加させる。

  • 移動速度
移動速度を増加させる。

  • クールダウン短縮
アビリティのクールダウン時間を短縮する。

  • シールド
シールドを増加させる。

  • ネガティブ効果時間
ヒーローに付与されるマイナス効果(デバフ)の持続時間を減少させる。

  • クリティカルダメージ
武器やアビリティから与えられるクリティカルダメージを増加させる。

  • メレーダメ―ジ
格闘攻撃のダメ―ジを増加させる。

 なお、アイテムはいつでも売却でき、全額払い戻しされるため、自由にビルドを変えられるのもうれしいポイント。味方と相手の構成、ビルドにあわせて戦略を組みなおせるようになっている。

 また、ラウンド1、3、5、7には無料で“パワー”がもらえるラウンドが存在する。パワーはヒーロー能力の核となるものが多く、アイテムと違って売却もできないため、慎重に選ぶ必要がある。
[IMAGE]
 一例として、印象的なものが多かったキリコのパワーの一部を紹介しよう。

  • クローン忍術:神出鬼没(TP)を使用後、5秒間クローンを生成する。
  • フリーアサルトブースト:快気の御札はヒ―ル時に味方の攻撃速度を3秒間25%増加させる。
  • 爆発クナイ:リロード後、最初の3つのクナイが爆発し、範囲内に30ノックバックダメージを与える。
  • ニンブルストライク:クナイがクリティカルヒットした場合、アビリティのクールダウンが15%減少し、クナイが3つ回復する。

 味方を全力で支えたいサポートの鏡である人はフリーアサルトブースト、「俺がキルするんだ!」と血気盛んでアグレッシブな人は爆発クナイやニンブルストライク、敵を惑わしたいといういじわるな人にはクローン忍術。このようにプレイヤーのプレイスタイルにあわせて、パワーを選んでいくことになる。

 自分がそのヒーローの何を主軸として戦いたいのかを考えて、それにあったビルドを組んでいくのがとにかく楽しかった。モイラでライフスティールや体力に特化させて、右クリックでダメージを出しながら自身を回復させるガチの“バトルモイラ”を作り上げたりと、さまざまな可能性を見つけることができるだろう。

困ったらスタータービルドがおすすめ。ヒーローにあったビルドを組んでくれる

 どんなビルドを組めばいいのかわからない、考えるのがめんどくさいという人も安心してほしい。そんな人たちのために、アイテムからパワーまで組んでビルドを考えてくれるスタータービルドが存在する。

 最初のラウンドで、ふたつのスタータービルドが表示され、それに沿ってアイテムやパワーを獲得していくと、ひとつのコンセプトのビルドを作れる。そのため、慣れないうちはどちらかひとつのビルドを参照しながら購入していくのがいいだろう。もちろん、スタータービルドに縛られることもなく、自由に購入することも可能だ。

 たとえば、ゲンジだとメイン武器の手裏剣をとことん強化する“手裏剣術”、アビリティパワーと手裏剣をバランスよく強化して、敵を仕留める能力に特化させた“ストライク・スウィフティー”のふたつが用意。実際にスタータービルド通りに組んでプレイしてみたが、十分パワーを感じられた印象だ。迷ったらぜひ活用してほしい。
[IMAGE]

ヒーロー強化のために通貨を集めよう。活躍すればするほどお金持ちに

 アイテムを購入するには、通貨が必要になってくる。ラウンド1では全プレイヤーに3000が付与、その後はラウンドごとに3000が追加される。試合中にも以下の活躍によって通貨を獲得できる。

  • キル
  • アシスト
  • 与えたダメージ/回復:与えたダメージまたが回復の45%を通貨として獲得。

 活躍すればするほど、通貨を獲得できる。そのため、ほかプレイヤーよりも早くヒーローを強化して、優位に立てるわけだ。ただ、つぎに紹介する要素のターゲットになる可能性もあるため、注意も必要。
[IMAGE]

活躍している敵を狙え! 逆転要素となるバウンティシステム

 危険なプレイヤー、すなわち活躍しているプレイヤーをキルすることで、追加報酬をもらえるバウンティシステムを搭載。危険プレイヤーの活躍度に応じて、懸賞金が増えていき、倒すとそれに応じた通貨を獲得できるといったものだ。いわゆる逆転要素と思ってもらっていい。仕様は以下の通り。

  • すべてのプレイヤーの賞金額は500から開始
  • キルするごとに賞金が100増加
  • 倒された場合、500にリセット
  • 懸賞金の上限は1500

 倒されることなく、キルを大量に取っていると、倒されたときに相手にかなりの通貨が入ってしまう。味方に懸賞金が高いプレイヤーがいる場合はチーム全体で守ったり、敵にいる場合は優先して狙う必要がある。

 また、懸賞金が高いプレイヤーは、ネームプレートが強調表示されて目立ちやすくなるため、かなり慎重な立ち回りが求められる。

画面UIで逐一味方と相手のビルドをチェック!

 “スタジアム”では、スコアのほかに味方と敵のビルド情報を確認できる。方法はTABキーでスコアボードを開き、左と右クリックでそれぞれのビルドを確認できる。

 地味にこの情報は重要で、チームメイトのビルドを確認してシナジーを探したり、敵のビルドをチェックして対策を練るのに大いに使える。ただ、先述したようにアイテムは買い換えが可能なので、なるべくこまめにチェックしよう。
[IMAGE]

スタジアムはランクモードのみの実装。各ロールにランクが設定

 スタジアムはランクモードのみでの実装となる。ライバルプレイと同様に、試合に勝つことで対戦ポイントを獲得し、ランクを上げていく。

 なお、ランクはロールごとに分かれて進めていくようだ。

『オーバーウォッチ』が進化する。試合中にヒーローを成長させていくパークシステムが登場

 シーズン15より、『オーバーウォッチ2』にパークシステムが追加される。これは試合中にレベルを上げていき、レベルに応じて、ヒーローを強化するパークを獲得できるもの。

 レベルは3段階で構成されており、試合開始時はレベル1、レベル2でマイナーパーク、レベル3でメジャーパークを獲得できる。マイナーパークは試合序盤に登場し、アビリティの能力を向上させるが、アビリティの挙動は基本的には変わらない。そして肝となるメジャーパークは大きくヒーローの性能を変化させるほか、ヒーローによっては新しいアビリティを追加することもある。
[IMAGE]
 レベルはダメージや回復量に応じて経験値を獲得していき、HPバーの下にある経験値ゲージを最大まで貯めると上昇する。Altキーを押すとレベルに応じたパークを、ふたつの中からひとつ獲得できる。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE]
 能力をまったく違うものに変えるわけではなく、あくまで各ヒーローの世界観やコンセプトは尊重されているので、直感的に順応できた印象だった。

 気になる点としては、レベルアップ時が気付きにくいこと。目立つ位置に配置されているわけではないので、最初にプレイした際はレベルアップしたことに気付かず、ゲーム中盤まで進んでしまった。HPを確認したときに「あっ」と気付き、慌ててパークを選択していた。今後、UIが見やすくなることに期待したい。

 ここでは例として、3人のヒーローのマイナーパークとメジャーパークを紹介しよう。

オリーサ

マイナーパーク
  • HEAT DISSIPATER:メイン武器でクリティカルヒットをすると、熱を放出してオーバーヒートをしづらくする。
  • FLEETING BULWARK:フォーティファイ発動時、追加で100%のオーバーヘルスを短時間付与する。

メジャーパーク
  • PROTECTIVE BANNER:ジャベリン・スピンがバリアに変更される。
  • CHARGED JAVELIN:エナジージャベリンはチャージすることで、弾速とノックバックが増加する。フルパワーになると敵を貫通するようになる。
[IMAGE]

トールビョーン

マイナーパーク
  • CRAFTSMAN:サブ武器で味方のアーマー・ヘルスを回復できる。タレットリペアの回復量が25%増加する。
  • FULLLY LOADED:オーバー・ロードを発動するとメイン武器の弾薬がフルで補充される。

メジャーパーク
  • ANCHOR BOLTS:タレットの投擲範囲が50%増加し、壁や天井に取り付けられるようになる。
  • LEVEL 3 TARRET:オーバーロードで5秒間タレットをレベル3にする。
[IMAGE]

アナ

マイナーパーク
  • GROGGY:スリープダーツから目覚めた敵は2秒間スロー状態になる。
  • BIOTIC BOUNCE:バイオティックグレネードは爆発後に、バウンドして再度爆発し、50ダメージと回復を与える。

メジャーパーク
  • HEADHUNTER:バイオティックライフルが敵にクリティカルダメージを与えるようになる。
  • SHRIKE:ナノ・ブーストを使うとアナにも発動。
[IMAGE]

新ヒーロー“フレイヤ”は機動力のあるクロスボウ使い。もうひとりの新ヒーローはビジュアルのみ明らかに

 シーズン15では、ダメージ(DPS)ロールの新ヒーロー“フレイヤ”が実装される。彼女は元OWメンバーで、賞金稼ぎをしていたデンマーク出身のヒーローだ。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE]
 オートマチックのクロスボウを駆使し、腰撃ち状態では連射ができ、エイムをすることで高速で発射される爆発ボルトを使用する。中距離から遠距離が得意な印象だった。
[IMAGE]
腰撃ち状態。
[IMAGE]
エイム状態。
 アビリティはかなりシンプルなふたつ。ひとつは進行方向に突進し、エイム時に使用する弾が補充されるクイックダッシュ。ハンゾーの体術に近い能力だ。
[IMAGE]
 もうひとつはアップドラフトで、一陣の風を巻き起こして上空に飛びあがることができる。このふたつのアビリティで、縦軸から横軸まで俊敏に動ける機動力を持ち合わせている。
[IMAGE]
高さはこれくらい。
 アルティメットはボラショット。爆発するボラを発射して、敵に当てると巻き込み、近くの敵を引き寄せる範囲攻撃のスキル。そこまで大きなダメージはないものの、後述パッシブで試合中に多く発動できる。
[IMAGE]
 このヒーローの大きな特徴が、パッシブの賞金稼ぎ。通常の時間経過によるアルティメットのチャージとは別に、敵を5人キルするたびにアルティメットを約30%ほどチャージすることができる。これによりアルティメットの回転率がかなり高く、ヒットスキャンのヒーローが得意なプレイヤーが使うと、アルティメットをかなりの頻度で使用でき、かなりのポテンシャルが発揮されそうだ。
[IMAGE][IMAGE]
 さらにつぎに登場予定の新ヒーローのビジュアルも解禁。こちらはビジュアルのみで名前やロールなどは不明だ。
[IMAGE]

新たなスキンは魔法少女!? 実装予定の一部スキンが解禁

 今後実装予定のスキンのコンセプトアートが公開された。テーマが魔法少女のジュノやキリコのスキンや、D.Vaのミシックスキンが明らかになった。

 また、韓国のガールズグループであるLE SSERAFIMとのコラボレーション第2弾も開催決定。詳細は不明なので、続報を待とう。

ジュノ

[IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE]

キリコ

[IMAGE]

マーシー(武器)

[IMAGE][IMAGE]

D.Va(ミシックスキン)

[IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE]
      この記事を共有

      本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

      集計期間: 2025年03月24日09時〜2025年03月24日10時